エリアトラウトをミノーイングで攻略!カラーとアクション意外にもあった重要なポイントとは?

作成:2021.12.06更新:2021.12.06

気軽に楽しめる釣り「エリアトラウト」

都心部から車だけでなく電車でも行けるエリアもあり、手軽さからレジャーとしてもとても人気があるのがエリアトラウトフィッシングです。一部の都府県では冬場に使用しない市民プールなどにニジマスなどを放流する「プールフィッシング」なども楽しむことができます。

手軽に始められるエリアトラウトですが、放流後の高活性時の魚から落ち着いてスレている魚をどのように攻略するか​​​​​といった戦略が非常に重要な釣りで、非常に奥が深く腕の差が如実に表れる釣りでもあります。

また再現性の非常に高い釣りでもあり、釣れるパターン(釣れるルアーやカラー、狙うタナ、スピードなど)を探し出せば1人だけ爆釣ということも十分にありえる釣りです。その為にはルアーや魚、釣り場の特性についてよく知っておく必要があります。

エリアトラウトで使用するルアー

エリアトラウトでは様々な種類のルアーを使い、魚へのアプローチを変えて攻略していきます。魚の活性に合わせてルアーの種類やカラー、タイプを選び反応の良い魚を釣っていくことで、低活性、中活性、高活性の魚にそれぞれアジャストしていきましょう。

スプーン

主に低活性~高活性の魚までを釣りやすい最も万能なルアーがスプーンです。特に放流直後の魚には絶対的な強さを持っています。使用するスプーンの重さは釣り場の規模や深さによって大きく変わりますが、もっとも使用頻度が高いのが1~2g辺りでしょう。広い釣り場や深さのある釣り場では4~5gくらいまで、浅い釣り場や表層の魚を釣る時には0.6~1gくらいまでが使用範囲だと思います。

また魚の活性によっても重さは変わり、高活性時には重いスプーンを速く巻いたり、低活性時には軽いスプーンでゆっくり見せて釣ります。カラーも幅広くあり、こちらも活性によって派手系~地味系まで色々なカラーを使い分けましょう。基本的には活性の高い時は派手目のスプーン、落ち着いてきたら地味目のスプーンを使いましょう

クランクベイト

スプーンで釣りにくくなくなってきたタイミングで、中活性~低活性時に魚にゆっくりと見せて口を使わせるルアーがクランクベイトです。クランクベイトにはサイズや潜る深さの違い、浮くもの(フローティング)や沈むもの(シンキング、スローシンキング)といろいろなタイプがあり、釣り場の状況に合わせて使い分けるとより効果的です。

まずは所謂フルサイズのクランクベイトから使うと良いでしょう。カラーはグロー(夜光)の入った少しアピールのあるものから始め、魚がスレてきたら透明に近く地味目なカラーに落としていきます。フルサイズにあたりが無くなったら、よりサイズの小さなマイクロクランク系にチェンジします。ルアーを引くスピードはルアーによって違いますが、だいたい3~5秒でハンドル1回転くらいとかなり遅めです

バイブレーション

更に魚がスレてきたら、底にいる魚を狙う為にバイブレーションを使いましょう。バイブレーションはボトムバンプ、ズル引き、シェイクのアクションで使用します。バイブレーションは主にリアクションバイト(反射的に口を使ってしまうこと)を誘発する釣りです。ボトムに溜まっている泥や土を利用して魚にアピールします。

ボトムバンプは竿を少し上げ目に構え、ラインスラッグを軽く弾くようにしてルアーをちょんちょんとボトムで跳ねさせるイメージで動かします。ズル引きはボトムから浮き上がらない速度でタダ巻きし、土煙を上げながら動かします。シェイクはこのズル引きの時に竿先を軽く左右に振るアクションを加えます。どのアクションでも共通して言えることは、ボトムからルアーを放しすぎないことがポイントです

ミノー

最後に今回の主役、ミノーについてご紹介します。エリアトラウトで使用するのは45~65㎜クラスのものが主体で、フローティングが使われることが多いです。サスペンドも使用することはありますが、近年のエリアミノーイングはミノーの浮力を活かした釣りからが主流となっているので、フローティングもしくはハイフローティングの使用頻度が高いと思います

