それでは、ルビアス FC LT2500S-XHの基本スペックを見て行きましょう。ギア比は、6.2:1、ハンドル1回転あたりの最大巻き上げ量は87cmのエキストラハイギアモデルです。「87cmでエキストラハイギア?」と思うかも知れませんが、ここが「フィネスカスタム」の真骨頂。軽量化のために、ボディは1000番のものを使用しています。1000番のコンパクトボディに2500番のシャロースプールが付いているモデルなのです。1000番のスプールでは成し得ない、遠投性の確保とライン巻き癖軽減に役立っています。ドラグは、最大釣力5kgの高性能ATD(オートマチック)が搭載されています。ラインキャパは、ナイロン4lbで150m、6lbで100m、PE0.6号で200m、1号で140mとなっています。1000番のコンパクトボディながら、ラインキャパは十分です。
ルビアス FC LT2500S-XHは、ノーマルモデルとどこが違うのでしょうか? 一番の違いがボディサイズであることは先述のとおりですが、ルビアス FC LT2500S-XHは更に、ハンドルシャフトの材質がステンレスからより軽量のアルミニウム材に変更されています。ハンドル受け金具もアルミ材に変更されています。その他、内部に使用する一部のバーツで、剛性が低下しない程度に材質変更が行われ、155gという驚きの軽さを実現しています。また、ルビアス FCは、淡水専用機である「SW」ではありませんので、ピニオン部のマグシールド防水は削除されておらず、ソルト対応です。ルビアス ノーマルモデルとの違いは、ボディサイズと、それに伴なう軽量化と認識しておけばOKです。ルビアスFC LT2500S-XHと、ノーマルモデルのLT2500の自重の差は20gです。この20gの差は、フィネスゲームをメインで行うアングラーにとっては大きな差として実感できるでしょう。
このように、ルビアスFCは、かなり攻めたチューニングを施した、フィネスカスタム機ですが、汎用性はあるのでしょうか? 端的に言ってしまえば「ある」と言っても良いでしょう。特に、アジングをメインで行うアングラーにとっては大きな恩恵を得られるはずです。最も軽く小さなボディに、キャスタビリティを損なわない2500番のスプールがつくことで、遠投ができ、かつライントラブルの軽減にも繋がります。ただし、想定を超える大物がかかった時の取り回しについては注意が必要です。
もちろん、ZAIONモノコックボディに、タフデジギアを組み込んだルビアスなので、1000番のボディとはいえ、たの他の1000番のスピニングリールよりは剛性は上です。しかし、ルビアスノーマルモデルのLT2500と比較すると、巻き上げパワーは劣ります。また、1000番のボディでエキストラハイギアのため、巻きが重いと感じるアングラーもいるかも知れません。ここの部分は慣れが必要と考えます。
ルビアス FC LT2500S-XHのライバル機は存在するのでしょうか? 強いて言えば、シマノ・ヴァンフォード 2500SHG、アブガルシア・REVO MGX THETA 2500SHが該当するでしょう。いずれもフィネスゲームに向いた軽量・高感度機種です。自重で比較すると、ルビアス FC LT2500S-XHが155g、ヴァンフォード 2500SHGが175g、REVO MGX THETA 2500SHが180gとなっており、ルビアス FC LT2500S-XHに軍配が上がりますが、汎用性で考えるとヴァンフォード 2500SHGが、タックル全体のデザイン美をコーディネートしたいのならば、REVO MGX THETA 2500SHをおすすめ致します。
ルビアス FC LT2500S-XHは、究極のフィネスカスタム機として、ライトゲームの面白さ、奥深さを存分に味わうには大変魅力的な機種であります。汎用性には正直疑問符が付きますが、フィネスゲームを追求したい求道者タイプのアングラーにはもってこいのモデルであることは間違いありません。細いライン、超軽量ルアーで、スペックを超える大物をキャッチする楽しみを覚えたら、もう元には戻れなくなるかもしれませんね!
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