エリアトラウト向けスピニングリールの条件とは?ルアーや状況ごとのおすすめのスペックを紹介!

作成:2021.12.17更新:2021.12.17

戦略的に細分化されたエリアトラウトのタックル

現在のエリアトラウトシーンはルアーの細分化が進んでおり、それぞれのルアーに適したタックルを使用することで、より戦略的にエリアフィッシングを楽しむことができるようになりました。トータルのタックルセッティングはロッド、リール、ライン、ルアーとそのアクションに至るまで、シチュエーションによってそれぞれもっともアタリを取りやすくキャッチ率を上げる為に詰めていきます。

基準はラインの伸縮率に合わせたロッドのアクションとパワー、ルアーを操作しやすい巻き取り長などで決めることが多いです。それではそれぞれのルアー別のタックルセッティング例をご紹介したいと思います。

スプーン用タックルセッティング例

一口にスプーン用と言っても、使用するラインの種類やスプーンの重さ、アタリの出方などのシチュエーションの違いでセッティングは変わってきます。特にロッドとラインとの相性が非常に重要で、ラインの伸縮度によって上手くバランスを取ることがコツとなります。これらを状況に応じて上手く使い分けて、更なる釣果アップを目指しましょう!

サーチ用エステルタックル

まず釣り場について最初に使うのは、エステルライン用のタックルがおすすめです。エステルラインは伸びが少ないラインであり、尚且つ他のラインよりも細く伝達率が良いのでとても感度が良いです。その為どのレンジでアタリが出るのか、どんなカラーに反応があるのかの判断をつけやすいのです。非常に感度が良く比重も1.0に近いものが多いので、ナイロンライン並みに扱いやすくこのタックルをメインにしている人は多いと思います。タックルのスペックは

  • ロッドはUL~Lクラスのファーストテーパーのもの、ソリッドティップもおすすめです。
  • ナイロンラインよりもスプールに馴染みが良くないので0.3号は1000番、0.4号は2000番クラスのリールが向いています。
  • ラインは0.3~0.4号、劣化が早いラインなので、こまめにチェックしましょう。リーダーは必須です。

ナイロン用タックル

エステルラインでショートバイトが多かったり、アタリが強いけど掛からないといった状況ではナイロンラインのタックルがおすすめです。ラインが伸びるので感度は落ちますが、低伸縮ラインでアタリを弾いてしまう時には、ナイロンラインの伸びがうまくショックを吸収して針掛かりしてくれます。またナイロンラインは水面に浮く為、スプーンの泳ぐ角度が変わりよりゆっくりとスプーンを引くことができます。ナイロン用タックルのスペックは

  • ロッドはL~MLクラスの張りのあるものがおすすめです。
  • シビアな状況でも対応できる1000番クラスのリールが良いです。
  • ラインの太さは釣り場によって変わってきますが、2~3lbが一般的に使われることが多いです。

放流、遠投用PEタックル

放流魚を狙う場合には、伸びないラインでオートで掛けていく方が効率が良いです。そうなると強度的にも問題なく劣化も少ないPEラインがおすすめです。またPEラインはエリアトラウトで使うラインの中では1番伸びないラインなので、遠投して沖の魚を掛けていくのにも向いています。そんなPEライン用のタックルのスペックは

  • L~Mクラスのレギュラーテーパーのロッド、多少の張りはありつつも全体的に曲がるものが良いです。
  • 他のタックルよりも重めのスプーンを使うので、巻取り量の多い2000~2500番クラスのリールがおすすめです。
  • PEラインは細すぎると下のラインに食い込みやすくなるので0.3~0.4号くらいが良いと思います。リーダーは必須です。

フロロタックル

フロロカーボンはラインの比重が高いので、ボトム近辺など一定の層をしっかりとトレースするのに向いています。特に渋い状況の中で1匹を絞り出すような時にはフロロ用タックルの出番でしょう。ボトム用スプーンのズル引きやシェイクなどにも向いています

