17 ツインパワー XD C3000XG

シマノ

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番手
3000
ギア比
6.4
ドラグ/耐力
9kg
自重
235g
B/R
9/1
糸巻量/回転
93cm
ハンドル長
55mm
ナイロン糸巻量
10-180 / 12-150 / 16-100
PE糸巻量
1-400 / 1.5-270 / 2-180
価格
¥ 39,562

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

ツインパワーXDは、その比類なき耐久性で、あらゆるパワーフィッシングに対応する究極のバーサタイルリールだ!

「Extreme Durability」・・・究極の耐久性。これまでの常識を覆す素材選定、パーツ加工、防水処理を施し、どんな状況でも、ワンサイズ上のスピニングリール同等以上のパフォーマンスを発揮するリールがツインパワーXDです。あらゆるタフなシーンで活躍するハイスペックリール、ツインパワーXDシリーズの中で、最も汎用的に使われている、ツインパワーXD C3000XGを紹介します。

シマノのスピニングリールの歴史の半分以上を担っているツインパワーシリーズ

シマノのハイクラススピニングリールであるツインパワーは、現在はツインパワーツインパワーXDツインパワーSWの3モデル展開をしていますが、ベースモデルのツインパワーは、デビューから30年が経過する、シマノのリールの歴史の中でも断トツの長寿モデルとなっています。そのモデルコンセプトは一貫して「さらに強く、さらになめらかに」。常に「質実剛健」を追求してきたモデルです。ちなみに、シマノが釣り業界に参入したのは1970年。2020年には50年の節目にあたります。シマノのフラッグシップ機である初代ステラが誕生したのが1992年ですから、ツインパワーはそれよりも長い歴史を持っている、まさにシマノのスピニングリールの歴史そのものと言っても過言ではない名機ということです。

ツインパワーXD C3000XGの基本スペック

ツインパワーXD C3000XGのスペックを見てみましょう。ギア比は6.4、ハンドル1回転あたりの最大巻き長さは93cmのエキストラハイギア仕様です。ドラグ釣力は実用釣力3.5kg、最大釣力9kgとなっています。2500番相当のコンパクトボディながら、ハイスピードリールで、かつ、ヴァンキッシュ同等のパワフルなドラグ機構がついているスパルタンなスペックとなっています。ラインキャパは、PE1号で400m、1.5号で270m、2号で180mです。ツインパワーXDで思い切りパワーゲームするなら、PE2号を巻いて、負荷の高い大物狙いをしたいですね。

比類ない耐久性を獲得するために

ツインパワーXD C3000XGがXDたる理由は、第一には素材の選定にあります。ボディコアはアルミ合金製ワンピースボディの「HAGANEボディ」が使われています。ボディコアは、スピニングリールのいわゆる「体幹」であり、この体幹が、ボディカバーやギアユニットなど、あらゆるパーツ群を支えています。その体幹が外力で撓んだりしてしまうとリールとしての機能を果たすことができません。どの方向から力が加わっても決して歪まない理想のボディコアを実現するのが「HAGANEボディ」です。そして、そのボディコアの剛性に相応しい、剛性の高いギアが装着されています。「HAGANEギア」と呼ばれる、超々ジュラルミンを、冷間鍛造という、熱をかけずに高圧で一気にプレスしてギアを成形する製法で作られた、非常に硬く精度の高いギアが組み込まれています。ローターは、軽量で低慣性、応答性に優れた、CI4+(カーボン繊維強化樹脂)製の「マグナムライトローター」となっています。

クリティカルなリーリング性能のために

もちろん、パワーだけではありません。X-SHIP(eXtra-Smooth & High Power)は、ギアの大型化、ギア配置の最適化、ギア歯面接触の最適化などで、パワー伝達効率を限りなく高めたシステムにより、パワフルなだけでなく、なめらかな巻き心地も長期間維持します。さらに、C3000XGは、非接触式の高度な防水機構である「X-プロテクト」が採用されています。水が入って来る箇所の周辺部品に強力な撥水処理を施し、さらに、内部に浸入できないように、迷路のような内部構造で水の到達を防ぐラビリンス構造の二重の防水対策で強力に水からガードします。サーフでウェーディングしながらの釣りや、オフショアフィッシングも難なくこなします。

ツインパワーXD C3000XGが活躍するステージとは?

ツインパワーXDのコンセプトは、「これまで、ひとつ上のサイズが必要だった釣りをする」ことにあります。ツインパワーXD C3000XGは、2500番相当のコンパクトボディに3000番のスプールを搭載したものです。これは、ショアジギングなど、飛距離が必要な釣りで、かつ常にロッドを振り続けなければならないハードな釣りを少しでも楽に行えるように、軽量なリールが必要な時に使うものですが、ツインパワーXDの場合は、それに加え、ひとまわり大きな釣りをすることが可能です。すなわち、このツインパワーXD C3000XGでは、4000番相当の釣りが可能です。サーフからのフラットフィッシュ狙い、ショアジギングならイナダ狙いからワラサ狙いへ、シーバスならフッコ狙いからスズキ狙いへ、ロックフィッシュ狙いなら60cm級のハタ、アイナメなど、これまでの3000番クラスを超えるパワフルな釣りに挑戦できます。

17ツインパワーXDと20ツインパワーの違い

ツインパワーXDは実は2017年モデルです。そして、ツインパワーは2020年にモデルチェンジをしています。この2モデルには3年の開きがありますが、差はあるのでしょうか? 実は、20ツインパワーには、スムーズな巻き心地をさらにシルキーにする機構が追加されています。それは、「サイレントドライブ」と「マイクロモジュールギアⅡ」です。サイレントドライブは、巻心地の快適性に関わる機構で、駆動関連の各パーツのガタ、隙間、ゆらぎを徹的に排除し、音鳴りを限界まで低減した機構のことであり、マイクロモジュールギアⅡは、ギアの歯面の小型精密化により歯数を増やすことで、より負荷に対して強く、よりなめらかな回転フィールをもたらす機構です。どちらもハイエンドクラスのスピニングリールに採用されている機構です。ツインパワーXDにはこの2つの機構は採用されていません。

17ツインパワーXDか、20ツインパワーか?

17ツインパワーXDと20ツインパワーの一番の違いは、ローター材質です。17ツインパワーXDのローターはCI4+、20ツインパワーのローター材質はアルミ合金です。これが何を意味するかというと、リールを巻いたときの慣性力が違います。17ツインパワーXDのCI4+製ローターは、軽く、慣性モーメントをほとんど発生させない構造で、巻きはじめが軽く、ハンドルを止めればピタリとローターが止まります。ハンドルからのパワー入力に対する反応性が高くなっています。対して20ツインパワーのアルミローターは、ローター回転時の慣性力が、高速で巻けば巻くほど強く発生し、アングラーのパワー入力をアシストするようになっています。すなわち、ショアジギングなど、高速リトリーブの場面が多い用途はコアソリッドシリーズの20ツインパワーが、それ以外の釣りには、クイックレスポンスシリーズの17ツインパワーXDをおすすめします。

この記事を書いた人

初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)

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