通常のエステルラインと一線を画すのがバリバスのES2(エスツー)です。このラインはエステルラインでありながら「伸び」を意識して作られていて、通常のエステルラインよりもしなやかになっています。伸びる分感度面では少し落ちますが、その分扱いやすさとトラブルの少なさが大幅に向上しています。筆者も0.4号を愛用していますが、耐久性も問題なく快適に釣りができています。ナイロンライン寄りになったエステルラインといった印象です。唯一気になる点と言えば価格でしょうか。80m巻きで通常の150m巻きの製品より少し安いくらいの価格帯なので、コストパフォーマンスはあまりよくありません。しかしライントラブルの多さからエステルラインを敬遠されている方には試してほしいラインです。
こちらはアジング用のエステルラインで、カラーラインが2色とクリアラインのラインナップです。使うルアーによってカラー付きとクリアを使い分けるのもありです。こちらのカラーラインはかなりしなやかで、スプールの馴染みも良くライントラブルも起きづらく使いやすいラインです。また200m巻きなのに価格は抑えめで販売されているケースが多く、コストパフォーマンスにも優れています。劣化具合は及第点といったところでしょうか。ラインを頻繁に巻き替えたい方にはおすすめです。0.25号と細めからラインナップされているのも魅力的です。マイクロスプーンなどを使う場合にはラインの線径の細さでかなり使用感が変わります。細いラインの使用感の良さは病みつきになると思います。
デメリットの方が注目されがちなエステルラインですが、こまめなラインチェックと適したタックルセッティングを組めば強い武器となります。その感度の良さや扱いやすさは他のラインにはないものであり、上手く付き合うことで魚もより多く釣れるようになります。昔と比べて選択肢も増えていますので、まずは色々なメーカーのラインを試してみて、自分の釣りに合ったエステルラインを見つけましょう。エステルラインを上手に使いこなすことができれば、必ず釣果として表れるようになると思います。
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