冬の風物詩。北海道のワカサギ釣り!手ぶらで行けちゃう場所はどこ?
作成:2021.12.24更新:2021.12.24
目次
ワカサギシーズン到来
アングラーのみなさんはワカサギ釣りしたことありますか?近年のアウトドアブームで若者やお子様連れのファミリー層に人気が釣りです。なんといっても釣って楽しく食べて美味しいっていうのがワカサギ釣りの醍醐味でしょう。そんなワカサギ釣りですが意外とどこで釣るのか知らないものです。今回は北海道でワカサギが楽しく釣れる場所をご紹介いたします。特にお子様や女性でも安心していけるトイレなどの設備があるエリアをご紹介します。せっかくですからワイワイ楽しみたいですよね~
ワカサギ釣りのタックルや詳しい記事はこちらをご参照ください。
北海道はワカサギ釣り王国!
私は幼いころ近くにワカサギ釣りのできる湖があったのでとても身近にある釣りでした。そんな北海道にはワカサギ釣りスポットがたくさんあります。北海道のワカサギ釣りは氷上での釣りのみなので湖や川が凍らなければ始まりません。大体1月中旬から2月末までがトップシーズンです。地域によっては12月や3月も可能な場所もありますがお出かけ前に必ず電話連絡し状況を確認してから訪問してください。
まずワカサギ釣りをする前に...
一応釣りなので必要な準備をご説明します。でもワカサギ釣りのいいところは手ぶらでも出来ちゃうところです。そんな手軽なところも若者やファミリーに受けているんでしょう。
さて、あなたのワカサギ釣りはどのタイプでしょうか?
- お手軽手ぶらタイプ:若者グループやカップル、ファミリー初心者向け
- アウトドア感覚タイプ:専用ロッドなどはないけどキャンプは良くいくのでアウトドアの道具などは持ってる方向け
- 本気で釣るタイプ:専用ロッドはもちろん何ならいいポイントに氷に穴開けまでできる玄人向け
湖やポイントがどんなタイプに向いているか?も掲載しています。
次に2つのエリア特徴を知っておきましょう
- 管理エリア:漁協や自治体、企業などで管理されている。ほとんど有料ですがハウス・テント・トイレなどの設備や手ぶらでできるレンタル設備も多い。氷の状態などを把握しているため危険な場所などは禁止区域にしており安心度が高い。初心者やファミリー向け。
- 非管理エリア:基本的に誰も管理していない。地元の経験者やガイドツアープロと行く必要があるエリア。人が少ない場合が多く釣れる確率は高い。管理されていないので氷の薄い場所など危険地帯が多い。トイレなどの設備が無い場所がほとんどなのでワカサギ釣りのガイド付きツアーで訪れよう。毎年氷に落ちる人がいるのはこちらのエリアです。気を付けてください。
今回は安心な管理エリア(管理されてるワカサギ釣り場)を北海道を道央エリア、道東エリア、道南エリアの3つに分けてご紹介します。
道央エリア
札幌近郊
一番ワカサギ釣り人口が多いこのエリアはシーズンになるとコンビニでもワカサギ釣りコーナーができるほど仕掛けなんかはコンビニでGETしてから向かうなんてのも当たり前。そんな札幌近郊でおすすめのワカサギ釣りポイントです。
茨戸川(札幌市)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】
かつては石狩川の一部であった茨戸川。川と名が付いていますが大きな三日月湖でその大きさは20㎞もあります。管理していないポイントが多数ありますが駐車場のマナーなどで最近は警察も取り締まりを強化しているようです。ルールとマナーを守りましょう。
市民農園「札幌北とれたふじい農園」
こちらは安心な管理エリアで札幌市北区篠路町拓北にある市民農園です。農産物直売所やレストランが併設されています。その奥に茨戸川があり駐車場やトイレはもちろん売店などもあります。レンタルも充実しておりタックルはもちろん防寒着などもあり手ぶらでワカサギ釣りを楽しめます。スタッフも多く初心者やカップル、ファミリーの方には最高です。すぐ天ぷらを食べられるコーナーもありますよ~予約制ですのでまずは市民農園「札幌北とれたふじい農園」のHPで確認して連絡してみましょう。
しのつ湖(新篠津村)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】
札幌から車で1時間圏内の場所にある新篠津村しのつ湖。こちらも石狩川からできた三日月湖です。約2㎞ほどの大きさで茨戸川に比べるとだいぶ小さく感じますが侮るなかれめっちゃ釣れます。
しんしのつ温泉たっぷの湯
しんしのつ温泉たっぷの湯で受付をするのですが新篠津の道の駅にあり新篠津村で運営しています。新篠津村を挙げての一大アクティビティーですので力の入り方が違います。道の駅なのでトイレはもちろん売店やレストラン。なんといっても温泉がある。しのつ湖のポイントは3つあり受付のあるたっぷ湯の裏の【たっぷ釣り場】は少し浅め、少し北にある【北釣場】と南にある【南釣場】は車で5分ほどで深めです。こちらは簡易トイレがあります。手ぶらでも遊べるレンタルもそろっています。温泉付き料金がお得です。
