スーパーライトジギングのおすすめロッドの条件とは?専用ロッドと代用可能なロッドをご紹介!

作成:2022.01.11更新:2022.01.11

SLJで釣れたワラサ

スーパーライトジギングとは

SLJで釣れたアオハタ

オフショアジギングといえば、重いタックルでメタルジグをガンガンしゃくったりと体力的に過酷なイメージを持っている方も多いかと思います。しかしスーパーライトジギングのタックルは非常に軽く、使用するメタルジグも40~80gと軽いものがメインと体への負担も少ないので、女性アングラーも手軽に楽しめます。アクションも多彩で、ワンピッチジャーク、スローピッチジャーク、タダ巻き、コンビネーションジャークなど様々な誘い方ができてゲーム性も高い釣りです。また釣れる魚種も多いので、何が釣れるかわからないといった楽しみもある釣りです。

スーパーライトジギングに適したロッドの条件とは?

館山でのSLJの様子

スーパーライトジギング専用のロッドは当然適したスペックですが、もし代用したい場合にはどのような特性を持ったロッドが向いているのでしょうか?まずはスーパーライトジギングに適した条件を見ていきましょう。

6ft前後のレングス

船上での取り回しの良さと扱いやすさのバランスが良いのは6ft前後のロッドです。ロッドは短ければパワー重視、長ければアクションのコントロール幅が広がります。5ft後半~長いものは7ft台のロッドまでありますが、最初は6ft~6.3ftくらいまでのものが良いでしょう。

不意の大物にも対応できるように、ファーストテーパー~レギュラーテーパーの間くらいのものがおすすめです。スーパーライトジギングでは何がヒットするかわかりません。10キロオーバーがヒットしてもキャッチできるタックルを想定して臨みましょう。

ジグMAX80~120gくらいがベスト

スーパーライトジギングで使用するジグの重さは釣りをする海域の水深によりますが、メインで使用するのは40~80gくらいになると思います。使うジグの重さは鉛の場合は水深の2倍、タングステンの場合は水深の1.5倍くらいを目安にしましょう。

しかし潮流が速い場合にはもっと重いジグを使うことを想定して、最低でもルアーMAX80g、できれば120gくらいまでのある程度しっかりとしたロッドが好ましいでしょう。張りがありすぎても軽いジグを扱いにくくなってしまうので、可能であれば2ランクの硬さのロッドを、水深やジグの重さによって使い分けられると良いと思います。

3000~4000番のリールとバランスの取りやすい重さ

スーパーライトジギングではシマノ、ダイワ共に2500~4000番クラスのリールがおすすめです。最近のリールはエントリーモデルでも軽量なものが多いので、タックルバランスを上手く取れるロッドを選びましょう。グリップはセパレートのものの方が全体的な感度は良くなります。

リールのサイズは基本的には巻き取り長の量と使用するラインを収められるキャパシティーで決めます。ギア比は好みですが、比較的浅い海域で釣りをすることが多いスーパーライトジギングでは、不意の大物にも対応しやすいノーマルギアがおすすめです。巻き取り長は70㎝後半~80㎝くらいまでが色々な状況に対応しやすく、バーサタイルに使えると思います。ラインはPE1~1.2号くらいあればある程度の大型でもキャッチできると思います。

ソリッドティップも良い

ロッドティップは中空のチューブラティップも良いですが、魚の活性が低い時は細かいアタリを感じやすいソリッドティップもおすすめです。フォール中の微妙なアタリやティップを食い込ませたい時には、素直に曲がるソリッドティップの目感度が武器になります。ソリッドティップはオフショアの釣りの中でも、特に繊細なアタリを取るティップランやタイラバなどでよく使用されることが多く、スーパーライトジギングでも威力を発揮してくれると思います。

アクションによって適したロッドの特性

SLJで釣れたスマガツオ

スーパーライトジギングでは幅広いアクションに対応し、魚に合わせた釣り方をしなければなりません。その為には各アクションごとに向いているロッドの特性を把握しましょう。できれば複数本を船に持ち込んで、シチュエーションごとにロッドの使い分けができるとベストです。

速めのワンピッチジャークやスローピッチジャークには張りのあるロッド

青物などが活発にベイトを追っている時は、速めのワンピッチジャークやジャカジャカ巻きなどにしか反応しない時があります。特にカンパチには速いアクションがとても有効で、ジャカジャカ巻きからのロングフォールに反応が良いです。このような速めのアクションをする時には、張りのあるロッドでなければタイミングが取りずらくアクションにキレが出ません。

またボトム近辺で根魚などをネチネチと誘うスローピッチジャークでも張りのあるロッドの方が向いています。スローピッチジャークではジャーク後にハンドルを1/3~1/2回転程度しかラインスラッグの回収をしないので、しっかりとしたロッドでアクションをしないとジグはきちんとアクションしてくれません。また根魚を狙う時には、ヒットしたら一気に根から引き離さなければならないので、ある程度パワーのあるロッドの方がキャッチ率は良くなるでしょう。

魚の活性が低い時は柔らかめのロッドでナチュラルなアクションを

魚の活性が低くあまり反応がない時には、キビキビとジグをアクションしていても状況は改善しません。活性は低い時にはそれにしっかりとアジャストし、ジグもアピールしすぎずナチュラルなアクションになるように心がけましょう。そのような場合には少し柔らかめのロッドでジグを飛ばしすぎず、ロッドの反発でジグのアクションを敢えて殺すようなアクションが良いです。柔らかめのロッドでのアクションは魚に違和感を与えづらいので、活性が低い状況では活躍してくれるでしょう。

