レバーはうなぎ釣りの餌に有効!?他の餌と比べてどうなのか?

作成:2021.07.16更新:2021.08.20

上から撮影したうなぎ2匹

天然のうなぎが自分で釣れると聞くとなぜか物凄くロマンを感じませんか?これを見ている皆さんもうなぎを釣ることにワクワクしていることでしょう。しかし「実際のところうなぎ釣りの餌って何がいいの?」と思う方も多いと思います。代表されるうなぎの餌と言えばミミズ、イソメですよね。しかしミミズやイソメよりも入手が簡単で安い優れものがあることをご存知でしょうか?それは「レバー」です。今回はそんな「レバー」がうなぎ釣りの餌として優秀なのかをご紹介していきます。うなぎ釣りの餌で迷っている方必見です!

うなぎってどんな魚?

うなぎを釣り上げた時の写真

うなぎ釣りに有効な餌を話す前にうなぎについて少し紹介します。「敵を知り己を知れば百選危うからず」ということわざがあるように、まずはうなぎを知ることが大切です!

うなぎの生態

うなぎは夜行性の魚だとよく言われますよね。日中は物陰に身を隠しながらじっとしていますが、夕方の薄暗くなることから泳ぎ始めます。そのため夕方終わりくらいに釣りをすることがベストでしょう。一説によると満月の夜は月明かりが強いため釣果が落ちるということが言われているほど光に敏感な魚です。

うなぎの食性

うなぎはミミズやイソメ以外にも小魚やカエル、昆虫、ザリガニなど多種多様な生物を捕食する雑食な魚です。またうなぎは匂いに敏感な魚でもあるためレバーのような強い匂いの餌は見つけてもらえる確率が格段に向上します。そう考えるとうなぎ釣りの餌としてレバーは非常に優秀だと言えるでしょう。

うなぎ釣りの餌にレバーを使うメリット・デメリット

うなぎ釣りにレバーを使うことはメリット・デメリットの両方が存在します。レバーを餌として考えている方は一度確認しておきましょう。

メリット

入手が簡単で安価

ミミズやイソメ、カエル、小魚は捕まえるのに手間がかかったり、時期や場所によっては見つけることができない場合も多いです。だからと言って釣具屋さんで売っているものを買うと餌であるにも関わらずかなり高額になってしまいます。その点レバーは近くのスーパーでいつでも安い価格で買えてしまうので入手の便利さが大きな利点となるでしょう。

高い集魚効果がある

集魚効果の高さもレバーを使う大きなメリットになっています。レバーの中にはぎっしり血や体液が詰まっています。その血や体液が川の流れで四方八方に充満してくれるため匂いに敏感なうなぎが集まりやすくなるということですね。

虫嫌いでも触りやすい

うなぎ釣りをしたいけどイソメやミミズを付けたくないという方もいるのではないでしょうか?あの気持ち悪いフォルムはトラウマレベルですよね。しかしレバーならそこまで手が汚れることもなく付けることができます。そのため虫を触りたくないという方はレバーがおすすめです。

餌の大きさを調整しやすい

餌の大きさを調整しやすいということもレバーのメリットだと言えるでしょう。ハサミやナイフを持っていけば釣り場で瞬時に大きさを調整できます。食いの渋さに合わせて餌の大きさを変化させることが大切です。

デメリット

キャストの時に取れやすい

レバーは柔らかく、フックに固定しにくいということがデメリットとして挙げられます。近場や中距離でのキャストは何の問題もありませんが、遠投して狙う釣りになってくるとキャストの時にレバーが外れてしまうことも少なくありません。そのためできるだけレバーに負担を掛けないようにソフトに投げると良いでしょう。またかなり遠くまで遠投しなければいけない時にはあまり向かない餌かもしれませんね。

他の魚も寄って来る

先ほどレバーには血や体液がぎっしり詰まっているため集魚効果が高いという話をしましたが、うなぎ以外の魚も寄ってきてしまうことがデメリットとして挙げられるでしょう。こればかりはどうすることもできないため、うなぎのいそうなポイントにしっかり餌を落とせるかがカギとなってきます。

うなぎ釣りの餌には鳥レバー、牛レバー、豚レバーのどれがオススメ?

ここまでレバーはうなぎ釣りの餌として十分に優秀であるということをお伝えしてきました。しかしレバーには主に鳥、牛、豚の3種類があります。その中では一体どれが一番良いのでしょうか?結論から申し上げますと「どれでも変わらない」というのが正直な答えです。この3種類ではそこまで大きな違いは出ないと思います。しかしより新鮮で鮮度の良いレバーを選ぶことが大切になってきます。理由としてレバーは時間が経つと中の血が固まってしまうため集魚効果が薄くなってしまうからです。

うなぎ釣りの餌でレバーが他の餌よりも有効になる状況とは?

ではレバーがその他の餌よりも有効になるシチュエーションはいつなのでしょうか?他の餌との特性の違いも含めて紹介していきます。

濁りが激しい状況

雨上がりや泥地などで濁りが激しい時にはレバーが非常におすすめです。理由は単純明快で餌をより見つけやすくなるからですね。どんなに美味しい餌でもどこにあるか分からなかったら意味がありません。その点レバーは強烈な臭いを放ってくれるため濁っていても見つけてもらえる確率が上がります。

食いが渋い状況

食いが渋い状況にもレバーは有効だと言えるでしょう。食いが渋いということは食い気がないうなぎがいるということもありますが、うなぎが餌を見つけることができていない場合も多いです。そんな状況でレバーを使えば辺り一面に匂いが充満するためよりうなぎを集めることができます。最初は他の餌で開始して、うなぎの反応に応じてレバーにチェンジするという作戦も良いかもしれませんね。

レバーを餌に天然のうなぎを釣りに行ってみては?

釣りたてうなぎの蒲焼

レバーは買いやすさ、集魚効果の高さなどを見てもうなぎ釣りに最適な餌であることは明白でしょう。これからうなぎ釣りを予定している方だけでなく、他の餌でやってみたけどうなぎを釣ることができなかった方もレバーを買って再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?レバーを餌に最高級食材である天然のうなぎをゲットしましょう!

この記事を書いた人

木村玄のプロフィール写真

バス釣り一筋丸10年
木村玄

 バス、たまにうなぎ、巻物、サイトフィッシング、フィネス、霞ヶ浦・北浦 野池・川・ダム(茨城県)


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