砂川オアシスパーク(遊水地)【本気で釣る】
札幌から高速で約45分の砂川町にある砂川オアシスパークです。こちらもかつての石狩川を利用してできた場所なのですが三日月湖ではなく遊水地として石狩川の水が増水した際などに一時的に貯留する役割を持たせています。通常時は市民の水辺の憩いの場として利用されています。しかし広さは1.8㎞もありサッカーグランド250面分だそうです。
砂川観光協会 すながわトリップ
砂川オアシスパークの管理棟にトイレがあり駐車場もあり遊漁料もすべて無料です。その分レンタルなどがありませんのですべてご自分で用意する必要があります。管理棟で禁止されている場所などもありますので情報を確認してワカサギ釣りをしましょう。ワカサギ釣りでは有名な場所なので混み合いますが氷上は広いので雄大に釣りを楽しめます。
桂沢湖(三笠市)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】
札幌から高速で1時間15分ほどかかります。夏はキャンプで有名な桂沢湖。桂沢ダムによってできた人造湖です。周囲は64㎞あります。
三笠市商工観光課商工観光係
桂沢湖の管理事務所で受付をします。レンタルも充実していますので手ぶらも可能です。夏のボート乗り場付近で管理側で釣り穴を用意しておりそこで釣ります。貸しテントなどもあります。釣り穴に限りがあるため先着順となりますので確認してから向かいましょう。
旭川近郊
札幌に次ぐワカサギ釣り人口が多い旭川近郊は雄大なポイントが多く広々雄大に釣りが楽しめます。
桜岡湖(剣淵町)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
旭川から車で50分ほどのことろに絵本の里剣淵町があります。なぜ絵本なのか?世界中の絵本約4万冊を収蔵している「絵本の館」を町おこしの一環で建てたところからそう呼ばれています。そんな絵本と農業の町に町民の憩いの場である桜岡湖があります。桜岡湖は東剣淵ダムによる人造湖で夏はカヌーやトラウトフィッシング、冬はワカサギ釣りが楽しめます。
レークサイド桜岡(剣淵温泉)
桜岡湖のほとりにあるレークサイド桜岡は温泉がある宿泊施設です。ワカサギ釣りの受付はここで行います。レンタルもそろっており手ぶらでも楽しめます。駐車場料金に1名分の温泉入浴券付きがあります。遊漁料は無料ですのでタックルをお持ちの方は駐車場料金でワカサギ釣って温泉が入れます。ワカサギ釣りで冷えた体を温泉で温める!泊りがけでちょっと優雅なワカサギ釣りもできますね。
朱鞠内湖(幌加内町)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
旭川から車で1時間30分のところ蕎麦で有名な幌加内町に日本最大級の人造湖『朱鞠内湖』があります。そこは幻の魚イトウの生息地としても有名ですね。そのイトウのメインベイトでもあるワカサギは冬の朱鞠内湖のメインターゲットとしてのワカサギは日本国内でも一級ポイントです。札幌からわざわざワカサギ釣りをしに行くほど人気のポイントです。なにがそうさせるのか?そうなんです。朱鞠内湖のワカサギは高級ブランドとして都内の一流レストランで使用されるほどです。
NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター
北海道内でも屈指のトラウトフィッシングフィールド『朱鞠内湖』。春夏秋は全国からイトウを求めてトラウトアングラーが集まる憧れの湖です。そんな朱鞠内湖を管理運営しているNPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター(朱鞠内湖淡水漁業協同組合)。長年、朱鞠内湖の大自然と釣り人をつなぎ雄大な自然を守っています。もちろん維持し続けるためには正しくルールを守るアングラーも朱鞠内湖の自然を未来へ!という想いで訪れていることが大切です。このような運営とアングラーの想いが一体となっているからこそ『朱鞠内湖』が素晴らしいフィールドで在り続けている理由だと思います。是非ワカサギ釣りでこの雄大で唯一無二の大自然を楽しんでみてください。レンタルはもちろん送迎・宿泊もできます。釣ったワカサギを餌にムーチングという釣法で冬のイトウやトラウトを狙っているアングラーもいます。
道東エリア
帯広近郊
このエリアは特に自然が多く帯広が近いためワカサギ釣りも盛んな地域です。
サホロ湖(上川郡新得町)【本気で釣る】
帯広から車で1時間のところにあるこちらも蕎麦で有名な新得町にあるサホロ湖。佐幌ダムによる人造湖です。
新得町観光協会
シーズン中は駐車場と仮設トイレがあります。遊漁券が設定されていますがレンタルなどはありません。帯広からは日帰り圏内なのでお近くの方はおすすめです。詳しくは新得町観光協会の公式サイトで!
