冬の釣りといえばワカサギ釣り!必要なものや便利グッツとは?
作成:2021.11.29更新:2021.11.29
目次
ワカサギ釣りって寒いけど美味しく楽しい釣りですよね
今回はワカサギ釣りです。初めて氷上でワカサギ釣りをする方や子供の頃にやったけど最近はめっきりというアングラーに入門編として必要な道具など解りやすくご説明したいと思います。美味しいワカサギを釣っちゃいましょう!
ワカサギって成魚?それとも魚の子供?
ワカサギを天ぷらや佃煮などで食べたことがある方は多いと思います。10cm前後の小さな魚ということは分かりますが実際にはどんな魚なのか?成魚?なにかの子供?何目の何科なのか?意外と知られていません。まずは釣る目的の魚を知らなければ釣れるものも釣れません。少し詳しくご説明します。
なんと鮭?キュウリウオ?
ワカサギはなんとサケ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科ワカサギ属です。サケってあの鮭です。大きな分類としてですがれっきとしたサケ目の魚なんです。よ~く見るとサケやマスにしか見られない脂ビレ(背ビレと尾っぽの間にある小さなヒレ)があるんです!とはいえ本物の鮭の様に川から海に降り外洋に出て大きくなる魚ではありません。ワカサギの成魚はせいぜい大きくて15cmほどです。基本的には湖に生息する淡水魚ですが湖と海が近い場合にワカサギの一部は降海してまた戻ってくる個体もいます。
チカに間違えやすい
北海道や東北で冬の海釣りでは定番のチカ。ワカサギとよく似ています。ただ関東以南には生息していないようです。基本的にワカサギは淡水魚で一部海に降海しますがチカは淡水には生息しない海水魚です。でもチカはサケ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科ワカサギ属で種がチカということなのでワカサギの亜種ですね。ワカサギはサケ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科ワカサギ属ですので分類的にもほぼ同じなので似てるはずです。知らない方が多いので違いを表にしました。でもどちらも美味しいんです。
ワカサギ | チカ | |
分類 | サケ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科ワカサギ属 | サケ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科ワカサギ属チカ種 |
学名 | Hypomesus nipponensis | Hypomesus japonicus |
生息域 | 汽水域 | 海水域 |
分布 | ほぼ全国の淡水域に生息 | 三陸海岸より北の沿岸 |
食性 | 動物プランクトンや魚卵や稚魚など | 動物性プランクトンや小型のエビなど |
成魚 | 最大15cm程度 | 最大20cm程度 |
寿命 | ほぼ1年(稀に2~3年魚) | 1~2年(稀に3~4年魚) |
見分け方 | 腹びれの位置が前側。 背びれの起点直下か少し前方から始まる | 腹びれの位置が後ろ側。 背びれの起点の少し後方から始まる |
さっそくワカサギを釣ろう!
さてワカサギを知ったところでさっそく釣ってみましょう!とはいっても何を準備すればいいのか?場所によっては手ぶらでワカサギ釣りができる場所も増えてきました。でもせっかくなのでマイタックルで挑みたいですよね~ではワカサギ釣りに必要な道具を教えます。
まずはタックル!
