2020年に発売された、感度と食い込み性を重視した高感度グラスソリッドトップを持った穴釣り専用並継(3ピース)ロッドです。長さは111cm、131cm、151cmの3サイズあり、いずれも3,500円前後で手に入ります。仕舞寸法はやや長め(63cm~83cm)ですが、ティップを元竿に収納することができる構造で、持ち運び時のトラブルはほとんどありません。運悪く穂先を破損してしまっても、ソリッド部のみ交換できるようになっています。
大阪市の浜田商会が手掛ける総合釣具ブランド「プロマリン」の堤防キワ釣り/穴釣り専用グラスロッドです。極光テトラDXシリーズには、錘負荷1~10号のMシリーズと、錘負荷5~20号のHシリーズがラインアップされていますが、穴釣り専用で仕立てるのであれば、Mシリーズで充分です。長さは90cm、110cm、130cmがあります。短い2ピースロッドでありながら、極小ガイドが10か所もついており、狭い場所を攻める穴釣りに抜群のラインコントロール性能を発揮します。1,500円前後で入手できる、非常にコストパフォーマンスの高いロッドです。
北九州市に本社を置き、西日本を中心に、釣具量販店「釣具のポイント」を展開している、株式会社タカミヤのオリジナル商品で、カーボン繊維を28%使用した、軽量コンパクトな振出式探り釣り専用ロッドです。長さ90(4本継)、120cm(5本継)、150cm(5本継)、180cm(5本継)、210cm(6本継)の豊富なラインアップを持っています。穴釣りには、テトラ帯での穴釣りには90cm~150cmを、180cm、210cmは堤防や地磯での探り釣りに向いています。
続いて、穴釣りにおすすめの、安価で使い勝手の良いリールを紹介して行きます。
シマノの超コンパクト両軸受けリールで、ワカサギ釣りから、穴釣り、クロダイのかかり釣りまで、3サイズ展開で幅広く対応できるクラブデミシリーズは、大変シンプルな構造ながら、左右ハンドル交換が可能で、スプールとフレームの間へのライン噛み込み防止機構やワンタッチスプール着脱機構など充実の機能を持っています。10RLは自重わずか90グラムで、一日中ロッドを振るっても疲れません。3,000円を切る価格で入手できる、穴釣り専用として最もおすすめしたいリールのひとつです。
ダイワの超コンパクト両軸受けリールで、シマノ クラブデミ同様、左右ハンドル交換可能、スプールとフレームの間へのライン噛み込み防止機構を備えています。クラブデミとの違いはハンドルで、クラブデミはシングルハンドルであるのに対し、コロネットⅡはダブルハンドルが標準装備となっています。その分、自重は110グラムと、クラブデミより20グラム重くなっています。このコロネットⅡも3,000円前後で入手できる、穴連れ専用リールとして非常におすすめできるモデルです。
ギア比6.1:1のハイギアモデルで、最大釣力2.5kgのドラグを搭載したモデルです。シマノ クラブデミ、ダイワ コロネットⅡと比較すると一回り大きな両軸受けリールです。ラインキャパは、ナイロン2号150m、3号100mと、穴釣りには十二分のキャパがあります。巻きパワーも、シマノ クラブデミ、ダイワ コロネットⅡよりも大きいため、不意の大物にも余裕を持って対処することができます。3,000円を切る価格で入手できますが、ハンドルの左右交換はできませんので注意が必要です。
ダイワのスピニングリールのラインアップの中で、穴釣り用を謳った、非常にニッチなモデルです。ベイトタックルには抵抗のあるアングラー、或いは、穴釣り以外にもちょい投げ釣りやサビキ釣りにも使いたいというアングラーのニーズにバッチリハマる商品です。穴釣り専用リールに仕立てたければMR750を、ちょい投げ釣りやサビキ釣りなど、穴釣り以外の釣りにも使いたいのであればMR1000を選ぶと良いでしょう。どちらのモデルも5,000円を切る価格で入手ができますが、4+1ベアリングや、折りたたみ式アルミマシンカットハンドルなど、基本機能はきちんと網羅されていますので、スピニングタックルで穴釣りをしたいと考えるアングラーのニーズにバッチリハマる商品だと思います。
シマノのエントリークラスのスピニングリール、セドナは、500番の超小型モデルが存在します。ダイワ MR750とほぼ同じサイズ感のスピニングリールで、ラインキャパはナイロン2号で70m(MR750はナイロン2号で60m)です。こちらも、ちょい投げ釣り兼用にしたい場合は1000番を購入した方が良いでしょう。セドナも5,000円を切る価格で入手可能ですので、穴釣り専用スピニングリールとして仕立てるのがおすすめです。
大阪の低価格釣具メーカー、プロックスのネロストシリーズは、マットブラック基調のシックなデザインで、低価格であることを感じさせない仕上がりのスピニングリールです。そのネロストシリーズ最小サイズのラインがネロストミニ500/800です。ナイロン/フロロカーボンラインの1.5号以下の細糸を使用する穴釣り、ちょい投げ釣りに向いています。3,000円で手に入り、タフに使える穴場的モデルです。
穴釣り専用タックルを仕立てることができるなら、メインラインはナイロンではなくフロロカーボンを使用することをおすすめします。理由は根ズレに比較的強いこと、吸水劣化をほとんど起こさないことです。それでも万能というわけではなく、ささくれ立つような大きなキズがはいってしまうと切れやすくなりますので、穴釣りの場合はハリスやラインを一投ごとに指でなぞり、表面のキズつきの状態をチェックし、キズでバサバサになってしまう前に仕掛けを交換しましょう。
穴釣り用のタックルに、感度や巻き心地、静粛性といった要素を求めるのはナンセンスでしょう。武骨に、ひたすら武骨に質実剛健を追求し、キズつきを恐れずに果敢に穴を攻めることに集中することが大切です。
スピニングタックルが良いか、ベイトタックルが良いかという問題については、これまで説明してきた通り、ベイトタックルに軍配が上がることは間違いありませんが、スピニングタックルの手軽さや、いざと言うときに他の釣りに容易に変更できる汎用性も侮れませんね。結局は好みで決めても良いのかなと思ったりもします(元も子もないですが!)。
記事中の紹介グッズ一覧
この記事を書いた人
合わせてよく読まれる記事
「穴釣り」関連の記事
新着記事