手軽なタックルで大物も狙えるオフショアでライトジギングに挑戦しよう!おすすめメタルジグ5選

作成:2022.08.30更新:2022.08.30

ライトジギングとは

オフショアでのジギングと言えば重いタックルで重いジグを激しくシャクったり、深い水深で体力を使ってヘトヘトに疲れるイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし昨今のタックルやラインの進化はすさまじく、一昔前に比べて軽いタックルに細いラインでも大物と戦えるようになりました。そこで近年注目されてきたのが「ライトジギング」というジャンルです。

ライトジギングで使用するタックルは通常のジギングと比べても軽いものが多く、使用するラインも細い為リールの番手も小さなものになります。それ故に総合的なタックルの重量もライトなので、女性やお子さんでも十分楽しめるような釣りになっています。体への負担も少なく、大物がヒットした時にはスリリングなファイトが楽しめます。

ライトジギングで狙える魚

青物(ブリ類、ヒラマサ、カンパチなど)

オフショアジギングの代名詞とも言うべきターゲットである青物は、ライトジギングでも格好のターゲットとなります。もっともよく釣れるのがブリ類(イナダ、ワラサ、ハマチ、メジロなど)です。ブリ類は大きくなると10キロを超える個体もいて、メタルジグへの反応も良く初心者の方でも狙えるターゲットとして人気です。これからライトジギングを始めたいといった方の青物狙いにはぴったりです。

ヒラマサやカンパチはブリ類と比べると引きが強い魚で、ライトジギングで使用する細めのラインでのファイトにはコツが必要になります。どちらもボトムに固執する魚であり、ファイト中には下へ下へと突っ込みます。ヒラマサやカンパチは大きな個体は20~30キロ以上にもなる魚種ですが、ライトジギングで狙うような近海にいるのは10キロ前後までの個体が多いです。ジグのアクションはテンポの速い動きを好み、時折食わせの間としてポーズを入れたりアクションを変えたりするとよいです。青物狙いにはまずワンピッチジャークを覚えましょう。

根魚(ハタ類、カサゴ類など)

オフショアの釣りで手軽に狙えるターゲットが根魚類です。根魚はボトムにある岩礁帯や漁礁などに居着いている魚で、ハタ類やカサゴ類、メバルなどのことを指します。ボトムを丹念に攻めればアタックしてくる魚が多く、ジグを落としたところに魚がいれば高確率でバイトしてきます。ボトムをしっかりと攻めるとどうしても根掛かりがつきものになりますが、慣れると外せるようになるケースもあります。

根魚は岩や漁礁に寄り添うように生活している場合が多いので、必然的に狙うアクションはゆったりとしたものが多くなります。メインはスローピッチジャークやロングフォールで狙うことになるでしょう。ジグもそれに対応できるようなフォールスピードの遅めのものにして、フックは前後ともに2本針のものにするとよいでしょう。根魚は食べてもとても美味しい魚なので、初心者の方には是非狙ってほしいターゲットです。

底物(ヒラメ、真鯛、ホウボウなど)

砂地に生息するヒラメや真鯛、ホウボウといった魚は底物と呼ばれています。ヒラメや真鯛は大型化する魚で時には長さは1m近く、重さ5キロ以上に達する大物がヒットすることもあります。底物といってもヒラメや真鯛は活性が高い時には水面近くまでベイトを追ってくることもあり、ジグで狙う時にも幅広いレンジを狙う必要があります。

アクションは状況によってワンピッチジャーク、スローピッチジャーク、ロングフォール、タダ巻きなど様々なアクションを試す必要があります。ベイトによって反応するアクションが変わってくるので、これといった鉄板の狙い方があるわけではありませんが、最も反応がよいのはタダ巻きでしょう。ジグが着底したら素早くハンドルを巻き始めるのがコツです。巻くスピードは状況によって変わってくるので、速いスピードから遅いスピードまでどれくらいへの反応がよいかを探りましょう。

