15 AR-C エアロ BB C3000HG

シマノ

15 AR-C エアロ BB C3000HG amazon.co.jp「15 AR-C エアロ BB C3000HG」
定価
¥ 19,000
 価格
¥ 14,163
番手
3000
ギア比
6
ドラグ/耐力
7kg
自重
275g
B/R
5/1
巻上長/回転
98cm
ハンドル長
-
ナイロン糸巻量
10-180 / 12-150 / 16-100
PE糸巻量
1-400 / 1.5-270 / 2-180

狙えるターゲット魚種

できる釣法

シマノ・AR-C AERO BB C3000HGは、汎用リールからサーフキャストリールへステップアップする人に最適のリール!

シマノのAR-C AERO BBは、シマノのスピニングリールの中では汎用リールにカテゴライズされていますが、シマノはこのリールを「ショアキャスティングリール」と呼んでいます。AR-Cとは、「All Round-Casting」の略で、あらゆる投げ釣りのために、飛距離を追求したデザインを採用したリールであることを示しています。手軽な価格で本格的なキャスティングを体感できるAR-C AERO BBは、汎用スピニングリールから、一歩ステップアップし、本格的にキャスターデビューを目論むアングラーに最適なかっ飛びリールです。今回はその中で最もコンパクトな、C3000HGを紹介します。

ちょい投げからマジ投げに移行したい人へシマノが贈るハイコスパキャストリール

いきなり結論めいてしまい恐縮ではありますが、シマノ・AR-C AERO BB C3000HGは、この形容がピッタリのリールです。釣りデビューを果たした人は、最初は安価な汎用スピニングリールを使い、ちょい投げ釣りなどからエントリーするケースが多いと思います。そうした手軽な釣りを何度かして、リールの使い方やキャストの基本を覚えて行きますが、そんなある日、見知らぬ人が自分のすぐ横で、大きめのリールと、4m以上の長めの投げ竿を使って、自分より遥かに遠いポイントに仕掛けを投げているのを目の当たりにして度肝を抜かれると言った経験は誰もがあるでしょう。そして、自分も一所懸命練習して、飛距離を伸ばしていくうちに、今使っているリールが物足りなくなってきます。そんな時、このAR-C AERO BB C3000HGを選ぶと、手軽に、違和感なくロングキャストの楽しさを体感できます。

AR-C AERO BB C3000HG の基スペック

AR-C AERO BB C3000HG は、ギア比6.0、ハンドル1回転あたりの最大巻き長さは98cmというハイスピードタイプのリールです。最大ドラグ釣力は7kg、ラインキャパは、ナイロン3号が150m、PE1.5号が270mと、本格的なキャスターデビューにも十分です。ハンドル長も55mmと、汎用リールの2500〜3000番とほぼ変わらないので、汎用スピニングリールからの移行でも違和感はないでしょう。C3000ですので、コンパクトボディが使われており、2500番のボディに3000番のスプールがついているモデルとなります。そしてそのスプールこそ、汎用スピニングリールよりも径の大きな「AR-Cスプール」なのです。汎用スプールよりも径が大きく、ライン放出時の抵抗が軽減され、スプールに大きく巻かれることで、ラインへのヨレの力も小さくなります。スプールのフロント側のリングフランジの形状が特殊なテーパーカットが施されており、ライン放出時のばたつきを小さくする整流効果を付与します。結果、飛距離のアップに貢献します

BBモデルとは?

AR-C AERO BB C3000HGは、メーカー希望小売価格19,000円、実勢価格14,000円前後です。投げ釣り専用リールとしてはかなり価格が抑えられています。もともと、シマノの製品で、モデル名のあとに「BB」とつくモデルは、元となるモデルがあって、そのモデルからコストダウンを図り、ハイコスパモデルに仕上げたものになります。「BB」とは「Blood Brother」の略で、いわゆる「弟分」を表します。兄貴分である、AR-C AERO CI4+は既に販売を終了していますが、弟分はまだ販売されているという訳です。

AR-C AERO BB 3000HGとサーフキャストリールの違い

AR-C AERO BB 3000HGは、シマノは「ショアキャスティングリール」と呼んでいますが、どちらかというと汎用リールに近い味付けで、汎用リールのキャスト性を高めたモデルと言えるでしょう。サーフキャストリールとはかなり異なっています。サーフキャストリールは、飛距離を最重要視します。トーナメンター向けモデルなどは、200mは飛ばせる必要があり、PE0.4~0.8号と、非常に細いラインを使います。そのためスプール径は70mm以上の大口径スプールが使われます。また、ラインの放出抵抗を撲滅するため、前テーパー形状になっており、ラインキャパの確保及び巻き上げ時のラインの食い込みを極力低減させるため、ストロークは35mm~45mmのロングストロークになっています。AR-C AERO BB のスプールは、汎用リールのスプールに近い14.5mmストロークですが、口径が汎用リールより大きい52mm径のAR-Cスプールにより、汎用リールよりもロングキャストに適したセッティングとなっています。また、ラインも細いPEラインから太めのナイロンラインやフロロラインも対応できる構造になっています。

素材の選定がコストダウンの決め手!

AR-C AERO BB C3000HGは、本格的な投げ釣りを始めたいが、サーフキャストリールのようにいかついリールはちょっと気が引ける、できれば様々な投げ釣りにもマルチに使いたいという場合にピッタリです。非常にコンパクトなボディで、自重も275gと、投げ釣り用リールとしてはかなり軽く、これまで使っていた汎用リールから違和感なく移行できます。価格も14,000円前後で手に入り、ロングキャストリールに必要なスペックを網羅しています。スムーズでパワフルな巻き上げを実現するX-SHIP、ベアリングはサイドシールドを施したSA-RB(Shielded Anti-Rust Bearings)が使用され防錆性・静粛性が強化され、基本性能は問題ありません。価格を抑えるために、ボディ、ローター材質が高強度樹脂(カラス繊維強化樹脂)であったり、ドライブギアが超々ジュラルミンではなく亜鉛ダイカストであったり、ピニオンギアが高強度真鍮でなく一般的な真鍮であったり、随所にコストダウンのポイントがあります。上級者には物足りないかも知れませんが、手軽に本格的なキャスティングをするには十分のスペックと言えます。

サーフでも、磯でも、堤防でも、軽くてコンパクトなAR-C AERO C3000HGで投げまくれ!

コンパクトボディに大口径のAR-CスプールがついているAR-C AERO C3000HGは、非常にニッチなところを突いたスピニングリールだと思います。初心者を脱却し、中級者にステップアップして行こうとするアングラーをアシストするパートナーとして、優れた商品性を備えていると思います。ジギングにも充分使える軽くてコンパクトなボディを持ち、汎用スピニングリールよりも飛距離が出て、求めやすい価格。非常にバランスの良い商品です。あらゆるフィールドでガンガン投げまくり、自身の釣りの幅を広げ、これまで釣ったことがなかった魚を釣りまくり、どんどん釣りの泥沼にハマっていくきっかけを与えてくれるリールであります。

この記事を書いた人

ショアおやじのプロフィール写真

初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)


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