タックルを選ぶためにはワカサギ釣りのタイプが2つあります。
- 電動リールを使用する:自動でラインの動きなどを行うワカサギを誘うことが出来る最新の釣り方です。タックルは2万円程度
- 手動リールを使用する:昔ながらの手巻きリールで誘いも自分で行うオールドスタイルです。タックルは5,000円程度で安価。
電動リール | 手巻きリール | |
自動巻上 | ◎ | ✖ |
自動誘い | 〇(機種による) | ✖ |
手動誘い | 〇 | 〇 |
初心者・子供向け | 〇 | ◎ |
玄人向け(数釣り) | ◎ | 〇 |
専用ロッド | 必要 | 無 |
価格 | 7,000~20,000円 | 1,000〜5,000円 |
ワカサギ専用電動リールとロッド(穂先)
電動リールも段階で巻上げができるタイプといろいろな誘い方もできるタイプがあります。どうせ電動リールで攻めるなら誘い方もいろいろできるタイプで他のアングラーに釣果で差を付けましょう。電池忘れないでね。
ダイワ(DAIWA)CRYSTIAアワカサギCRT+
DAIWAのワカサギリールでおすすめなのがCRYSTIAワカサギCRT+。このリールの特徴は名人誘いという機能があり名人が得意とする誘い方を自動でしてくれます。喰いが渋くなったときなど他のアングラーが苦戦している中この名人誘いで一気に超過の差を付けましょう。
ダイワ(DAIWA)CRYSTIAワカサギ 穂先34SSS
DAIWAのCRYSTIAワカサギCRT+に合わせるロッド(穂先)はこちらCRYSTIAワカサギ 穂先 先調子 34SSSです。初心者の方はロッドの先を見て合わせますのでこちらがおすすめです。
プロックス(Prox)攻棚ワカサギモータードライブEC
釣り具メーカーのProx攻棚ワカサギモータードライブECです。2021年7月に登場した見た目はポップな感じなのですが、この機能でこの価格はコスパ最高です。ガイドの確度も変えられるのでとても便利です。初心者にはこちらがおすすめです。
プロックス(Prox)ワカサギ扁平スケルトン穂先
ProxのリールにはProxワカサギ扁平スケルトン穂先です。初心者の方はSSの硬さがおすすめです。長さはお好みですが28cmをおすすめします。穂先がオレンジとブラックで氷上でも視認しやすいカラーになっています。
ワカサギ専用ロッドとリール(手動式)
こちらでも十分楽しめます。昔は電動リールなんてありませんでした魚とのやり取りはこちらの方が楽しめます。お子様には是非こちらから始めてほしいものです。手持ちの小さなベイトリールでも対応可能です。
ダイワ(DAIWA)ワカサギリールCORONETIⅡ
DAIWAのワカサギリールで定番のCORONETリールはワカサギのみならず穴釣りや小物釣りを楽しめます。2021年に2つのカラーを追加してレッド/イエロー/オレンジ/ブラックの4色から選べるおしゃれなリールとしても評判です。でも侮るなかれハイギア仕様で糸噛み防止や3段式切換ストッパーなど十分な機能も搭載されています。ビギナーから玄人アングラーまでおすすめです。
ダイワ(DAIWA)CRYSTIAワカサギロッド21
DAIWAのCORONETIⅡにはやはりCRYSTIAワカサギロッドですね。ロッドハンドルと穂先がセットになっており何と竿本体部分に穂先が収納できるコンパクトさ持ち運びと穂先の保護できるので最高です。別売のCRYSTIA穂先各種も装着可能なのでお好みの硬さも調整できます。
シマノ(SHIMANO)ワカサギリールCLUB DEMI
SHIMANOのワカサギリールCLUB DEMI。タイプは10RL/15RL/20RLの3種類あります。ワカサギは10RLでOKです。なんとワカサギだけではなくチヌ釣りもいけちゃうリールです。糸噛み防止やクリックアジャストスプールコントロールツマミなどの機能も搭載。SHIMANOの滑らかな巻き心地でワカサギを釣りましょう
シマノ(SHIMANO)ワカサギロッドマチックシステムグリップ
SHIMANOのCLUB DEMIにはやはりマチックシステムグリップにセットしたいですね。Ci4素材を使用し軽量化されたロッドグリップは最高です。穂先は別になります。
シマノ(SHIMANO)ワカサギロッド穂先ワカサギマチックExpecM04S
SHIMANOマチックシステムグリップにお好みに合わせた穂先をセットしましょう。
プロックス(Prox)クリアロックSTセット
最後にProxクリアロックSTセットです。こちらはロッドとリールがセットになっており穂先はロッド本体に収納できるようになっています。タイプは穂先がSSSとSSの2種類の硬さで2タイプになっています。タナカウンター付きでコスパ的に一番安価でお子様や初心者におすすめです。
メインライン
昔はPEなんてありませんでしたからナイロンが基本でした。最近ではPEが結氷しない加工がされたワカサギ専用PEなんてものもあります。私のおすすめはフロロカーボン0.2~0.8号かナイロンラインの0.4~1.0号です。
タックル以外に必要なものとは?
