メバリングリールにはどんなリールを選ぶべき?注目すべき点を解説!
作成:2022.05.02更新:2022.05.02
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ルアーフィッシングの中でもトップクラスに人気があるメバリング。比較的安全な場所で狙うことが出来、状況が良い時であれば初心者でも簡単に釣果を上げることが出来るのが人気の理由でしょう。
今回はメバリングに使うリールの話。メバリングに使用可能なリールはたくさんありますが、多すぎて何を選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?今回はメバリング用のリールを選ぶうえで注目すべきポイントを解説しますのでぜひ参考にして下さい!
メバリングリールを選ぶうえで注目するべき重要な2つのポイント
メバリングリールを選ぶときに注目するべきポイントはサイズとギア比の2つです。
リールのサイズ
メバリング用リールは1000番~2000番(シマノはC2000)を選ぶのが無難です。キャロ・フロート用なら糸巻き量を考慮して2500番です。しかし1000番や2000番は他釣種への流用が効きにくいので、他魚種への流用をしたい方は2500番を選んでも構いません。ただしメバリングへの適正からは遠ざかるのでオススメはしません。
メバリングリールのギア比
以前書いたアジングリールの記事の復習です。説明する内容は同じですが、読んでいない方の為にもう一度解説しますね。
リールのギア比はノーマルギアを基準として、それよりも巻き取りスピードが速いハイギア(H・HG)、それよりもっと速いエクストラハイギア(XH・XG)、ノーマルギアより巻き取りスピードが遅いパワーギア(P・PG)があります。アジングではノーマルギア・ハイギア・パワーギアが使われますが、まず最初の1台はクセがないノーマルギアを選ぶことをおすすめします。
ノーマルギアの特徴
- 巻き取りスピードが速すぎず遅すぎず扱いやすい
- パワー・巻き感度・巻き取りスピード・耐久性のバランスが良い
ハイギアの特徴
- 巻き取りスピードが速い
- 巻き感度が良い
- ギアの耐久性・パワーが低い
パワーギアの特徴
- 巻き取りスピードが遅い
- 巻き感度が低い
- ギアの耐久性・パワーが高い
メバリングリールに備わっていた方が良い性能
上で紹介した2つほど重要ではありませんがメバリング用のリールに備わっていた方が良い性能を解説します。
回転は滑らかな方が良い
メバリングは基本的には巻き続ける釣りです。アジングのように細かく巻く・止めるを繰り返すことはあまりありません。(状況やエリアにもよると思いますが)その為回転の滑らかさ、言い換えると巻き心地の良さは釣りの快適性に直結します。
最近流行りの軽量ローターを搭載したハイレスポンスなリールは、巻きのしっとりさ、気持ちよさでローターが重いリール(シマノで言うコアソリッドシリーズ)のリールには勝てません。もちろん好みの問題が大きいので一概には言えないのですが僕はそう思っています。また、カーボン樹脂系を使用した軽量リールよりも金属製のボディを採用したリールの方がノイズが少なくカッチリとした滑らかな巻き心地になります。
ここまで言ったことをざっくりと言うとメバリングにはヴァンキッシュよりステラって感じです。伝わりますかね??
ドラグ性能は高いものが良い
ドラグ性能は低いより高い方が良いのは当たり前なのですが、メバリングではドラグの重要度は他の釣りより大きいですよって事です。細いラインを使うメバリングではラインブレイクを防止するため、ある程度ドラグ性能が高い必要があります。しかしドラグ性能は重量やサイズのように数値で表すことが出来ないのでイマイチよく分からないと思います。ドラグ性能は現状であればダイワ・シマノの5,000円以上のリールであれば問題ありません。逆にワゴンなどに山積みになっている激安リールはアウトです。更にドラグ性能が高いものを求めるならシマノのリジッドサポートドラグが搭載されているリールがおすすめです。僕はダイワのATDドラグ搭載のリールやアブガルシアのカーボンマトリックスドラグが搭載されたリールも使ったことがありますが、滑り出しの滑らかさだけで言うのであればシマノのリジッドサポートドラグに勝てるドラグはありません。
メーカーは気にしなくて良し
メーカーについて特に初心者は気にする方が多いし、論争が起こることも多いのですがどこのメーカーが良いのかを考えることは大きな意味はありません。ダイワでもシマノでもアブガルシアでも好きなメーカーのリールを使えばOKです。メーカーによって特色はありますがどのメーカーが良い・悪いという問題ではなく自分に合うか合わないかの問題です。僕は持っているリールは1台を除きシマノです。
おすすめのメバリングリールをご紹介!
サハラC2000S(シマノ)
サハラはシマノのスピニングリールの低価格帯に位置するリールで、非常に安価でありコストパフォーマンスが高いことから、入門者を中心に人気があります。22サハラは前作に搭載されていたAR-Cスプール・HAGANEギア・Gフリーボディ・Xシップに加え、最新鋭のテクノロジーであるサイレントドライブが搭載されました。更に供回り式ハンドルからねじ込み式ハンドルになったことで巻き心地とパワーが向上しています。メバリング入門に使うリールとして最適です。
ストラディックC2000S(シマノ)
2万円前後の価格でありながら、ロングストロークスプール・マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブなどシマノ最先端のテクノロジーが盛り込まれた超ハイコストパフォーマンスなリールです。アルミボディであるがストラディックの大きなポイントで、巻き心地に大きな影響を与えています。下位機種のアルテグラはもちろん、上位機種のヴァンフォードと比べても巻き心地に高級感があります。中価格帯のリールですが非常に完成度が高く、一度買うと長く相棒として使えるポテンシャルを持ったリールです。
ツインパワーC2000S(シマノ)
ステラ譲りの力強く滑らかな巻き心地が魅力的です。現行モデル20ツインパワーは、従来モデルに比べ大幅に軽量化されライトゲームでも活躍できるようになりました。最大の特徴であるメタルローターは高負荷時でもたわまない剛性の高さが魅力的で、巻き上げパワーは同サイズのスピニングリールではトップクラスです。シーバスやヒラスズキ、大型のグレやイサキが混じる磯エリアでは活躍してくれるでしょう。
ステラC2000S(シマノ)
世界最高峰のリールです。2022年モデルには様々な新しいテクノロジーが搭載されましたが、最も気になるのはインフィニティループ「超密巻」。飛距離の向上やドラグの滑り出しUPは説明されなくても分かりますが、ライントラブル面がどうなのか?昔、トラブルの多さから廃止されたスローオシレート以上に密に巻かれたラインはトラブルにならないのか?この2022年にシマノが発表した以上問題はないのでしょうが、ユーザーとしては気になるところです。巻いてみた感想としては、スルスル過ぎて巻いている感覚がしない、滑らか過ぎて逆に何やっているか分からなくなりそうという感想でした。