スナップやスイベルでトラウトフィッシングの釣果が変わる?種類の違いについて徹底解説!

作成:2021.09.27更新:2023.04.17

スナップいろいろ

スナップやスイベルについて調べたことありますか?

トラウトフィッシングに欠かせないスナップやスイベル。もちろんルアーアングラーもエサ釣りの方もなじみのアイテムだと思います。そんなスナップとスイベルですがこれまでいろいろな種類が販売されてきました。昔から同じ形のが使いやすいからこれでいいよ。というアングラーも多いと思います。またスナップやスイベルは使わないで直接ルアーに結束しているアングラーもいるでしょう。スナップやスイベルのことをよく理解しないで釣りをしていると損しているかもしれませんよ!なぜスナップやスイベルはこんなに種類があるのでしょう?それはフィッシングに有利な理由があるんです。少し目線を変えて考えるとルアーフィッシングにおいて重要なアイテムと気が付くハズです。ご説明していきましょう。

スナップとスイベルは釣りには欠かせない

スナップとスイベル(サルカン)はラインを結束して他の何かを接続するために使われる釣りに必要なアイテムです。フィッシングショップではどちらも同じコーナーに販売されてたりスナップとスイベルを組み合わされて販売されたりしています。名称も違いますがその役割や特徴もそれぞれ違います。

スナップとは?

スナップ種類

ルアー交換を容易にするためのアイテムです。昔ながらのタイプやサイレントタイプなんてものも出ています。

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スナップといえばOWNERのカルティバシリーズ。トラウトフィッシングに画期的なスナップがあります。ルアーを掛ける部分がラバーコーティングされておりルアーが動いたときやロッドアクションした際のルアーとスナップが当たった時の金属音がしません。渓流などでここぞという時の一投には最高のサイレントスナップです。

スイベル(サルカン)とは

スイベル(サルカン)種類

スイベルはサルカンとも呼ばれていますね。ルアーが回転してもスイベル自体が回転することでラインに回転を伝えないためのアイテムです。

スナップの役割

まずはスナップの用途と役割です。一般的にラインの先に結束して使用します。一番の役割はルアーを素早く交換するために使用します。バスプロのように1ロッドに1ルアーでラインを直結束して数ロッド準備する場合はあります。1ロッドで常に直結束するアングラーもいらっしゃると思います。直結束の利点はラインとルアーの間に遊びが無いことです。ルアー操作が繊細な場合によってはこの遊びが無い方が良い場合もあると思いますが基本的なルアーの動きにはほとんど影響はありません。一番の違いはルアーチェンジ時間の短縮です。圧倒的にスナップを使用したほうが速く手返し良くルアーを打つならばスナップは欠かせないフィッシングアイテムです。

スナップの機能と特徴

さてスナップの必要性がわかったところでスナップの機能と特徴を改めてご説明します。これを知らないで使用している人が多いです。特にトラウトを狙うアングラーは必見です。

スナップの機能

機能と言ってもラインに接続する場所とルアーをひっかける場所でしょう。と思っているアングラーのあなたもしかしたらルアーがきちんと泳いでないかもしれませんよ。スナップに上下があること理解していますか?ラインを付ける方とルアーを付ける方ではなくスナップを横から見てどちらが上なのか?です。特に一般的なスナップを例に挙げます。

スナップに上下がある?

スナップの上下

左が上下逆で右が正解です。まぁ見た目的にそうですが実際にルアーをどのようにつけているかが問題です。正しい接続方はルアーを水の中で正しい姿勢で持ってルアーにスナップがとがっている方を上にして接続します。実際にルアーを付けて見ると分かります。

スプーンへのスナップ接続

こちらがスプーンの場合で正当な付け方です。スプーンは横アイ(ルアーに横向きに穴が開いている)ですので分かりやすいと思います。この付け方はルアーの横アイに接続する場合です。縦アイやスプリットリングの場合は注意が必要。スプリットリングがルアーに付いている場合は横アイ→縦アイ、縦アイ→横アイになるので注意してください。

スナップにルアー接続

ルアーを上下逆につけた場合と正常な場合のフッキング時のルアーの動きです。重いルアーの場合はルアーの向きが変わるまではありませんがトラウトフィッシングで軽いスプーンなどを利用している時は注意しましょう。なかなかフッキングしない時はもしかすると逆にスナップを接続している場合があります。