ライトジギングで使うおすすめタックル

ロッド

ライトジギングで使用するロッドは使用する海域の水深と使用するジグの重さを考えて選びましょう。ロッドには使用推奨のルアーの重さやラインの太さがメーカーによってある程度決められています。水深とジグの重さの関係は、鉛のジグの場合には水深×2のグラム数の重さを使うのが基本です。勿論潮流の速さによってもっと重いものを使わなければいけない場合もありますが、基本的にはボトムがとれる重さを使います。水深50mであれば100~120g、水深70mであれば150~180gくらいと考えればよいでしょう。

ロッドに表記されているジグMAXはあくまでも使いやすい重さが表記されていて、バーチカルに狙うジギングでは少しくらいオーバーしたところで特に問題はありません。むしろ少し重いくらいのジグを使った方が、ジグの動きを適度にロッドが吸収してくれて逆に魚の反応がよい場合もあります。自分のよく行く海域や釣り船でどれくらいの重さのジグを最もよく使用するかを考慮してロッドを選ぶようにしましょう。ライトジギングではそれほど深いところで釣りはしないと思うので、汎用性が高いのはMAX150gくらいのロッドです。おすすめのロッドは「ゼニス ZEROSHIKI LIGHTSPEC STK EVOLVE ZLE-631LS」です。

ゼニス ZEROSHIKI LIGHTSPEC STK EVOLVE ZLE-631LS

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リール

リールはメインで使用するラインの太さによってサイズが変わってきます。ライトジギングでは太くてもPE1.5号くらいまでなので、1台でいろいろとやりたい方はダイワ、シマノともに4000~5000番(ダイワ旧規格3000~3500番)があればよいと思います。PE1号をメインにする場合には3000番(ダイワ旧規格2500番)クラスもおすすめです。リールのサイズは使用するラインの太さを基準に決定すればよいでしょう。使いたい太さのラインを200~300m巻けるサイズが最適です。

リールを決める際に気になるのが巻き取り長です。巻き取り長とはリールのハンドルを1回転した時に巻くことのできるラインの長さのことを言います。巻き取り長はスプールの径とリールのギア比によって変わってきます。ギア比にはパワーギア(P、PG)、ノーマルギア、ハイギア(H、HG)、エクストラハイギア(XH、XG)があり、ギア比が高くなるほど巻取り量は増えます。逆にギア比が低くなるほど巻き上げパワーが上がるので、大物とのやり取りは楽になります。ジギングではハイギアやエクストラハイギアを選ぶことが多いですが、水深が50m以下の浅いエリアで釣りをする場合や大型が上がっている実績のあるエリアではパワーギアもおすすめです。ギア比は釣り人の好みによるので、色々と試して自分の釣りに合うものを選べばよいと思います。おすすめのリールは「ダイワ カルディアSW 5000D-CXH」です。

ダイワ カルディアSW 5000D-CXH

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ライン

ライトジギングで使用されるラインはメインがPEライン1号~2号、リーダーがフロロカーボン20~40lb程度が一般的です。ラインの太さは狙うターゲットのサイズや釣りをするエリアの状況で変えるとよいです。例えば中型以上の青物、特にヒラマサやカンパチなどのよく引く魚が混じるポイントで釣りをする場合にはドラグを強めにかけられるようにPE2号+リーダー40lb、5kg以下の青物や根魚を潮流の早いポイントで狙う場合にはPE1~1.5号+リーダー20~30lbといった具合に使い分けるとよいでしょう。

PEラインには4本編みと8本編みがありそれぞれに特徴があります。4本編みは張りがあって擦れに強く、感度に優れていて安価で購入できます。対して8本編みはライン自体がしなやかでトラブルが少なく引っ張り強度に優れているのが特徴です。使い分けとしては根回りを狙う時や細いラインを使う場合には4本編み、大型を狙う時やラインが太い場合には8本編みがおすすめです。感度や引っ張り強度が必要なライトジギングでは8本編みがよいと思います。おすすめのラインは「X-Braid スーパージグマンX8」です。

X-Braid スーパージグマンX8

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ライトジギングにおすすめなメタルジグ5選

ダイワ TBジグセミロング

ダイワの扱いやすいセミロングジグがTBジグセミロングです。鳥羽沖でのブリをターゲットに開発されたジグで、TBジグから継承された潮抜けのよい軽快なシャクリやすさ、そしてフォール時のフラッシングとプレッシャーを与えづらいセミロングのシルエットで魚を誘います。非常に扱いやすいジグで、両面非対称の形状をしていて左右へのダートがしやすいように工夫がされています。特筆すべきは裏面のキール形状で、少しの力でも気持ちよくジグが飛んでくれます。

