18 ソアレ BB 500S

シマノ

18 ソアレ BB 500S
定価
¥ 16,800
 価格
¥ 12,500
番手
500
ギア比
5.6
ドラグ/耐力
3kg
自重
160g
B/R
4/1
巻上長/回転
69cm
ハンドル長
40mm
ナイロン糸巻量
8-115 / 10-100 / 12-70
PE糸巻量
0.3-140 / 0.4-100 / 0.6-80

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

ライトゲームを更にスリリングに!シマノ 18ソアレBB500S徹底インプレ

シマノのライトゲーム向けに販売されているエントリーモデル、18ソアレBB500Sについてインプレッションしていきます。ライトゲームを快適に楽しむためのこだわりが詰め込まれた18ソアレBBですが、500Sという非常に小さい番手の使い心地について気になっている方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、18ソアレBBの特徴はもちろんのこと、上位機種17ソアレCI4+やダイワの18月下美人MXとの違い、実際に使用して見えてきたこのリールの面白さについて解説していきます。

ソアレシリーズとは

ソアレシリーズは、シマノのライトゲームに特化したシリーズです。リールやロッドはもちろんのこと、ルアーやラインも販売されています。リールは現在「ソアレBB」と「ソアレCI4+」の2機種で展開され、初心者から上級者まで選びやすいシンプルなラインナップが特徴です。黒とオレンジをベースにしたカラーリングやスプールに施されたソアレ専用のブランキングが、エントリークラスである18ソアレBBでも非常に高級感を感じさせます。

18ソアレBBの特徴

2013年から5年振りにモデルチェンジが行われた18ソアレBBですが、その特性は前作と大きく異なります。この項目では、新たに追加された技術を踏まえながら18セフィアBBの特徴について解説してきます。

アジング専用ドラグ

18セフィアBBのドラグは、通常のものと比較して、より実用的な範囲内での細かな調整が可能になっています。ライトゲームの中でも細いラインを使用するアジングでは特に効果を発揮し、アワセ時の口切れやラインブレイクを防ぎます。

HAGANEギア

前作では非搭載だった「HAGANEギア」が、18ソアレBBでは新たに追加されました。このギアは精密冷間鍛造と呼ばれる独自の技術で製造されており、高い精度と耐久性を誇ります。これにより18ソアレBBはより滑らかな巻き心地を手に入れました。

マグナムライトローターは非搭載に

13ソアレBBに搭載されていた軽さと感度の高さが特徴の「マグナムライトローター」は、18ソアレBBでは非搭載となっています。感度を重視するライトゲームにおいて、マグナムライトローターの有無を気にされる方も多いのではないでしょうか?

17ソアレCI4+、18月下美人MXとの違い

ここまで18ソアレBBの特徴について解説してきましたが、同シリーズの上位機種である17ソアレCI4+や、価格帯や年式が近いダイワの18月下美人MXとの違いについても確認していきましょう。是非この項目に参考にして、どのリールが自分に合っているか検討してみてください。

17ソアレCI4+500Sとの違い

今回は500Sのみに絞って、17ソアレCI4+との違いを解説します。こちらは「マグナムライトローター」や「リジットサポートドラグ※」を搭載し、ボディやローター、ハンドルには軽量なカーボン素材「CI4+」が採用されています。重さは140gと非常に軽量で、18ソアレBBとの差は20gです。上位機種らしく18ソアレBBの性能をバランス良く向上させたような印象ですが、価格差は12,000円とかなり大きいため、初心者の方やコストを抑えたい方には選びづらいリールかもしれません。※メインシャフトとスプール内にベアリングを設けることで、スプールのふらつきを抑えてドラグの安定感を向上させる技術

18月下美人MXとの違い

18月下美人MXは15,000円前後で販売されているダイワのライトゲーム向けリールで、巻き感度を向上させる「エアローター」やラインへの負荷が少ないドラグ「ATD」が搭載されています。番手は1000番と2000番で展開され、重さは全て190gと18ソアレBBのC2000番より10g軽量です。3,000円ほど高価ではありますが、こちらも非常にデザインが良いため好みで選んでも良いと思います。

18ソアレBB500Sと他の番手との違い

18ソアレBBは500S以外にも、C2000SSHGC2000SSPGといった番手が用意されていますが、その違いは単にサイズだけではありません。C2000番の2つには、ギアの大型化や部品の配置を見直すことで巻き上げ力を向上させる「X-SHIP」、回転抵抗を増加させない防水技術「コアプロテクト」が搭載されています。

18ソアレBB500Sの良い点

ドラグ調整が楽

アジング専用ドラグは実際の使用感もかなり良く、ファイト中の細やかなドラグ調整も快適に行うことが可能です。ラインの放出が不安定になることもなく非常に滑らかで、細いラインでも安心して使っていけます。

小型の魚でもやり取りが楽しめる

豆アジ

ライトゲームにおいて、18ソアレBB500Sはとても面白いリールです。2000番クラスになると豆アジのような小さい魚は簡単に寄せられてしまいますが、500Sならスリリングなやり取りを楽しむことができます。魚種や大きさを意識せず、とにかく魚の引きを感じたいという時には最適ではないでしょうか?ロッドは柔らかいものか、ソリッドティップものを組み合わせることで、ライトゲームを最大限遊び尽くすことが可能です。

18ソアレBB500Sの悪い点

パワー不足を感じる場面も多い

小型の魚とスリリングなやり取りが楽しめる反面、パワー不足に感じる場面が多いことに注意が必要です。X-SHIPが搭載されていない影響もあるかと思いますが、重量のあるリグの使用や流れの速い場所での釣りは快適とは言えません。また、不意に大物がかかってしまった時にはかなりの苦戦を強いられます。

他の番手と価格が変わらない

18ソアレBB500Sは、他の番手と同じ値段で販売されています。12,000円前後という価格は、特に初心者の方には決して安い買い物では無いと思います。X-SHIPやコアプロテクト非搭載であるにも関わらず、同じ価格で購入するのは少し損しているような気がします。

18ソアレBB500Sが向いている人

18ソアレBB500Sはエントリークラスという位置づけではありますが、初心者の方よりも中・上級者の方におすすめできるリールです。性能自体は快適ですが、メインタックルとして使用するにはパワー不足で汎用性に欠けます。すでにタックルを持っている中・上級者の方が、気軽にライトゲームを楽しむための道具として最適ではないでしょうか?もちろん初心者の方が購入しても、釣り自体は十分に楽しむことができます。

18ソアレBB500Sが向いていない人

ライトゲーム用のタックルを初めて購入される方や、大物を意識した釣りで使用するリールを探している方にはおすすめできないリールです。同じ18ソアレBBでも、C2000番のものであればパワーと汎用性どちらも備えているため、予算を変えずに購入したい場合はこちらの番手を選ぶと良いでしょう。

小さい魚でもスリリングなやり取りを楽しめるが、メインタックルには向かない

今回はシマノのライトゲーム向けリール、18ソアレBB500Sについてインプレッションしました。500Sというマニアックなサイズは小さい魚でもスリリングなファイトが可能ですが、その分パワーや汎用性では他のモデルに劣るため、メインタックルとしての使用には適していません。すでにメインタックルを持っている方のサブ機としておすすめできるリールです。

この記事を書いた人

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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