ソルティーステージシリーズが遂にモデルチェンジ!ソルティーステージ プロトタイプとして2022年3月に発売されました。前作の面影は完全になくなりましたが、性能が大幅にUPしているのはスペックを見ただけも分かります。
アジングモデルで注目してほしいのはまず重量です。前作から27g~31gも軽量化されています。そしてこの軽量化を実現できたのはアブガルシアの独自テクノロジーであるTAF製法が大きく影響しています。
TAF製法とはブランクの製造方法の事です。細かい解説をし始めるとこの記事の趣旨とズレてくるので省きますが、TAF製法で作ると従来より強く軽く作ることが出来ます。詳しく知りたい方はピュアフィッシングジャパン公式サイトTAF製法紹介ページをご覧ください。
軽量化の要因はTAF製法の他にも、可能な限りの無駄を取り払った事にあります。1つ目はブランクの塗装。前作はデザインの為の赤い塗装などがされていましたが、今作はなんと無塗装です。塗装の重さが無くなることで軽量化はもちろんですが感度UPにも貢献します。2つ目はグリップ周りのシンプル化。前作にはゴム・メタル・カーボンなど様々な装飾パーツが使われていましたが、今作は至ってシンプル。僕の見立てではグリップだけで前作よりも15g近い軽量化が出来ていると思います。
実売で2万円台前半~半ばになると思いますが、価格を考えればかなり良い出来のロッドであり、激戦区であるミドルクラスのアジングロッドの中でもトップクラスの性能になっているのではないかと推測しています。もちろん最後は触って確かめないと分かりませんけどね。
ラインナップはXAJS-552ULT-ST・XAJS-5102LSS・XAJS-632ULT-ST・XAJS-642ULSS・6102LSSの5種類。僕がオーソドックスなジグ単のアジングに使うのであればXAJS-5102LSSかなと思いますが、興味があるのはXAJS-552ULT-ST・XAJS-632ULT-STの2本。この2本はアジングロッドでは極めて珍しいスローテーパーのロッドです。エクストラファーストテーパーが主流であるアジングロッドに敢えてのスローテーパー、しかも2種類。相当な自信を持っているのだと思います。1度使ってみたいですね。
アブガルシアのアジングロッドのフラッグシップです。ソルティーステージ プロトタイプ以上に無駄を切り詰め性能を追い求めたロッドです。ガイドにはチタンフレームトルザイトガイド、ブランクはT1100G(33tカーボン)・M40X(40tカーボン)・55tカーボン(おそらくM55J)を使用した最高レベルのものであり、フラッグシップらしい仕上がりとなっています。
前作よりも遥かに軽量化されており、全モデルで40g以下と非常に軽量です。個人的にはカーボンパイプを噛ましていないスケルトンシートの握り心地が気になるところですがどうなんでしょう?
ラインナップはERFS-46Pro-ST・ERFS-51Pro-FS・ERFS-60Pro-FSの3種類。ERFS-46Pro-STは27gと僕の知る限り現在、全アジングロッドの中で最軽量。4フィート6インチの超ショートロッドは使いどころがかなり限られますが面白いと思います。オーソドックスに使うならERFS-60Pro-FSですかね。ロッドの長さをどう感じるかは人それぞれだと思いますが、使いやすいのは短くても5フィート4インチまでかなぁと僕は思います。それ以下になると色々と不便が出てきます。もちろんメリットもあるんですけどね。その辺を考慮するとERFS-46Pro-ST・ERFS-51Pro-FSの使い道はかなり限定されますね。
最新のテクノロジーを積極的に取り入れているアブガルシアのアジングロッドは非常に魅力的です。エラディケーター リアルフィネス プロトタイプは使いどころが難しく手を出しにくいロッドですが、ソルティースタイルアジング・ソルティーステージプロトタイプアジングはそれぞれ、初心者・中級者の大きな力になってくれるでしょう。アジングロッドに悩んでいる方はぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか?
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