プレッソは2008年にダイワのトラウト用リールとしてリリースされました(※SC(シルバークリーク)プレッソは2004年発売)。プレッソは上級者をターゲットとした価格帯のリールでしたが、誰でも手の届きやすいプレッソイプリミにも派生しました。プレッソイプリミは現在はプレッソブランドではなくなり、イプリミとして販売されています。そのため2020年現在、ダイワのトラウトブランドであるプレッソの名を冠したリールは、このプレッソLTDただ1つです。プレッソLTDは性能を尖らせるために、他の要素を排除したリールであり、ダイワを代表するテクノロジーの1つであるマグシールドが非搭載です。より軽い巻きを求め、軽量であるZAIONエアローターを搭載、マグシールドを抜き、主要部のベアリングはグリスインタイプではなくオイルインタイプ。耐久性を犠牲にしてでも、性能を追い求めたモデルです。そのためスピニングリールの知識が豊富で、自分でもきちんとメンテナンスができる上級者のみにおすすめできるリールです。
プレッソ LTDの
スペック
SPEC
プレッソ LTDのライバル
比較対象モデル
RIVAL
ヴァンキッシュ
クイックレスポンスシリーズの頂点に君臨するヴァンキッシュ。マグネシウムとCI4+のハイブリッドボディとマグナムライトローターによる自重の軽さ・レスポンスの良さが特徴です。自重の軽さ・巻きの軽さ・レスポンス・飛距離・感度どれをとっても超一級品。軽さ・レスポンスの良さで右に出るリールはありません。しかしラインローラーの動きが良くないので、トラブルレス性能はプレッソLTDの方が上かもしれません。
ヴァンキッシュ FW
プレッソLTDと同じく淡水での使用に重点を置いて、耐久性を犠牲にして性能を高めたモデルです。自重はプレッソLTDよりもわずかに重いですが、ボディがフルマグネシウムなので重くて当然でしょう。ハンドル長が長いので、巻きは非常に軽くなりますが、巻き感度が下がるという事は覚えておくべきでしょう。ハンドルは後から替えられるので、マグネシウムボディのカッチリとした質感を求める方はヴァンキッシュFWが良いでしょう。
イグジスト
ダイワのスピニングリールの最高峰に位置するリールです。マグネシウムボディにZAION製のエアローターが搭載された、レスポンスの良さを重視した仕上がりとなっています。フィネスカスタムモデルは、一部マグシールドを抜くなど、巻きの軽さにもこだわって設計されています。軽い巻きが実現されていますが、ギアが大きくなった分、巻き感度が下がっているという事は頭に入れておくべきでしょう。欠点もありますが、総合的に見るとプレッソLTDを上回る性能があるでしょう。
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