タダ巻きには食い込みのいいソリッドティップがおすすめ

スーパーライトジギングではタダ巻きを多用する場面も多くあります。タダ巻きをしているとジグの重みである程度ロッドティップが入った状態になります。その状態から魚がバイトしてくるので、食い込みの良いソリッドティップの方が魚が乗りやすいです。魚がヒットしたら、しっかりと巻き合せをしてからロッドで追いアワセをしましょう。

またタダ巻きはジグが着底後にそのままアクションをさせずにジグを巻き上げてくるのですが、巻きあげるスピードによって魚の反応が違ってきます。その日によって反応の良いスピードがありますので、それを探すために色々なスピードを試してみましょう。

キャストして広範囲に探る場合には7ft前後のロッドもあり

スーパーライトジギングにおいて浅い海域、特に水深20m前後のエリアでは、真下に落としてバーチカルに狙っていては「点」でしか探れない為非常に手返しが悪くなってしまいます。そのような場合はアンダーハンドで少しキャストして、斜めにジグを引いて効率良く広範囲を狙うことが必須となります。そうすることで手返しも良くなり、一流しで魚をキャッチできる確率も大幅にアップします。

そのような場合には少し長めのロッドの方が飛距離が出る為、7ft台のロッドの方が有利になります。アンダーハンドではオーバーハンドよりも飛距離が出しづらいので、ロッドの長さによる飛距離の違いが顕著に表れやすいです。

スーパーライトジギング専用おすすめロッド

SLJで釣れたアヤメカサゴ

やはりスーパーライトジギングに特化した専用ロッドは使いやすいです。スーパーライトジギングは1年を通して楽しめる釣りなので、1本は持っていても損はないでしょう。スーパーライトジギングでの様々なアクションにも高次元で対応しやすいのは専用ロッドならではです。

またロックフィッシュ船やタイラバ船に乗船する時に、1本持って行けば釣りの幅は大きく広がります。他の人と違うことをすると釣果がでやすいこともあります。おすすめの専用ロッドはダイワ キャタリナSLJシリーズです。

ダイワ キャタリナSLJ

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スーパーライトジギングに代用できるおすすめロッド

SLJで釣れたカンパチ

それでは具体的にどのようなジャンルのロッドがスーパーライトジギング用の代用ロッドとして使えるのでしょうか?筆者が考える代用可能な他のジャンルの専用ロッドをご紹介したいと思います。

ティップランエギング用ロッド

使うルアーの重さも似ていて、尚且つ繊細なイカのアタリを取れる感度の良さを持ったのがティップランエギング用のロッドです。ティップランエギングでは激しくロッドを煽ってエギをダートさせる為、それなりの高負荷にも耐えられるように設計されています。つまりハイピッチのジャーキングなどに使用してもロッドが負けるということは起きにくいです。

またティップランエギング用のロッドは5ft後半~7ft台のものまで幅広く発売されているので、スーパーライトジギングと同じく用途によって使い分けがしやすくなっています。夏場にロックフィッシュ狙いのSLJをやっている船宿は冬にはティップランエギングで出船しているところが多いので、オフシーズンなく使いまわせるといった意味ではベストの代用ロッドといえるかもしれません。おすすめのロッドはシマノ セフィアBB ティップエギングシリーズです。

シマノ セフィアBB ティップエギング

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タイラバ用ロッド

タイラバ用ロッドはタダ巻きを前提に設計されているものが多いですが、最近ではタイジギングといった少しアクションを加える釣りにも対応できるようなものが増えています。またティップランエギングよりも重いルアーの使用を前提にしているロッドが多いので、重めのジグを使用したい場合にはタイラバ用ロッドの方が選択の幅は広いでしょう。

タイラバ用ロッドをスーパーライトジギングで使用したい場合には、タダ巻きで使用するタイラバよりもロッドに負荷がかかりやすくなります。その為ルアーMAX100gのロッドの場合は80g、MAX150gの場合は120gくらいまでと、ワンランク下までの重さのジグに使用するようにしましょう。おすすめのロッドはダイワ 紅牙Xシリーズです。

ダイワ 紅牙X

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ロックフィッシュ用ロッド

スーパーライトジギングでもターゲットになるロックフィッシュの専用ロッドでも代用できます。ボートロックの専用ロッドは勿論ですが、ショア用のロックフィッシュ用ロッドも強めのものであればスーパーライトジギングにも流用できると思います。

レングスが7ft台以下のもので、キャストウェイトが35g以上と強めのファーストテーパーのロッドであれば問題なく使用できるでしょう。青物のような突っ込むファイトをする魚とのやり取りの際には、ロッドに負荷がかかりすぎないように注意しましょう。またロックフィッシュ用ロッドはバットパワーが強めなので、ジグをアクションさせる際には飛ばしすぎないように意識しましょう。おすすめはメガバス 礁楽です。

メガバス 礁楽

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狙う魚が幅広いスーパーライトジギング用ロッドは複合的な要素が大事

SLJで釣れたソウダガツオ

今回はスーパーライトジギングに使用するロッドについてご紹介しました。狙える魚種が豊富で、それが故に幅広いアクションへの対応が求められるスーパーライトジギングでは、特性の違うロッドをいくつか持ち合わせている方が攻略しやすくなります。それらの特性を加味したうえで、自分なりに考えてロッドをチョイスしてみるのもまた釣りの醍醐味の1つかもしれません。

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ダイワ キャタリナSLJ

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シマノ セフィアBB ティップエギング

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メガバス 礁楽

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 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)


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