17 プレッソ LTD 2025C

ダイワ

番手
2000
ギア比
4.8
ドラグ/耐力
2kg
自重
160g
B/R
12/1
糸巻量/回転
64cm
ハンドル長
35mm
価格
¥ 55,000

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

【インプレ】巻きの釣りスペシャルモデル、17プレッソLTD 2025Cは超高感度ライトゲーム専用機

先代14プレッソがさらに洗練され、ブラッシュアップされて生まれ変わった17プレッソLTDシリーズ

エリアトラウト専用機として2005年に登場した初代「シルバークリークプレッソ 2004」。当時としては画期的だったマシンカットショートハンドルにマットブラックのボディーは、TD系リールの集大成ともいえる1台でした。そして2代目はリアルフォーコンセプトにZAIONローター、ボディーで更なる軽量化と巻き心地を実現しました。3代目となる先代14プレッソではマグシールドを搭載して賛否がわかれた機種でしたが、17プレッソLTDシリーズではユーザーの要望に応えつつ、最先端の技術が搭載されました。そんな技術をいくつかご紹介しましょう。

オイルベアリング仕様になり至高の巻き心地に

先代14プレッソではマグシールドが搭載され、特にアジングなどのライトソルトルアーアングラーには嬉しい仕様でした。しかし一部のアングラーの中ではリールの回転の妨げになるとマグシールドには否定的な意見もありました。17プレッソLTDシリーズではそんな声に応えて、究極の巻き心地に拘りました。現在のMCタフデジギアよりも巻き感度に優れているデジギアⅡにオイルベアリングを使用することで、滑らかでシルキーな巻き心地を手に入れました。

ロングキャストABSにより飛距離アップ

LT機では標準装備となっているロングキャストABSですが、先だって装備されたのが同じ淡水専用機であるバスフィッシング用のスティーズシリーズとこのプレッソLTDシリーズでした。ロングキャストABSとは、従来のスプールのエッジ部分にチタンリングが施すことで、スプールから放出されるラインの角度が以前のものより緩やかになり抵抗が減少して飛距離が伸びるというものです。特にライトラインを使用する釣りでは飛距離の伸びが顕著にわかりやすくなっているので、プレッソLTDシリーズではその効果を実感しやすいと思います。

ベアリング数は18イグジストと同じ!

17プレッソLTDのベアリング数はなんとダイワ汎用スピニングリールのフラッグシップモデルである18イグジストと同じ12/1。このベアリング数は18イグジスト以外には同じく淡水専用モデルのスティーズ、2020年に発売された20ソルティガと、各専用機種のハイエンドモデルにしか搭載されていません。つまりライトゲーム専用機の最小番手としてはこの17プレッソLTDがハイエンドモデルと言えるでしょう。

こんな方には17プレッソLTD 2025Cを選んでほしい

17プレッソLTD 1025のスプール前端径は40㎜、2025Cは42㎜とわずか2㎜の違いしかありません。しかしノーマルギアである17プレッソLTDのギア比は4.8でハンドル1回転の巻き取り長は1025では60センチに対して2025Cでは64センチと4センチもの差になります。これはライトゲームではルアーの巻き感もかなり変わってきます。17プレッソLTDを購入する際に1025よりも2025Cを選ぶ基準となるのはこの巻き取り長以外にもありますので、そちらをいくつかピックアップしたいと思います。

PEラインやエステルラインのような巻き癖の付きやすいラインを使いたい

スプールの前端径の違いの1番効果的な様々ありますが、まずはスプールの糸巻部の径が大きく、コシのない極細PEラインや硬くクセのつきやすい0.35号以上のエステルラインなどが1000番クラスよりも馴染みやすいことが大きなメリットでしょう。ナイロンやフロロカーボンのようなモノフィラメントラインの場合にはある程度スプールに馴染みやすいので問題は起きませんが、新素材のラインは高感度故にライントラブルが起こりやすいというデメリットが付いて回ります。そのようなトラブルを少しでも減らしてストレスなく釣りができるのが、17プレッソLTD 2025Cを選ぶ最大のメリットではないでしょうか。

少しでも軽いルアーを遠くへ飛ばしたい

1000番クラスの17プレッソLTD 1025ではスプール径が小さい為、2000番クラスと比べてキャスト時のスプールからのラインの放出角度がきつくなってしまいます。つまりその分ライン放出時にスプールエッジに触れ、それが抵抗になってしまい2000番クラスと比べると若干ですが飛距離が落ちてしまいます(あくまで理論上の話です)。またスプール径が小さい方がラインが放出される時に遠心力が働きづらくなってしまい、飛距離が落ちやすいという説もあります。ロングキャストABSの搭載によって飛距離アップが実現していますが、それでも少しでも軽量ルアーを遠くへ飛ばしたいという方には17プレッソLTD 2025Cをおすすめしたいです。

自分でメンテナンスがしたい

マグシールドが搭載されてからのダイワスピニングリールは、ブラックボックス化されたと言われるほどにメーカーでのオーバーホールを推奨されています。一部の自己メンテ派にはマグシールドを自分で除去してしまう方もいたほどです。17プレッソLTDシリーズにはマグシールドが搭載されていないので、リールのメンテナンスは自分でやりたい!メーカー任せにしたくない!という方には是非おすすめしたいです。