ホロカヤントー沼(大樹町)【アウトドア感覚】【本気で釣る】
帯広から車で1時間15分ほどのところにある最近ロケットで有名な大樹町のホロカヤントー沼。このホロカヤントー沼は沼とついていますが周囲5kmの海岸湖です。
大樹町 ホロカヤントー釣り場管理棟
北海道指定文化財指定「十勝ホロカンヤントー竪穴群遺跡」で有名で古代人のロマンを感じるこの一帯の中にホロカヤントー沼がありこの湖は自然産卵と大樹漁業協同組合がワカサギの卵の放流も行っており毎冬はワカサギ釣りでにぎわいます。釣り場管理棟で遊漁券と釣り具のレンタルができます。
塘路湖(標茶町)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】
釧路市内から約40分にある塘路湖。釧路湿原国立公園内にあり雄大な北海道を感じられる湖です。
レイクサイドとうろ
こちらはガイド付きでレンタルはもちろん釣り方から食べ方まですべてセットです。釧路方面に旅行にした際に是非イベントの一つとして楽しんでみてはいかがでしょうか?
阿寒湖(釧路市)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
釧路市から車で1時間30分のところに北海道でも指折りの温泉地『阿寒湖温泉』があります。その雄大な阿寒湖はトラウトフィッシングでも有名な湖で夏はトラウトと温泉を求めてアングラーが集まる湖です。
あいすランド阿寒
レンタルがそろっており天ぷらとセットのプランなんかもあります。温泉旅行と一緒にワカサギ釣りもしちゃいましょう。
網走湖(網走市)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
網走市内から車で約10分のところにある網走湖。湖の周囲は約40㎞ありかなり大きい湖です。
網走市観光協会
北見・網走方面でワカサギといえば網走湖というほど、にぎわう網走湖のワカサギ釣り。レンタルはもちろんテントも貸し出ししていますのでこちらも手ぶらで楽しめます。
苫小牧近郊
ポロト湖(白老郡白老町)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
苫小牧から車で約30分の白老町にある周囲約4kmのポロト湖畔に縄文遺跡もあり近年ではアイヌ文化の振興などをテーマにした民族共生象徴空間「ウポポイ」が開設され人気のスポットです。
ポロト湖インフォメーションセンター
苫小牧、白老では冬の風物詩にもなっているポロト湖のワカサギ釣り。駐車場やトイレ、手ぶらでもOKなレンタルもそろっています。温かい飲み物やわかさぎ釣りセットなどもありますのでお子様や家族で行くのも楽しいです。
道南エリア
函館近郊
函館の観光旅行ついでにアウトドアを楽しむなんて贅沢もいいですねぇ~
大沼公園・じゅんさい沼(道南・七飯町)【お手軽手ぶら】【アウトドア感覚】【本気で釣る】
函館から車で約40分、道南の湖といえば大沼湖。函館から向かって大沼トンネルを抜けるとそこには雄大な大沼湖とその奥にそびえ立つ駒ヶ岳。圧巻の景色に出迎えられる大沼国定公園は夏もいいのですが冬の大沼と駒ケ岳を眺めながらのワカサギ釣りは最高です。
七飯大沼国際観光コンベンション協会
大沼は氷上の釣りだけではなく桟橋からわかさぎ釣りができるので12月から釣りができます。もちろんレンタルもばっちりテントの貸し出しもあります。唐揚げ体験なんかもあります。函館、道南の方は是非チャレンジしてみてください。
じゅんさい沼ワカサギ釣り場
大沼公園は大沼、小沼、じゅんさい沼という3つの湖がありその中でもじゅんさいが採れるじゅんさい沼でもワカサギ釣りができます。すべてレンタルがそろっていますのでこちらも手ぶらでいけます。大型の釣りドームあるので寒がりの方はこちらがおすすめです。
楽しく釣って美味しく頂こう!
いかがでしたか?ワカサギ釣りをしたことが無いアングラーの皆様。特に大きなアタリや引きを楽しんでいるあなた!ワカサギの繊細なアタリに意外とハマりますよ。是非釣って美味しく頂いてください!