17 ソアレ CI4+ 2000S HG

シマノ

17 ソアレ CI4+ 2000S HG シマノ「17 ソアレ CI4+ 2000S HG」
定価
¥ 35,300
 価格
取扱なし
番手
2000
ギア比
6
ドラグ/耐力
4kg
自重
180g
B/R
9/1
巻上長/回転
81cm
ハンドル長
45mm
ナイロン糸巻量
12-125 / 16-100 / 20-75
PE糸巻量
0.6-150 / 0.8-110 / 1-80

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

ソアレ CI4+ 2000S HGはシマノ史上トップクラスの高感度・軽さが自慢、ライトゲームに最強のハイスペックリールだ!

スピニングリールは機種が多彩で、どれを選んだら良いかわかりづらい、メーカー希望小売価格30,000円〜40,000円前後のミディアムレンジは、本当に魅力的なモデルが多くて悩ましいのですが、カタログを深読みしスペックを突き詰めて見ると、それぞれ特徴があり、どんな釣りにはどのモデルが良いかなんとなく見えてきます。そんな、シマノのミディアムレンジのスピニングリールの中で、ソアレCI4+シリーズはボディからマグナムライトローター、ハンドルにまでこだわり、圧倒的な軽さと高感度を併せ持ち、アジングやメバリングなどのライトゲームに最適な、クイックレスポンスシリーズのハイスペックモデルです。この記事では、特に人気の高いソアレ CI4+ 2000S HGについて紹介します。

クイックレスポンスシリーズって何だ?

シマノのスピニングリールには、設計思想の違いから、「クイックレスポンスシリーズ」と「コアソリッドシリーズ」があります。分かりづらいですが、リールのおおよその性格を表しています。「クイックレスポンスシリーズ」とは、文字通り「素早い反応」を追求したシリーズです。軽量かつ剛性の高い素材を使用し、ローターの始動に必要な力を限りなく軽くし、ハンドルを回す手を止めればピタッとすぐ止まる、すなわち、慣性モーメントを極力抑える、言い換えれば「アングラーの意のままにリーリングをコントロールできる」シリーズで、操作性と感度を重視した製品になっています。

対して「コアソリッドシリーズ」は、ショアジギングに代表される、ロングキャスト、高速リトリーブ、ハードなロッドアクションというタフなシーンが連続する場面において、ローターの回転に敢えて慣性を持たせ、アングラーへのパワーをアシストするとともに、フッキング後のさらにタフなファイトに耐えられるよう、パワーロスに直結する、ボディや駆動部の支持構造にゆがみやたわみが起こらぬよう、安定したリーリング性とファイト時の剛性重視でリジッドに組み上げたリールとなっています。

つまり、小さなアタリを正確に感じ取りたいライトゲームにおいては、「クイックレスポンスシリーズ」である方が有利となる事が多いでしょう。

※参考記事:シマノの「コアソリッド」と「クイックレスポンス」の違いを解説

ソアレ CI4+ 2000S HG の基本スペック

ソアレ CI4+ 2000S HG の基本スペックを見てみましょう。ギア比は6.0、ハンドル1回転当たりの最大巻き上げ量は81cmのハイギアタイプとなっています。ドラグ釣力は最大4kg、実用釣力2.5kgです。スプールは43mm径、14.5mmストロークのシャロータイプが付いており、ラインキャパはPE0.6号で150m、0.8号で110m、1号で80mとなっています。軽量ジグヘッドを使ったライトゲームには必要にして十分のキャパでしょう。アジングやメバリングなどであれば、実際にPE1号を使うシーンは少ないかもしれません。自重は180gとなっています。これは、2020年に、ストラディックCI4+の後継機としてデビューしたヴァンフォードC2500S(160g)が発売されるまでは、シマノの2000番スピニングリール中では、ヴァンキッュ C2500SHG(155g)に次ぐ軽さでした。

CI4+を多用して、徹底した軽量化と高感度化を実現

シマノが開発した、カーボン繊維強化プラスチック「CI4+」は、ダイワでいう「ZAION」に相当する、射出成形用材料ですが、カーボン量を増やすと強度は増すものの、成形性などの加工性が悪くなるため、複雑な形状は製造できませんでした。しかし、素材の流動性向上、高圧射出成形の金型作成技術の向上などにより、量産化に成功した、技術の塊です。アルミ合金やマグネシウム合金よりも軽く、マグネシウム合金同等以上の剛性を実現した素材と言われています。この素材でボディ、ローター、ソアレの場合はハンドルに至るまで採用し、180gという軽さを手に入れています。

さらに進化したマグナムライトローターが、アングラーの意思を忠実に再現する

ソアレ CI4+ 2500S HGのローターは、CI4+製マグナムライトローターなのですが、慣性モーメントを極力減らすため、左右非対称形状のフォルム、肉厚の最適化、ラインローラーの軽量化、チタンベールの採用などで、回転慣性を14%低減しつつ、さらに剛性まで上げることに成功しています。このマグナムライトローターにより、アングラーの思い通りのリーリングを忠実に再現することができます。そしてその感度の良さだけでなく、リールの持ち重りを限りなく低減する「Gフリーボディ」、軽量アルミスプールのガタやふらつきをベアリングで固定することで封じ込める「リジッドサポートドラグ」、ライトゲームに特に必要な、繊細でクリティカルな巻き心地を実現する「X-SHIP」、超々ジュラルミンの冷間鍛造による超硬ギア「HAGANEギア」など、シマノテクノロジーが惜しみなく盛り込まれています

ライバル機はダイワ・バリスティック LT2500SS-CXH!

ソアレ 2000S HGのスペックや価格が似たライバル機は、ダイワ・バリスティック LT2500SS-CXHとなります。バリスティックも、カーボン繊維強化プラスチック「ZAION」をボディ、ローターに採用し軽量化を追求。その自重は165gとソアレ CI4+ 2000S HGより15g軽く、さらにラインローラー部にはボールベアリングが2個使われています。その他のギア材質等はほぼソアレと同じです。低慣性ローターによる初動の軽さもほぼ同様のフィーリングです。強いて甲乙つけるとすれば、ソアレは2017年発売、バリスティックは2019年発売と2年の開きがあるということくらいです。どちらもライトゲームに最適なリールです。実勢価格は25,000円〜27,000円前後とほぼ一緒です。ハッキリ言って好みでどちらに決めても全く問題ありません!

感度がモノをいうスーパーライトゲームに比類ない威力を発揮する

ソアレ CI4+2000S HGは、ライトゲームに最適と言いましたが、このリールの高感度を武器にするのであれば、堤防からのアジングが最も向いています。アジング以外にも、メバリングやカワハギゲームなど、小さなアタリをすかさず捉えなければならない、難度の高い釣り全般に向いています。その際はラインもエステルラインの2lbなど、感度最重視の極細タックルを構築しましょう。もちろん、ロッドもメタルトップ+ソリッドティップで、万全を期し、あとはアングラー自身が全身を研ぎ澄ませ、精神を集中し、小さなアタリを確実に捉えましょう!

この記事を書いた人

ショアおやじのプロフィール写真

初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)


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