17 モアザン 3012H

ダイワ

番手
3000
ギア比
5.6
ドラグ/耐力
7kg
自重
285g
B/R
12/1
糸巻量/回転
95cm
ハンドル長
60mm
ナイロン糸巻量
12-150 / 16-100
PE糸巻量
1.5-200
価格
¥ 110,660

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

フラッグシップのシーバス専用リール「17モアザン 3012h」の使用インプレ

17モアザン 3012hの基本仕様は?

ダイワシーバス専門リールであるモアザンは、見た目、性能ともにフラッグシップの名に恥じない高性能なものに仕上がっています。「17モアザン  3012h」は、河川でのウェーディングから磯場でのヒラスズキまで狙えるオールラウンドな性能です。機能としてはマグシールドをはじめとしてダイワの先進技術が詰め込まれています。重量は285gと重たいですが、ベアリングはMAXの12個、ハンドル長さは60mmでトルクフルな巻き上げが可能になっています。

マグシールド

シーバスゲームでは、ウェーディング中の浸水の可能性や、ヒラスズキ狙いの磯場では波をかぶるシーンもあるでしょう。マグシールドによりタフな環境でも安心して釣りに集中することができます。

エアローター

ローターバランスが向上したことで従来機種よりも回転フィーリングが向上しています。「17モアザン 3012h」はその見た目や重量からは想像できないほど巻きが軽いリールです。デイゲームのはや巻きからナイトゲームのスローリトリーブまでを設定した構成になっています。

ATD

ATDは滑り出しがスムーズなためラインブレイクしにくく、魚に違和感を与えにくくなっています。ラインの滑り出しがスムーズで、魚の引くスピードに追従してブレーキがかかるため、ファイト中のドラグ操作はほぼ不要です。これにより、いつも使用しているラインよりもワンランク細いラインを使用できるため、結果的に飛距離アップにつながるというメリットもあります。

ZAIONローター

ボディ・ローターともに素材に使用されているZAIONは、軽さと剛性を両立してくれます。これにより285gとかなり重たいリールですが、重量に似合わない回転の軽快さがあります。剛性のみを求めるならば、ボディ・ローターともに金属であったほうが良いのでしょうが、シーバス専用リールということもあり、巻きの軽快さや操作性を高める意図が感じ取れます。ですが、さすがにブリなどが掛かる可能性があるジギングへの流用は難しいと思われます。

スーパーメタルボディ

剛性の高い特殊アルミニウム素材が使用されており、高負荷時の「ねじれ」や「ひずみ」を防いでくれます。リールの外側がしっかりしていることにより、外的要因が内部のギヤの噛み合わせに影響を与えることなく狂わずに、滑らかな回転と強力な巻上げ力を生み出しているのです。

ハイパーデジギア

ドライブギア素材にジュラルミンの1.6倍の強度を持つC6191(アルミニウム青銅)を採用し、さらにひとまわり大口径化したことで強度・耐久性が飛躍的に向上しています。大きいボディの見た目とは裏腹に巻き出しの軽さと軽快な巻き心地に驚かされます。C6191という材料は、耐摩耗性、耐食性に優れており、単純な引張り強さだけ見ればステンレス(SUS304)よりも上です。ただし、元となる材料の金額も高いため、部品単価でピニオン+ドライブギアのセットが1万2千円もします。オーバーホールの際は要注意ですね。

比較検討されるリールと比べると?

17エクスセンス

シーバス専用リールと言えば、ダイワが「モアザン」、シマノは「エクスセンス」です。根本的な違いはモアザンが耐久性に秀でているのに対し、エクスセンスはクイックレスポンスシリーズ、つまり巻きの軽さとシルキーさに秀でているということです。17エクスセンス16ヴァンキッシュの派生なので当然なのですが、2つの方向性の違いは知っておくべきでしょう。また、17エクスセンスにはラピッドファイアドラグが搭載されており、ドラグ設定を瞬時に切り替えることが可能です。リール重量も、最も重たい「4000MXG」でも245gと「17モアザン 3012h」よりも軽く、最大ドラグは11kgと十二分にあります。しかしデザインは黒一色なので高級感でいえばモアザンの方が上です。どちらを選ぶかは、自分のよく行くフィールド、そしてどちらの見た目が好みか?というところが大きな分かれ目になりそうです。