またTBジグセミロングには「アデルホログラム」というダイワが独自に開発したテクノロジーです。魚の質感や光の反射を徹底的に研究し、水中で見ると本物の魚皮のように見えるホログラムになっています。その艶めかしい煌めきはリアルなベイトフィッシュのように魚を魅了します。実際に使ってみても魚からの反応がとても良いカラーです。

ダイワ TBジグセミロング

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ネイチャーボーイズ スイムライダーショート

鉛よりも比重の軽い鉄でできているのが特徴のネイチャーボーイズのメタルジグですが、その中でも潮抜けがよく扱いやすいのがスイムライダーショートです。ショートジグの部類に入るジグで、ベイトが小さい時や潮流が速いポイントで釣りをする時に威力を発揮します。細いラインを使用するライトジギングとの親和性の高さも見逃せない点です。

ジギングといえばロングジグやセミロングジグでのリアクションバイトの釣りをイメージする方が多いと思いますが、ショートジグでなければ釣れないといった状況は実はよくあります。ベイトフィッシュが小さい時は勿論、プレッシャーのかかった時にはそのスモールシルエットが大きな武器となります。1つはボックスに忍ばせておきたいジグです。

ネイチャーボーイズ スイムライダーショート

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ジャッカル バンブルズジグセミロング

オフショアジギングを始めた頃はジグの着底がわからずに根掛かりでロストしてしまったり、フックのセッティングなどもわからない方が多いかと思います。そんな初心者の方におすすめなのがジャッカルのバンブルズジグセミロングです。フックが付いた状態で販売されていて、お値段もかなり抑えめなロストしても財布に優しいジグになっています。

コストパフォーマンスに優れながらも基本的なメタルジグの動きは非常にしっかりと作りこまれています。レスポンスがよくジャークの強弱でジグのスライド幅の調整も自由自在で、フォール時にはジグがローリングしながら左右にスライドします。青物をメインに作られたジグですが、根魚や砂物にも効果抜群です。

ジャッカル バンブルズジグセミロング

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シャウト ストロボ

シャウトのストロボは根魚や砂物、真鯛などの底物を狙うことに特化したショートジグです。ストロボはスロージグに分類されるメタルジグで、その名の通りスローなフォールが持ち味です。センターバランスの形状をしていて、フォール時にはゆっくりと落ちながらフラッシングします。ボトム近辺をネチネチと誘うことも可能ですし、ゆったりとジャークすれば青物も狙える万能ジグです。

ストロボを動かすにはロッドの反発を上手く使うのがコツです。ロッドをゆっくりと上げ、ジグをフォールさせる時にはラインを張りつつもジグのフォールを妨げないゼロテンションでロッドを下げていきます。フォール時のバイトが多い釣り方なのでリアにもフックをつけることをおすすめします。ボトムを狙う場合には根掛かりが増えやすいので注意しましょう。

シャウト ストロボ

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ボーズレス TGムサシ

タングステン製メタルジグで人気のボーズレスの中でもリーズナブルな価格で販売されているのがTGムサシです。タダ巻き、ワンピッチジャーク、スローピッチジャーク、ロングフォールなど、多岐にわたるアクションにも対応できる万能ジグです。TG製のメタルジグといえばスーパーライトジギング(SLJ)で使用するイメージが強いですが、食いが渋い時やターゲットがマイクロベイトを捕食している時にはコンパクトシルエットのTGジグの独壇場になることもあります。

TGジグの良さはシルエットの小ささは当然のこと、鉛製のジグに真似できないのがそのフォールスピードの速さです。速いフォールスピードは魚のリアクションバイトを誘うことが多く、渋い状況でも魚に口を使わせることができます。TGジグは単価は高価になりますが、持っていても損はしないと思います。

ボーズレス TGムサシ

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記事中の紹介グッズ一覧

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ゼニス ZEROSHIKI LIGHTSPEC STK EVOLVE ZLE-631LS

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ダイワ カルディアSW 5000D-CXH

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X-Braid スーパージグマンX8

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この記事を書いた人

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 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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