フロートリグで沖に浮いたメバルを狙おう!セッティングと釣り方を解説
作成:2022.01.31更新:2022.02.10
目次
フロートリグ。聞いたことはあるけどどう使って良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか?フロートリグは万能ではありませんが、あれば必ずメバルに出会える可能性が上がるアイテムです。今回はフロートリグでメバルを狙う際のセッティングと使い方について解説しますので是非参考にしてください。
フロートリグの強み
フロートリグの強みは沖の浅いレンジを攻められることです。一般的にメバリングの際は1g前後のジグヘッドが多用されますが、それで攻められる範囲はせいぜい20mぐらいです。ジグヘッドを重くすれば飛距離は出ますが、沈みが早くなってしまうので、魚に喰わせる間を与えにくかったり、表層を曳けなかったり、根掛かりが増えたりします。フロートリグは浮く、もしくは沈下速度がゆっくりなので飛距離を出しつつスローに攻められるアイテムなのです。
フロートリグを使う為のタックル
フロートリグは重いものでは20gを超えるので、ジグヘッド単体用のタックルで使うことは出来ません。フロートリグを使用する場合は専用のタックルを準備しましょう。
ロッド
重いフロートをしっかり投げられるロッドを選びましょう。出来れば20g以上、最低でも15g以上のウエイトを背負えるロッドが望ましいです。メバルの後ろから抑えるような、わずかに重くなるだけのアタリをしっかりと捉えるためにはソリッドティップである方が有利です。重量級のフロートを投げる場合は、ライトなエギングロッドやシーバスロッドを勧められる場合もあるようですが、リグが受ける荷重変化を感じるためにはライトゲーム専用ロッドである必要があります。僕もソリッドティップのエギングロッドでフロートを投げていた時期がありますが、リグに掛かる荷重変化を全く感じることが出来ず釣果を出すことが出来ませんでした。
おすすめのロッドはアルカジックジャパンのインスピレーションS80やドリームアップのドリームコンスリー81SF椿などです。これらのロッドはソリッドティップで20g以上のウエイトを背負えるライトゲームロッドです。
リール
リールは2500番~3000番がおすすめです。ギア比はノーマルギアでもハイギアでも構いません。遠投した後に回収することを考えるとハイギアの方が手返しが良くなりますが、好みのリトリーブスピードもあるので好きな方で良いと思います。因みに僕はノーマルギアを使用しています。
ライン
メインラインはPEライン0.4号~0.6号、20g以上のフロートを気兼ねなくフルキャストしたいならPE0.6号をおすすめします。150mでも釣りは出来ますが、高切れやライントラブルの可能性を考えると200mは巻いておきたいところです。リーダーは魚のサイズやその場所に合わせて1号~2.5号ぐらいまで使います。
フロート
フロートリグの主役です。重さや浮力は様々です。基本的にはどれを使ってもメバルを釣ることは出来ますが、僕のオススメはアルカジックジャパンのシャローフリークシリーズで、特にエクスパンダの飛距離は抜群です。重量は複数ラインナップがありますので、使用するロッドの範囲内で選びましょう。
ジグヘッド
ジグヘッドはストレートゲイブのものがおすすめです。0.4g前後の軽いものばかり推奨されがちですがそれは間違いです。潮の流れ方によっては少し重いジグヘッドを使わないとトラブルの元になりますし、状況に応じてフロートの浮力調整も必要です。ルアー釣りでは仕掛けの浮力調整の必要性はあまり認知されていないように感じていますが、フカセ釣りではそれが最重要だったりします。重くしたら食いが悪くなるなどと言われますが、ジグヘッド単体でも重い方が反応が良い時がありますから、フロートは軽いジグヘッドだと決めつけるのも変な話です。僕は0.2g~1gの範囲内で調整することが多いです。
ワーム
ライトゲーム用のワームであれば何でも良いと思います。日頃ジグヘッド単体で使っているワームで問題ありません。
フロートリグを使うべき場面
フロートリグが有効な状況を解説します。
沖にメバルが浮いている
軽いジグヘッドでは届かない、重くすれば沈んでしまう、プラグでは反応しない。こんな時はフロートリグの出番です。遠投出来て表層を曳くことが出来るフロートリグのメリットがフルに生きる場面です。
遠浅ポイント
サーフや平磯など遠浅のポイントもフロートリグは有効です。とにかく遠投して広く探ったり、沖に障害物がある場合はその付近を探ったりします。
フロートリグの使い方
基本のタダ巻き
基本は投げて巻くだけです。リトリーブスピードは釣りをしながら色々試せばいいと思います。一定速度で巻くだけではなく、局地的に速く巻いたり、ゆっくり巻いたりするのも有効です。
ストップ&ゴー
巻く・止めるの繰り返しです。1回巻いて1秒止めるような使い方でも良いですし、長く巻いて長く止めるのもアリです。何も考えずにただ巻いてただ止めるのではなく、何かしらの変化を捉えた時に止めるのが有効です。
放置
放置して、潮と風に任せてしまう釣り方です。放置とは言いますが、ラインスラックの調整は必要です。そうしておかないとアタリを取ることが出来ませんし、フッキングしたとしてもバラシに繋がりやすいです。
フロートリグのデメリット
フロートリグは非常に有効なアイテムですがメリットばかりではありません。
専用タックルが必要
デメリットと言うのは変かもしれませんが、フロートリグを使うなら専用のタックルが必要です。もう1タックル準備しないといけないのです。初めからフロートだけ使うつもりで釣りに行くなら良いですが、そうでない場合は2タックル持たないとならない訳です。費用が掛かりますし、荷物も増えます。
仕掛けトラブルが起こりやすい
ジグヘッド単体やプラグより複雑な仕掛けになるので当たり前ですがトラブルが増えます。フロートを結んでいる端糸がメインのラインに絡みつくトラブルは結構あります。
フロートリグでメバル釣りをやってみよう!
フロートリグは色々とめんどくさい反面、ハマれば絶大な威力を発揮します。釣れすぎるから封印する方もいるくらいです。メバル釣りにおいて確実に引き出しが増えるのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?