基本的に氷上で行うワカサギ釣りです(一部関東では結氷しない湖での釣りもあります。)ので防寒は必須です。ビニールハウスやワカサギ釣り小屋タイプは中が温かい場合もありますがそれでも氷の上なのでじわじわ冷えます。防寒はしていきましょう。今回は防寒着や手袋など以外で必要な道具をご紹介します。
ワカサギの仕掛け
仕掛けは既に針とハリスが付いたものが販売されています。たくさん種類があり迷うところですが初心者の方へのおすすめは針は4~5本でハリスが短い方が良いと思います。ハリスが短いとアタリが解りやすいためです。
ダイワ(DAIWA)CRYSTIA快適ワカサギ仕掛けKK速攻キープ5本
こちらは針が5本のハリスショートタイプです。手返しも良く初心者へおすすめです。
ハヤブサ(Hayabusa)C248瞬貫わかさぎ段違いハリス3段7本
こちらは私のおすすめの仕掛けです。初心者にはおすすめしませんが針が7本で上の2本、中の3本、下の2本のハリスの長さが違うんです。その時の水流にもよるのですがこのハリスの長さの違いでワカサギへのアプローチが変わるため渋くなった状態でもどれかに反応するというできるだけ仕掛けを変えないために使用できるので重宝しています。おすすめです。
ワカサギの餌
ワカサギの餌と言えばサシ。説明はしませんが釣れるんですけどあまり女性や子供受けしないので今回は最近私もよく使っている人工餌をご紹介します。
マルキュー(MARUKYU)紅雪IIピンク
パックからそのまま針につけることが出来るのでお子様や女性にも簡単です。結構釣れます。おすすめです。
オモリ(シンカー)
重りは0.5号~2号ぐらいを準備しましょう。最近は100均でもありますね。特におすすめはありませんがナス型が一般的です。
イス
プロックス(PROX)あぐらイス
場所によっては既にイスが用意されているところもありますが万が一なかった場合、氷の上に座る羽目にならないように持っていて損はありません。
その他便利グッツ
ナヌーク(NANUK)ワカサギ氷すくい
作りもしっかりしているので愛用しています。穴の中の氷を掻き出すのにちょうどいい長さでおすすめです。
ダイワ(DAIWA)CRYSTIA活かしバッカンG21
このバッカンは2重構造になっていて中にざるタイプのカゴがあり引き上げるとワカサギだけになり水を変えることが出来る優れものです。持ち帰る際の水切りにもなるのでこのタイプを持参しましょう。持ち帰り用のジップロックも忘れずに!
ダイワ(DAIWA)CRYSTIAワカサギ ハリハズシ
大量に釣れ始めると外すのが大変です。そんな時にハリハズシをバッカンにつけておくと便利です簡単に針が外れます。
プロックス(Prox)攻棚ワカサギ氷穴シリコンスリーブPX990K
最近使用して便利だったのがこの氷穴シリコンスリープ。氷の穴期被せて使用するのですが氷のふちにラインが擦れなくて済む、穴が凍りづらいというメリットがあります。是非使用してみてください。
プロックス (Prox)ポケット三脚PX8553RK
長時間竿を持っていると疲れますのでロッドをこの三脚を置いておくとラクチンです。
ワカサギシーズンを楽しみましょう!
さぁ今回ワカサギ釣りをご紹介しました。冬の釣りは寒くておっくうになりがちですがワカサギ釣りは意外と温かいので寒いのが苦手なアングラーのみなさん!冬はワカサギ釣りに出掛けてはいかがでしょうか?ハマると奥深く大物の釣り並みに引きを感じれますよ~
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