  • UL~Lクラスのロッド、アクションはファースト寄りのレギュラーテーパーのものが良いです。
  • リールは1~1.5lbの細いラインを使う場合は1000番、2lb以上の場合は2000番クラスがおすすめです。
  • 状況によっては1lbという超極細ラインも使用しますが、一般的には2lb辺りが良く使われます。

プラグ用タックルセッティング例

近年のエリアトラウトシーンではプラグの進化が目覚ましく、強波動タダ巻き系ミノーや、多彩なボトム系ルアーなど新たなアプローチで攻略することが可能となりました。昔ながらの定番であるクランクベイトやミノー用タックルだけでなく、ボトム系ルアーなどはアクションの違いでラインを変えるなどの戦略が必要不可欠です。ルアーの種類だけではなく、アクションなどのトータル的なバランスを考えてセッティングを出しましょう。

クランクベイト用タックル

クランクベイト用のタックルは使用するラインによってセッティングが大きく変わります。ラインの種類はナイロン、フロロ、PEなど人それぞれ違います。ゆっくりと表層~中層をメインに使うことが多くアタリも強く出るので、個人的にはPEラインがおすすめです。強波動系タダ巻きミノーもこのタックルで良いと思います。

  • Lクラスの柔らかめのパラボリックに曲がるレギュラーテーパーのロッドだとバラシが少ないでしょう。
  • リールは使用するラインによって変わってきます。
  • ラインは好みによって分かれます。いろいろと使って試してみましょう。

ボトム用PEタックル

ボトム用ルアーの中でも、縦にアクションさせたい場合にはPEラインを使用したボトム用タックルが良いです。PEラインは浮くので、ルアーをあまり大きく移動させずにネチネチとボトムバンプなどで狙いたい時にはこちらのタックルがおすすめです

  • ロッドはML~Mクラスの張りのあるファーストテーパーがおすすめです。
  • リールは2000~2500番
  • PEラインは0.2~0.3号が良いです。ドラグ設定をしっかりしないとラインが食い込んでしまうので注意です。

ボトム用エステルタックル

ボトム用ルアーをタダ巻きやシェイクなどで使う場合には、PEラインよりも高比重なエステルラインが良いでしょう。ルアーの移動距離を抑えつつしっかりとルアーをシェイクなどで動かす為には、低伸縮かつ高比重なエステルラインの0.4号辺りがおすすめです。

  • ロッドはL~MLクラスのファーストテーパー、ソリッドティップもおすすめです。
  • リールは2000番クラスにしてライントラブルを回避しましょう。
  • ラインはエステル0.35~0.4号がおすすめです。

ミノー用タックル

タダ巻きよりもトゥイッチやハイフロート釣法で使うことが多いミノー用のタックルは、ミノーをキビキビと動かせるPEラインがおすすめです。ただしPEラインの水切り音を魚が嫌う場合がありますので、その時はエステルラインやフロロカーボンラインを使うと良いでしょう。

  • ロッドはML~Mクラスの張りのあるものが良いです。
  • ミノーをキビキビと動かす為には巻き取り長の多いリールがおすすめです。
  • PEラインであれば0.2~0.3号、エステルラインであれば0.4号辺りが良いでしょう。

タックル、シチュエーション別おすすめのリールのスペック詳細

前項では全体的なタックルのバランスを見ていただきましたので、ここではリールの詳細なスペックに焦点を当てたいと思います。リールのサイズや巻き取り長、ハンドル長、ギア比を具体的に上げ、おすすめのリールも紹介します。サイズやハンドル長は個人的な好みが別れやすい項目ですので、あくまでも参考程度にご覧ください。