スナップの種類

スナップ種類

今回はトラウト用をいくつかご紹介します。

  • ②⑨:昔からよく使用されていた汎用的なスナップ。小さな号数から大きな号数まで販売していることが多い。先程ご説明した上下があるタイプ。軽いスプーンを使用する場合に適しています。大きさはルアーのサイズで使い分けます。渓流ルアー向きです。若干壊れやすい。
  • ①③④⑦⑧:重いルアーを使用する場合に適しています。見た目が大きいので小さなルアーではスナップが目立ってしまうのが難点。壊れにくいので遠投する場合やビックトラウト向き。湖やショア向け。
  • ⑤:細身のスナップで水の抵抗が少ないので早巻きする場合などに適しています。サーフでのサクラマスなど
  • ⑥:遊びが多いスナップですのでルアーをフリーで自然に動かしたい場合に適しています。湖でのジグスプーンをフリーフォールさせる場合などに有効です。テレストリアルでのトップルアーも有効です。

スナップのルアー適合表

  スプーン ジグスプーン メタルジグ ミノー スピナー テレストリアル
②⑨ 横アイのみ 横アイのみ 横アイのみ 横アイのみ
①③④⑦⑧

スイベル(サルカン)の役割

スイベルとサルカン

続いてはスイベルのご説明です。スイベルとサルカン(猿環)は同じ意味で呼ばれることが多いです。昔は「よりもどし」とも呼んでいました。一般的には右がスイベルで真ん中がサルカン(タル型)と呼ばれています。左は最近出始めているスイベルで中にボールベアリングが入ったスイベルです。役割は両端どちらも自由に回転するためラインへよじれやねじれを伝えることなくリーリングが可能になることです。

スイベルの利便性

スイベル(サルカン)は先程の役割通りラインとルアーなどの間に接続することによってルアーが回転し続けてもラインがよじれたりねじれたりすることが無いというが利点です。反対にルアーが安定しずらい面もあります。スイベルが有効なルアーは回転する可能性が高いルアーです。スピナー、スプーン、ジグなどです。逆にミノーやバイブレーション、テレストリアルなどルアー重心が上下はっきりしているものはスイベルがあると回転しやすくなるデメリットがあります。

スイベル・サルカンの種類

先程の写真の様にスイベルとサルカン基本的に見た目が違うのですが構造が違うのでご説明しておきます。

スイベルの構造

スイベル構造

輪の部分はステンレス製線で真ん中の箱になっている中でL字かT字になっており外れず回転する形になっている。左の様に最近はステンレス線を使用せずステンレス製で加工された形状で中にボールベアリングがありより回転をスムーズにしているスイベルも登場している。

スナップ+スイベルの組み合わせ

スナップスイベル

ここまでスナップとスイベルを詳しくご説明してきました。スナップとスイベルを別々に使用することも可能ですが一般的にはスナップとスイベルが組み合わされたものがたくさん販売されています。スナップとスイベルの特徴を理解したうえでルアーや釣り方に応じて使用することで釣果の向上に繋がります。是非ご自分の釣行に合ったスナップとスイベルの特徴を確認してチャレンジしてみてください。

スナップとスイベルの比較表

  ルアー結束 ライン結合 ねじれ解消 ルアー交換時間 故障
スナップ × ×
スプリットリングで可
スナップ+スイベル ×

スナップはルアー接続とルアー交換、スイベル(サルカン)はライン結合でのねじれ防止。スナップ+スイベルはその両方を兼ね備えルアー接続と交換、ねじれ防止です。スナップとスイベルの特性を踏まえて使用するルアーやシステムによって使い分けましょう。

スナップを使い分けると釣果がアップします。

上記のように私は釣行するフィールドでスナップを使い分けています。みなさんはいかがですか?大きさや使いやすさをこだわる方はいると思います。使用するルアーの動きに合わせてスナップを使用してみましょう。ルアーが本来の動きをしてトラウトにアピールしてくれます。それに加えてルアーチェンジの時間短縮で釣行時間も増えますのでルアーの快適な動き+釣行時間向上で釣果アップに繋がるわけです。是非トラウトフィッシング時にスナップとスイベルをどれにするか?考えてみてください。

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 ネイティブトラウト全般(ソルト・ナチュラル)、アイナメ、ソイ、メバル、ルアー全般(ショア・ナチュラル)、ロックフィッシュ、エギング、北海道全域:湖(支笏湖、屈斜路湖など)・河川(尻別川、千歳川など)・ダム湖・サーフ・磯


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