19セルテート

17モアザンは、もともと16セルテートの剛性をさらに強化したという位置づけであったと考えられますが、セルテート自体はLT化されたことにより大幅な進化を遂げました。何よりもモノコックボディとなったことでドライブギアの外径が大きくなり、小さい番手でも大きな力を生み出すことができます。「19セルテート LT 4000-CXH」であれば、リール重量は235g、最大ドラグ欲は10kgとモアザンと遜色ないスペックになります。ローギアタイプにすれば、ギア比が下がるのでさらにパワフルになるでしょう。しかし大きな違いはドライブギアの「材質」です。19セルテートが「MCタフデジギア」であるのに対し、17モアザンは、「ハイパーデジギア」。部品の金額差を見ても、モアザンに使用されている材質の方が上だと考えられます。使用環境や使い方によるためはっきりとしたことは言えませんが、物性をみると同じ釣りを続けた場合、17モアザンの方がギアの強度と耐久性は上だと考えられます。

なぜ私が17モアザン 3012hを選んだか?

ただロッドとあわせたかった

モアザンのロッドを使用している人はリールもモアザンで合わせたいと思うのではないでしょうか。特に「モアザンブランジーノAGS」は、黒と金のデザインが非常にかっこよく、ロッドとリールを合わせた際の統一感は格別です。また、重心の位置もジャストで設定されており、9.7ftとの組み合わせではリール重量を感じないほど手元に重心が来るように設計されています。タックルをモアザンで統一した際の満足感は格別なものになるでしょう。

逆に残念だと思うところは?

金額が高い

17モアザンの一番ネックになるポイントはその金額の高さです。実売で6万円を超える金額はステライグジスト並みの金額で早々手が出るものではありません。前述したロッドと合わせると合計10万円をゆうに超えるためなかなか揃えることは難しいですが、満足感は半端ないものになりますので、シーバスをとことん極めたいという方には狙っていく価値があるのではないでしょうか。

モアザンでないといけないとは思わない

正直な所、「17モアザン 3012h」のスペックはそこまで目を引かれるものではありません。現在であれば19セルテートの方が重量は軽く、最大ドラグ力は強くアップグレードされています。シマノのラピッドファイアドラグのように専用機種にのみ搭載されている機能があるわけではないので、大きな優位性はありません。ではモアザンの優位性は何か?見た目ももちろんですが、それは「タフさ」ではないでしょうか。前述したハイパーデジギア、メタルボディからなる剛性の高さと耐久性が他のリールにはない、シーバスに特化してランカーを狙うスタイルにはピッタリでしょう。

実際に使用したインプレッション

デイゲーム

大型河川での鉄板バイブのはや巻き、リフト&フォールに対応できるハイギアと剛性の高さが際立ちます。ギアの強さは顕著に感じることができ、重たいルアーを使用しても全くリールに不安を感じないため、ルアー操作が容易です。60mmのハンドルもトルクを伝えやすくなっていることの一助となるため、巻き上げのパワーは十分でしょう。魚を掛けてからもぐいぐいと寄せてくることができるパワーはロッドの助けもあると思いますが、リールの力強さも大きいところです。

ナイトゲーム

同じく河川明暗でのドリフトの釣りではスローリトリーブが基本ですが、「17モアザン3012h」は大きさのわりに巻きが軽いため、最初は少し戸惑いますが、慣れれば細かいハンドル操作でルアーの泳ぎを調整することが可能です。正直、ステラやイグジストのような滑らかな巻き心地ではなく、「ギアが噛みあっているな」という感覚を感じるレベルですが、ノイズとなって気になり釣りに集中できないという感じはありません。ミノー、シンキングペンシルともに全く違和感なく使用できるため、まさにオールラウンドなモデルだと言えます。

「17モアザン 3012h」は人は選ぶが間違いなく最高級のリール

「17モアザン 3012h」の購入を検討している方は9割方シーバスをメインにしているだと思います。フラッグシップ機同等の値段であるこのリールはタフさに重きを置き、高い剛性と耐久性が魅力です。実際のところ、セルテートでも十分だと思う箇所も何点かありますが、あとは自分がどのような釣りをするのか、そしてどれだけタックルのデザインを重要視しているかがカギになるでしょう。高性能なリールであることはもちろんですし、シーバスを本格的に極めていくきっかけになることも間違いありません。

この記事を書いた人

リール大好き人間
ぶらっくまんば

 シーバス、マダイ、タチウオ、青物、メバル、アオリイカ、シーバス、タイラバ、ライトショアジギング、メバリング、タチウオジギング、岡山県、兵庫県、瀬戸内海

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