スプーン向けリール

メインタックル用リール

  • 巻き取り長60㎝前半くらい
  • サイズは1000~2000番
  • ハンドル長は35~40㎜
  • ノーマルギア or ローギア

スプーン用のメインタックルはエステルかナイロンラインが良いです。エステルラインの場合はナイロンよりもライン自体に張りがある為、サイズは2000番の方がライントラブルが少なくて快適に釣りができると思いますナイロンラインを使用するのであれば、巻き取り長が少なくなる1000番のローギアモデルがよりシビアな状況にも対応できるのでおすすめです。おすすめはダイワ 21プレッソLT1000S-Pです。

放流、遠投用リール

  • 巻取り長60㎝後半~70㎝前半
  • サイズは2000~2500番
  • ハンドル長は40~45㎜
  • 2000番はハイギア、2500番であればノーマルギア

放流用タックルは重めのスプーンを速く巻く展開なので、巻き取り長が多めのリールがおすすめです。2000番クラスであればハイギアも選択肢に入ってくると思います。放流魚はアタリが強く出やすいので、ハンドル長は少し長めの方が手が弾かれることもなく良いと思います。放流や遠投する場合には手返しの良さも重視すると良いでしょう。おすすめはシマノ 20ヴァンフォード C2000Sです。

プラグ向けリール

クランクベイト用リール

  • 巻き取り長60㎝前後
  • サイズはナイロンラインなら1000番、フロロやPEなら2000番
  • ハンドル長は40~45㎜
  • ノーマルギア or ローギア

クランクベイトはデッドスローリトリーブで巻くのが基本的な使い方なので、巻き取り長が少なめのリールで、ノーマルギアかローギアのものが良いです。リールのサイズはラインの種類で使い分けると良いと思います。ハンドル長は長い方がゆっくりと巻く動作はしやすいですが、短い方が感度は上がるのでその辺りのバランスを考慮して選びましょう。おすすめはダイワ 19バリスティックLT2000SS-Pです。

ボトム用リール

  • 巻き取り長は60㎝前半~中盤
  • サイズは2000~2500番クラス
  • ハンドル長は45㎜前後
  • ギア比は好みで選びましょう

ボトム用タックルのリールはセレクトが非常に難しいです。テンポの速いボトムバンプなどからデッドスローのズル引きまで、ルアーを動かす速さの幅が非常に広いルアーになります。巻き取り長は60㎝台であればある程度対応できるかとは思いますが、自分のよくするアクションを軸に選ぶと良いかもしれません。ハンドル長は45㎜と少し長めの方が良いかもしれません。おすすめはシマノ 18カーディフCI4+ 1000Sです。

ミノー用リール

  • 巻き取り長60㎝後半~70㎝くらいまで
  • サイズは2000~2500番
  • ハンドル長は45㎜前後
  • 2000番であればハイギア、2500番であればノーマルギア

ミノー用タックルのリールは巻き取り長多め、ハンドル長めが扱いやすくて良いと思います。メリハリをつけてルアーを動かすので、2500番クラスも視野に入ってくるでしょう。ラインも低伸縮ラインを使用すると思うので、スプール径が大きなリールだとライントラブルも少なく済みます。おすすめはダイワ 19バリスティックFW LT2500S-Cです。

リールは適材適所、上手く使い分けましょう

非常に多様化している現在のエリアトラウトシーンでは、ラインの伸度や比重によってロッドやリールを使い分けてそれぞれに特化したルアーをセレクトするようになりました。そこにルアーの特性やアクションに合ったリールを選び、ストレスなく快適に釣りができるようなセッティングを出すことでより戦略的に釣りを楽しみましょう。

今回ご紹介したタックル全てを揃えることは、金銭的にもそんなに簡単なことではないと思います。なので例えば放流スプーン用とクランクベイト用、ボトムルアー用とミノー用のようにセッティングの近いタックルは兼用するなどの工夫をすると良いでしょう。自分のスタイルに合わせてどれとどれを兼用できるかなどを考えて、トータル的なタックルセレクトをしましょう。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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