17プレッソLTD 2025Cのデメリット

マグシールドが入っていない

マグシールドが搭載されていないことは、メリットでありデメリットであると言えます。定期的に自分でメンテナンスをする方には朗報ですが、メンテナンスなんてめんどくさい!という方にはデメリットと言えるでしょう。特にライトソルトウォーターで使用したいという方は、使用後に最低でも水洗いとドライブギアやピニオン部への注油はした方がよいです。

ラインキャパシティーが少ない

17プレッソLTD 2025Cはシャロースプールなので、ラインキャパシティーはナイロン2.5lb100m、フロロ3lb90mとかなり少ないです。ライトゲームで使用する分には十分な糸巻量ですが、もう少し太いラインを巻きたいという方には不向きかと思います。フロロ4~6lb程度を巻きたいのであれば、同じオイルベアリング仕様のSTEEZ TYPEⅡかLT機の20ルビアス FC LT2500Sなどがおすすめです。

ロングロッドとのバランスが取りづらい

17プレッソLTD 2025Cの自重は160gとかなり軽量な部類に入ります。リール重量が軽いことは時としてデメリットになることもあります。特にアジングやメバリングなどで7ft以上のレングスのロッドを使用するとなると、17プレッソLTD 2025Cだと軽すぎる為バランスをとるのが難しいかもしれません。ブランクの軽い中堅クラス以上のロッドであればまだなんとかなるかもしれませんが、やはり6ft台のロッドとの方が相性は良いでしょう。

17プレッソLTD 2025Cと他のモデルを比較するとどうなのか

18イグジスト FC LT2000S-P

ダイワ汎用スピニングリールのフラッグシップモデルである18イグジスト FC LT2000S-Pと比べるとどうでしょうか。18イグジスト FC LT2000S-Pがマグネシウム合金のモノコックボディーで自重が155g、17プレッソLTD 2025Cは非モノコックのZAIONボディーで自重160gと剛性、自重ともに18イグジスト FC LT2000S-Pに軍配が上がります。この辺りはさすがフラッグシップモデルといったところですが、では17プレッソLTD 2025Cが勝っている点はどこでしょうか?あえて言うならば巻き心地は良い勝負だと思います。ドライブギアが18イグジスト FC LT2000S-PはMCタフデジギア、17プレッソLTD 2025CはタフデジギアⅡですが、タフデジギアはギアの歯面が広い分デジギアⅡよりも感度が劣ると言われています。実際に比べると巻き心地にそこまでの差はないように思いますが、個人的には17プレッソLTD 2025Cの方が若干巻きは軽いと感じます

20ルビアス FC LT2000S

2020年に発売された20ルビアス FC LT2000S、ダイワ汎用スピニングリール史上最軽量という触れ込みの通り、自重はなんと150g。今までの2000番台のダイワ汎用スピニングリールでは1番軽いです。共にボディー素材はZAIONですが、20ルビアス FC LT2000Sはモノコックボディー、17プレッソLTD 2025Cは非モノコックなので剛性はわずかに20ルビアス FC LT2000Sの方が上回るかと思います。しかしベアリング数では20ルビアス FC LT2000Sは9/1に対して17プレッソLTD 2025Cは12/1と圧倒的に多くなっています。こちらも巻き心地は17プレッソLTD 2025Cの方が上かと思いますが、巻き上げトルクに関してはモノコックボディーにタフデジギアの20ルビアス FC LT2000Sの方が勝るでしょう。巻き感度よりも剛性、巻き上げトルクを重視される方には20ルビアス FC LT2000Sをおすすめします。

17プレッソLTD 2025Cに向いている釣り

エリアトラウト

プレッソはダイワのエリアトラウトブランドであり、当然17プレッソLTD 2025Cはエリアトラウトには間違いなくジャストフィットなモデルです。自重、巻き取り長、巻き感度などすべてのバランスをダイワエリアトラウトチームが全力で開発して発売されたモデルですから、当然エリアトラウトでは1番本領を発揮できるでしょう。同じ17プレッソLTDである1025と使い分ければ、よりエリアトラウトを楽しむことができるはずです。

アジング

マグシールドの搭載されていない17プレッソLTD 2025Cですが、巻き感度が釣果を左右するアジングでも大きな武器となります。潮の速さや流れの有無など、巻き感度が高ければアングラーが得られる情報は大幅に増え、それに比例して釣果もアップすること間違いなしです。ただし使用後の水洗いとドライブギア、ピニオンシャフト、ハンドルノブなどの海水に曝されやすい箇所のメンテナンスは忘れないようにしましょう。

17プレッソLTD 2025Cは繊細なライトゲームに特化したスペシャルモデル

今回は17プレッソLTD 2025Cについてインプレッションさせていただきました。ZAIONボディーにエアローター、ベアリング数や巻き感度などはハイエンドモデルに勝るとも劣らないスペックで、まさにライトゲームに特化したモデルと言えます。実売価格は4万円ちょっととハイエンドモデルよりお求めやすい価格となっています。価格的には21ルビアス エアリティー FC LT2000S-Pなどが対抗馬になるかと思いますが、巻き感度を取るか巻き上げトルクや剛性をとるか、実機を巻き比べてみてから選び自分のフィーリングに合う方を選んでいただければと思います。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)