※ハンドル長が記載されているリールのみ
※ダブルハンドルを除く
中央値・最頻値は55mmという事で、標準偏差を考慮してみると、大体50〜60mm前後のハンドル長であるリールが多いという事がわかりました。考えてみれば、各メーカーが発売しているリールの番手は、2500〜4000番台が多いので、必然的にこの辺りの番手とのバランスが良い50〜60mm前後のハンドル長が多く採用されているという事になりますね。
つまり、50〜60mmを基準として、これよりも長ければ「ロングハンドル」と呼んでも良さそうです。実際、ハンドル長が60mmを超えるリールは、オフショアやサーフ専用のリールである事が多く、逆に50mm以下のリールは2000番台以下のライトフィッシング向けのリールである事がほとんどです。
ちなみに、前述しましたが、ダブルハンドルは計測方法が異なるため、この理屈で考えると60mm以上であってもロングハンドルとは呼べません。シングルハンドルと比較をするのであれば、ダブルハンドル長を2で割った数値(90mmなら45mm)が正値と言えるでしょう。
正直、ハンドル長のみにこだわってリールを選択するのはあまり宜しくありません。メーカーも、そのリールに最適なハンドルの長さを算出した上での設計なわけですので、ご自身の釣法に合わせた「ギア比」や「糸巻き量」などを優先して考えるべきでしょう。どうしてもハンドルは長い方が良いという方は、ハンドルだけは別途購入したり、サードパーティーの「ゴメクサス」といったカスタムメーカーから最適な物を探した方が良いと思います。
ただ既に購入したいリールが絞り込まれていて、他に比較する箇所が見当たらないといった時は、最後の後押しの決め手として参考にするのは良いかも知れませんね。
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