エギングにもショックリーダーは必要?その理由と選び方について解説!

作成:2022.05.02更新:2022.10.03

ダイワエメラルダスのリーダー

エギングだけでなく、ルアー釣りの多くで使用されるショックリーダー。結ぶのに手間がかかりますし、「エギングにショックリーダーって本当に必要なの?」と思われる方も多いと思います。そこで今回は、エギングでショックリーダーが必要な理由と、その選び方について解説していきます。

ショックリーダーは正直面倒?エギングに必要な理由とは

ショックリーダーは釣り初心者の方の多くが躓くステップと言えるでしょう。もちろんエギングも例外ではありません。慣れていない方にとって、糸同士を結ぶのは非常に難しい作業です。「締め込むとスポッと抜ける。」「コブのようになってガイドに引っ掛かる。」など、ショックリーダーを結ぶのは正直面倒ですよね。

しかしなぜ、エギングではショックリーダーが必要なのか。その理由は使用されるラインにあります。

エギングはPEラインが主流

現在のエギングでは、メインラインはPEラインが主流です。伸びが少ないため、ロッドの動きをダイレクトに伝えることができ、エギをキビキビ操作することができます。加えてPEラインは引っ張り強度が高く、他の素材に比べて細い号数が使用できるのも特徴です。ラインが細いと飛距離が出しやすく、潮や風の影響を受けづらくなります。

エギング黎明期では、長いシーバスロッドにナイロンラインをセットしたタックルが使用されていました。当時のエギは「シャクる」というよりも「上げて落とす・巻いてくる」釣りで、エギを機敏に動かすという発想はありませんでした。しかしPEラインが世に出回り、アクションの付けやすさに注目が集まって、エギングの主流となったわけです。

しかしPEラインは耐摩耗性が低く、岩などの障害物に擦れると簡単に切れてしまうデメリットがあります。これを防ぐために必要なのが、ショックリーダーです。

PEラインのショックリーダーには、ナイロンやフロロカーボンなどの素材が使用されます。これらはPEラインに比べて耐摩耗性が高いのが特徴です。

エギング用ショックリーダーの選び方

ここまで、エギングでショックリーダーが必要な理由や、その経緯について解説してきました。ショックリーダーにはナイロンやフロロカーボンが使用されますが、エギングに適したショックリーダーはどんな素材なのでしょうか。ここではエギング用ショックリーダーの選び方について解説していきます。

素材は基本的にフロロカーボンでOK

エギング用のショックリーダーは、基本的にフロロカーボンでOKです。フロロカーボンは、PEやナイロンに比べて耐摩耗性が高く、根ズレの防止に最適な素材となっています。加えて伸びが少ないため、シャクリの力を殺さずエギに伝えることができます。

また、フロロカーボンは浮力が低くしっかり沈んでくれるので、PEラインの浮力の高さを補ってくれます。ラインに浮力があるとエギの沈みを妨げてしまい、潮や風の影響を回避することができません。ナイロンも多少浮力があるため、エギングではフロロカーボンが基本となります。

太さは地形やシーズンに応じて

次は太さです。エギングのショックリーダーには主に1.75号から3号までの太さを使用します。基準となるのは2号~2.5号で、最もバランスの取れた号数です。その他は地形やシーズンに応じて調整していきます。

1.75号から2号までは、根掛かりのリスクが少ない地形、秋イカシーズンに使用します。ショックリーダーを細くすると感度や操作性を上げることができ、より繊細な釣りが可能になります。しかし当然、エギをロストする可能性は高くなるので注意が必要です。

2.5号以上は、根が多く攻めづらい場所や、大型狙いの春イカシーズンにオススメです。根が多い場所ではシャクった瞬間に根ズレを起こしてラインブレイクすることもありますし、エギのロストは環境にも悪影響を与えます。無理に細いショックリーダーを使用する必要はありません。初めての場所で、地形が把握できていない状況にも、太いショックリーダーは役に立ちます。

長さは釣り場の状況を見極めて決めよう

エギングのショックリーダーの長さは、太さ同様釣り場の状況に合わせて変えていきます。基本は1ヒロと言われていますが、最近では釣り場の状況次第で短めに設定することもあります。

短くするメリットとしては、ショックリーダーとPEラインの結び目がガイドより外に出て、キャスト時の竿抜けが向上する点です。もちろん大きな沈み根があるポイントでは、PEラインが直接擦れる可能性があるので注意しましょう。

ショックリーダーの結び方は動画で覚える

エギング初心者の中には、ショックリーダーの結び方が中々覚えられない方も多いと思います。「釣行前に時間をかけて結んだのに、釣り場に来てすぐにラインブレイクしてしまった。」こんな事が起きてはエギングどころではなくなります。

慣れてくると釣り場でもすぐに結べるようになりますが、まずはYoutubeなどで結び方を見ながらやってみましょう。Youtubeが一般的になる以前は、図で説明されたものが主流だったため、糸を通す場所が分からないことも少なくありませんでした。今は映像で確認できるので安心です。

エギングだけでなく多くの釣りで使用される、FGノットという結び方があります。非常に強力なノットですが、結ぶのに時間がかかりますし、方法も少し複雑です。可能であれば、短時間で結べるノットもいくつか覚えておくと良いでしょう。「釣行前にはFGノット、釣り場で切れたら時短ノット。」というような使い分けができます。

快適なエギングのために、ショックリーダーは必須

今回はエギングのショックリーダーについて、必要性や選び方について解説してきました。結ぶのが面倒なショックリーダーですが、不要なラインブレイクを防ぎ、快適にエギングを楽しむためには、やはり必須といえます。エギングでは2号から2.5号のフロロカーボンをメインに、釣り場の状況やシーズンに合わせて調整していきましょう。

ショックリーダーの結び方は1度覚えると他の釣りにも活用することができます。何度も練習していつでも結べるようにしてください。

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 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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