【エギング】朝マズメのカラーはこれだ!選び方やイカの生態から解説

作成:2022.05.02更新:2022.10.03

ヤマシタのエギを机の上に並べている

エギングの楽しみの1つといえば、様々なカラーがあるエギ選び。釣具店のエギコーナーを見るだけで、ワクワクしてきますよね。エギの色は下地と背中の2色で構成されており、無限の組み合わせがあります。しかしカラーが豊富ということは、それだけ選び方も難しくなるということ。そこで今回はエギングでの色の選び方や、朝マズメにオススメのカラーについて解説します。

イカは色がわからないって本当?

色を考える前に、まずはエギがイカからどのように見えているかについて知っておきましょう。イカの生態を理解すれば、状況に合わせたカラー選びができます。

エギングのメインターゲットとなるアオリイカは、他のイカよりも目が良く0.6程度の視力があるといわれています。エギを回収したときに、かなり遠くからイカが追尾してきたことはありませんか?視力が0.6があるのも頷けます。

しかし近年の研究では、アオリイカは色覚が弱いことも判明しています。アオリイカは波長450nm~500nmまで、つまり青から青緑までしか認識できません。蛍光カラーを採用したエギの中には、この数値に近い波長の光を発するよう設計されたものもあります。

エギには赤やオレンジ、ゴールドといった色が存在しますが、「イカに見えないなら意味がないのでは?」と疑問に思いますよね。確かに説明した通り、アオリイカは青から青緑までしか色覚がありません。しかしアオリイカは色覚が弱い代わりにコントラストを認識する力が発達しているため、この能力を使ってエサを認識しています。エギはこの能力を考慮して、下地と背中の2色間でコントラストが生まれるように作られているのです。

そして海の中では色が吸収されるため、私達が見ているエギの色と同じではありません。特に赤色は最も吸収されやすく、水中では黒っぽく見えています。赤色そのものをイカが認識できなくても、コントラストでどう見えるのかが重要です。

こうしたイカの生態や水中での色の変化を知っておくと、エギのカラーを決めるヒントになります。

エギの色はまず下地から!光量変化を見極めよう

エギ

エギのカラーを選ぶときは、まず下地の色から決めていきましょう。下地には金や赤、ピンク、オレンジなどがあります。ここで重要になるのは、光量変化です。先程解説したように海の中では色が吸収されていきます。太陽の位置が変わると光量も変化するため、その時の光をしっかりと反射してくれる下地のエギを選ぶ必要があります。

光量の少ない夜や朝マズメ・夕マズメには赤やピンク、日中にはオレンジや金を選びましょう。太陽が真上に来て最も光量が多くなれば、シルバーなどしっかり反射してくれる下地がオススメです。

ただし時間帯にこだわらず、「まだ夕マズメ前だけど、曇りで暗いからピンクにしよう。」というように、あくまで光量変化を見極めることが重要です。

背中の色は潮の状況とエギの視認性を考える

下地の色が決まったら、背中の色を決めていきましょう。今度は光量変化ではなく、潮の状況やエギの視認性について考えます。潮が澄んでいるようなら、ブルーやグリーン、ブラウンといったナチュラル系がオススメです。

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逆に潮が濁っているようなら、ピンクやオレンジといった目立つ色を使います。目立つ色なら視認性も良いですし、イカの追尾も確認しやすくなります。サイトでの釣りがメインになるような場合は、潮が澄んでいても目立つカラーを使ってみても良いでしょう。

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朝マズメにオススメのエギカラー

ここまで読んだ方には、朝マズメにオススメのエギも分かるかと思いますが、光量の比較的少ない朝マズメにはピンクや赤の下地のエギがオススメです。あとは状況に合わせて、細かく調整していきましょう。

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夜光でアピール力アップ

まずオススメなのは夜光タイプのエギです。まだ日が出たばかりの時間帯では、もう少しアピール力が欲しいと感じることがあります。そこでエギの下地はそのまま、夜光の要素を加えます。夜光のエギを持っていない場合は、蓄光塗料をエギに塗ることで簡単に夜光エギにすることが可能です。

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濁りがあるなら背中をオレンジに

あまり種類は多くはありませんが、赤テープに背中がオレンジのエギも販売されています。朝マズメのタイミングだけど潮の濁りが気になるという場合にオススメです。赤とオレンジの良さを両方活用できるので、朝マズメ以外でも重宝します。

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釣れるエギの色は地域によって違う?

ここまでエギカラーの選び方や朝マズメにオススメのエギカラーについて解説してきました。基本的には上記の内容を基準にして、状況ごとに選んでいきます。しかし地域によっては、釣果が出やすいエギとそうでないエギがあります。基本の選び方を守っても釣果が出ない場合や、周りばかりが釣れているような状況では少し違った選び方が必要です。

地元のエギンガーから情報を集める

一番近道なのは、地元のエギンガーから情報を集めることです。やはり同じ地域で長く釣りをしていると、ポイントやそこで釣れるイカの特徴などが分かってきます。自分自身が通い続けることはもちろんですが、釣り場に居る他の方と適度にコミュニケーションを取ることも、釣果を出すためには重要です。

ただし、あまり情報を教えたくないという方もいらっしゃいます。無理に聞くようなことは決してしないでください。あくまで釣り人のマナーとしてのコミュニケーションで、情報が知れたらラッキーくらいに考えましょう。

釣れたイカはエギの色や時間帯をメモ

イカが釣れたときは、必ずエギの色や時間帯、潮の状況などをメモに残しておきましょう。データが集まってくれば、天候や潮の状況から最適なエギが選択できるようになります。人それぞれイカの狙い方も違いますし、自分が釣果を出せるエギが他の人と同じとは限りません。自分だけの王道カラーを見つけましょう。

最近では撮影した写真の日時から、自動で潮や天候のデータを記録してくれるサービスもあります。スマホさえあれば利用できるので、是非活用してください。

エギのカラー選びには基準がある!朝マズメには赤テープとピンクが基本

今回は朝マズメにオススメのエギカラーや選び方について、イカの生態から詳しく解説しました。朝マズメには赤テープやピンクのエギがオススメで、状況に応じて夜光カラーや背中がオレンジのエギを選択します。

エギには多種多様な色がラインナップされており、一見すると選び方が難しく感じてしまいます。しかし1つカラー選びの基準を持つことで、どんな状況でも迷わずエギを選ぶことが可能です。

今までエギカラーの選び方に迷っていた方は、この記事を参考にエギングの釣果アップを目指しましょう。

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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