一口にミノーと言っても、ここ数年で様々なタイプのミノーが発売されています。ボトムで使用することに特化したリップレスボトムミノーや、クランクベイトのようにタダ巻きで使用することに特化した強波動タイプのミノーなど、ルアーのジャンルを超えたミノーも多く発売されています。しかし今回は所謂一般的なミノーを使用する際の「アクション」「カラー」そして重要なポイントとなる「レンジ」と「速さ」について解説したいと思います。

ミノーでの釣り方

ミノーの基本的なアクションは「トゥイッチ」「タダ巻き」「ハイフロート釣法」の3つです。中でも「トゥイッチ」「ハイフロート釣法」はミノー特有のアクションで、魚に反射的に口を使わせるリアクションバイトを誘発して釣ります。バイブレーションもリアクションバイトで釣りますが、「興味」でバイトしてくることが多いです。ミノーではそれに加えて「威嚇」や「本能」などの要素でバイトしてきます。それぞれのアクションについて詳しく解説します。

トゥイッチ

リールを巻きながらロッドをあおってミノーを左右にダートさせるアクションがトゥイッチです。ロッドをあおって出たラインスラッグ(糸ふけ)を弾くように操作し、左右に飛ばすようにイメージすると良いでしょう。5ft台の短めの硬めのL~Mクラスのロッドに2000番のハイギアか2500番クラスのリール、ラインは好みにもよりますが0.3~0.4号のPEラインがアクションにキレが生まれてやりやすいでしょう。ルアーのサイズは45~70㎜クラスのミノー、タイプはSR(シャローランナー)をメインに水深のあるエリアではDR(ディープランナー)と使い分けます。トゥイッチではブラウントラウトやコーホーサーモン、サクラマスやイワナなどの「色物」と呼ばれる魚を釣りやすい方法です

タダ巻き

ミノーはアクションさせるルアーのイメージが強いですが、当然タダ巻きでも釣れます。ウォブリングが強めのアクションが多いクランクベイトと比べ、どちらかというとロール寄りのアクションが多いのがミノーの特徴です。アクションはそれほど強くありませんが、細長いシルエットで魚にアピールできます。またクランクベイトよりも飛距離の出やすいシルエットなので、沖の竿抜けポイントを狙うことができます

ハイフロート釣法

主にニジマスを釣るのに有効なのがハイフロート釣法です。グリグリっとミノーを潜らせてその後数秒ミノーを浮上させます。そこで反応する魚がいたら、再度ミノーを潜らせて浮かせると浮上していくミノーに魚がバイトしてきます。ポイントは最初の潜らせるスピードと深さで、速く潜らせた方がニジマスが興味を示しやすいです。後述しますが、この「潜らせるスピード」と「浮かせるスピード」がハイフロート釣法のキモとなります

ハイフロート釣法はリールだけでミノーを潜行させる場合とロッドも併せてアクションさせる方法がありますが、どちらでもやりやすい方で良いでしょう。タックルは6ft弱くらいのML~Mクラスのファーストテーパーのロッド、リールは巻き取り長が60㎝後半くらいの2000~2500番のリール、PEラインかフロロカーボンライン、0.4号くらいのエステルラインを使用します。釣り場によってはPEラインの水切り音を嫌う場合もあるので、そのような場合にはフロロかエステルがおすすめです

ミノーイングにおけるカラーの役割

リアクションバイトを誘発する「反射系」

個人的にどのアクションでも一番多用するのがシルバーなどの反射系カラーです。ミノーが動くたびにシルバーやゴールドが光を反射させ、魚にアピールして口を使わせます。また反射系カラーは色物にもとても有効なので、いくつか持っていると応用が効いて良いです。ミノーを使う時のトップバッターとして、サーチ用としても最適なカラーです

スレた魚に優しくアピールする「透過系」

反射系でスレてきた時や、強すぎると感じたらボディーの透ける透過系カラーの出番です。こちらは反射系とは対極にあるカラーで、アピールは弱く魚に対してナチュラルに存在を示します。透過系にグロー(夜光)カラーが少し入っているものもあるので、スレている魚にはまた違ったアプローチができます。人が多いエリアなどでは多用することが多いカラーです。

