元からマッディーなポンドや雨で濁りが入った中規模ポンドであれば、1.5~1.8gくらいのスプーンをベースに考えると良いでしょう。中規模ポンドであればある程度飛距離も必要になってくるので、2.5gくらいまでは用意した方が良いかもしれません。マッディーな水質にはウォブリング寄りのスプーンが良いので、ティモンのティアロがおすすめです。重さは1.3g、1.6g、1.9gの3ウェイトがメインになるでしょう。カラーも豊富にラインナップされているので基本的なゴールド系、明滅系、蛍光色系、少し地味系などを揃えておけばある程度は楽しめると思います。
放流直後の魚が全くスレていない高活性の時は、とにかく派手な動きのゴールド系のカラーがおすすめです。重さはポンドによって違いますが、だいだい2~3gくらいを基準に揃えると良いと思います。放流魚の攻略もある程度スプーンをローテーションしていきますが、とにかく派手目な要素をどこか1つ残してカラーチェンジすると良いでしょう。おすすめはアングラーズシステムのドーナです。放流といえばドーナ!というくらいの定番スプーンなので、これがあればまず間違いなく放流魚を釣ることができるでしょう。
例えば初めて訪れるポンドで、状況がわからない中釣りをスタートする場合には、アクションはど真ん中より少し強めのスプーンで活性の高い魚から探ることがコツです。魚が目に見えて浮いているようであれば表層、見えない場合にはまずはボトムからせめてみると良いです。釣りに行く前にある程度下調べをして、釣れそうな重さやカラーなどを絞っていきます。そんな時におすすめなのがロデオクラフトのノアシリーズです。スプーンのサイズ展開も多く、重さも0.35g~5.5gまでと非常に幅広い選択肢があります。スプーンの上達にはある程度1つのブランドのスプーンを知るということから始まります。そのような場合にはノアシリーズはとてもおすすめです。
今回ご紹介したテクニックはスプーニングの基本中の基本であり、まだまだたくさんのテクニックがあります。シンプルが故にロッドポジションなどほんの些細な変化でも時として釣果が大きく変わってしまうのがスプーニングの奥の深さです。その些細な変化を意図的に入れることができるか、またその変化を何度も再現できるかがテクニックであり、技術の引き出しとなります。
スプーニングは完全なパターンフィッシングなので、誘い(変化)を入れてバイトしてくるパターンを掴めたら1人爆釣も夢ではありません。カラーやスピード、レンジや地形に対してのアプローチなど、突き詰めると山のようにある要素の中から当たりパターンを探し出すには、引き出しを増やす為にも反復練習しかありません。頭の中でリールのハンドルを何回転回したらアタリが出たなどの情報を組み立て、イメージしながら自分を信じて巻き続けましょう。
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