ミノーイングにおいて重要なのは「レンジ(タナ、深さ)」と「スピード」

アクションにばかり目が行きがちなミノーイングですが、必要なのは魚の本能に訴えかける「潜行させるレンジ」と「アクションを行うスピード」です。これらをぴったりと合わせることで釣果が大きく変わってきます。アクション、カラーに加えてレンジとスピードがハマると、1投1匹で連れ続けることも難しくありません。

ミノーを潜行させるレンジと浮かせるレンジ

まず重要なのはミノーをどれくらいまで潜らせるのかというところです。表層まで魚を誘い出すのであればSRタイプのミノー、より深く潜らせるのであればDRタイプが良いです。コーホーサーモンやサクラマスのような魚は表層でバイトしてくることが多く、また速いテンポのトゥイッチに反応しやすいです。対してニジマスは表層からある程度深いところまで様々なレンジで反応してきます

そしてトゥイッチの間やハイフロート釣法の浮かせる時間、一旦表層まで浮かせきるのか浮く前に再度アクションを加えるのか、ここでバイトゾーンがはっきりとしてきます。その時々によって良い深さは刻々と変わっていくので、ワンパターンにならないように魚の動きを見ながら対応していきましょう

ミノーを潜行させるスピードと浮かせるスピード

魚は基本的には上を向いて泳いでいることが多いので、着水したルアーを水面からよく見ています。特に養鱒場でエサを与えられて育った管理釣り場のマスはその傾向が強く、着水したものが沈んでいく縦の動きに強く反応します。そのスピードは魚の個体によって様々ですが、反応しやすい速さというものが存在します。ミノーの場合には速く潜行させた方が興味を持って寄ってくることが多いです

そして急速潜行させたミノーを浮かせるスピードも重要で、活性が高ければ早い浮上に反応が良く低ければ遅い浮上に反応が良い傾向にあります。その為ハイフローティング、(ノーマル)フローティング、スローフローティングを使い分けると色々な状況でも対応ができます。この浮かせている間が食わせる間になります。

エリアトラウトおすすめミノー3選

スミス パニッシュエリア55F

ネイティブでも定番のミノー、スミスのパニッシュのエリアバージョンです。カラーもエリア用の特化されたものがラインナップされていて、ニジマスからブラウントラウト、コーホーサーモンなど色々な魚種を狙える平均点の高いミノーです。迷ったらとにかくこのルアーを買っておけば間違いないでしょう。パニッシュにはSRタイプとDD(ディープダイバー)と2種類あるので、状況によって使い分けましょう。

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ロデオクラフト ポーリー69SRF

エリアトラウトでの大人気ブランド、ロデオクラフトが満を持して発売したミノーがポーリーです。ポーリーにはSRとDR、DRHF(ディープランナーハイフロート)の3種類があり、SRはコーホーサーモンやサクラマスに、DRとDRHFはニジマスにそれぞれ特化したチューニングが施されています。SRは表層の連続トゥイッチ、DRとDRHFはハイフロート釣法で使うと良いでしょう。多くのトーナメンターに愛用されるブランドだけあって、非常に集魚力にすぐれたミノーです。

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ダイワ ダブルクラッチ60F1

ダイワのミノー、ダブルクラッチにエリア用のチューニングを施したミノーです。伝説のミノーメーカー「ハンクル」のテスター陣がテストを重ねて、練り上げた浮上スピードや姿勢、ダイブする深さなど釣れる条件を詰め込んだミノーです。主にハイフロート釣法に特化しています。このルアーが多くのアングラーに愛用される理由は、その飛距離と使いやすさです。大手メーカーならではの入手のしやすさも魅力の1つですね。

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ミノーを使いこなして、より深くエリアトラウトを楽しもう

ミノーというと少しマニアックなイメージを持たれる方も多いかと思います。しかし現在の進化したエリアトラウトシーンでは、ミノーは無くてはならないほどの存在感を持っています。エリアを攻略する新たなアイテムの1つとして、ミノーイングを始めてみてはいかがでしょうか?きっと今までとは違ったエリアトラウトの楽しみ方が見えてくると思います。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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