18 イグジスト LT2500S-DH

ダイワ

amazon.co.jp「18 イグジスト LT2500S-DH」
番手
2500
ギア比
5.2
ドラグ/耐力
5kg
自重
190g
B/R
14/1
糸巻量/回転
73cm
ハンドル長
90mm
ナイロン糸巻量
4-150
PE糸巻量
0.6-200
価格
¥ 74,187

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

フラッグシップで快適なエギングを!18イグジストLT2500S-DHについてインプレッション

ダイワ18イグジストLT2500S-DHのインプレッションです。2500番のダブルハンドルモデルのエギング専用機ともいえる仕様のリールですが、軽さだけでなく剛性についても気になります。今回は同じくフラッグシップモデルの2台のリールと比較しながらその性能を紐解いていきます。

18イグジストLT2500S-DHの特徴

まずは、18イグジストLT2500S-DHの特徴について解説していきます。ダブルハンドルモデルということで、エギングでの使用が前提になるかと思いますが、エギングに必要な軽さや剛性はどのような技術で支えられているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ダブルハンドルでも200g以下

18イグジストLT2500S-DHは、ダブルハンドルを採用していながら190gという重さを実現しています。技術が進化した現在では、シングルハンドルでもリールのブレが非常に小さくなり、重量が増えるダブルハンドルモデルを選ばないという方も増加しています。しかし190gという軽さであれば、重さを気にする事なく使っていくことが可能です。「軽量化されている分、剛性が落ちてしまったのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、18イグジストはモノコックボディと呼ばれる高剛性のボディ構造を採用しているため安心です。

マシンカットタフデジギア

18イグジストLT2500S-DHには、マシンカットタフデジギアという非常に精密なギアが採用されています。強度と耐久性の高さが特徴の超々ジュラルミンを素材に冷間鍛造を行い、精度の高いマシンカットを施すことで、ノイズレスで滑らかな回転性能を実現します。エギングではシャクリの動作を繰り返すことで、ギアにかなりの負荷がかかるため、こうした高剛性かつ高精度のギアが採用されているのは嬉しいポイントです。

マグシールドはラインローラー部にも

ダイワ製の多くのリールは、ピニオン部のみにマグシールドを搭載していますが、18イグジストLT2500S-DHではラインローラー部にもこの防止技術が搭載されています。エギングでは激しいアクションを行うことも多く、ラインローラーの性能が低下すると、ライントラブルの原因になることがあります。しかしマグシールドが搭載されていれば、ラインローラーに侵入する海水を気にする事なく、安心して使用することが可能です。

18ステラ、19ヴァンキッシュとの違い

18イグジストLT2500S-DHの特徴が分かったところで、次はシマノのフラッグシップモデルである18ステラ19ヴァンキッシュとの違いを確認していきましょう。エギングではどちらのリールも人気がありますが、一体どのようなリールなのでしょうか。

18ステラC3000SDHとの違い

18ステラC3000SDHは、シマノのコアソリッドシリーズのフラッグシップモデルです。重さは215gと18イグジストLT2500S-DHに比べて少し重ためですが、コアソリッドシリーズらしい滑らかな巻き心地と重厚な質感は、このリールでしか味わうことができません。軽さを第一に考えるであればこのリールは選択肢から外れますが、道具としての質感にもこだわりたい方にはおすすめです。

19ヴァンキッシュC3000SDHとの違い

19ヴァンキッシュC3000SDHは、コアソリッドシリーズと対になるクイックレスポンスシリーズのフラッグシップモデルになります。マグナムライトローターによる操作性の高さと、175gという驚異的な軽さがエギングにマッチします。18イグジストLT2500S-DHよりも安価で入手できる点も高評価ですが、質感がチープに感じられる部分がある点には注意が必要です。質感を気にせず「とにかく軽いリールでエギングをしたい」という方には良いでしょう。

18イグジストLT2500S-DHの良い点

クイックな中にも滑らかさのある巻き感

ダイワのリールと言えば、立ち上がりの早い巻き感が特徴的ですが、18イグジストLT2500S-DHは少し異なります。モノコックボディによるギア大径化の影響もあってか、立ち上がりの良さに、シマノ製リールのような滑らかさが加わっている印象です。ダイワ製リールはスカスカに感じるという方も、ぜひ1度触れてみることをおすすめします。

大型のイカにも負けないパワー

200g以下の軽量なリールではありますが、巻き上げ力にも不足はありません。モノコックボディ搭載による省スペースでギアが大きくなったことにより、その巻き上げ力は番手以上のものになっています。2キロを超えるような大型のイカが相手でも、しっかりと寄せてくることが可能です。

18イグジストLT2500S-DHの悪い点

コストパフォーマンスは低め

フラッグシップモデルらしく性能に不足はありませんが、コストパフォーマンスは決して良いとは言えません。先程比較した19ヴァンキッシュのように、より軽量で低価格のリールも存在します。

釣り人を選ぶハンドル

18イグジストLT2500S-DHは、ダブルハンドル仕様のリールであり、人によっては適さないことがあります。これだけ高性能なリールであれば、シングルハンドルでもブレを感じることはあまりありません。ブレを抑制することを理由に、重量の増えるダブルハンドルを選ぶのは、あまり合理的な選択とはいえないでしょう。シングルハンドルモデルの18イグジストLT2500であれば、さらに軽い180gです。ミドルクラス以下のブレが大きいリールであれば、ダブルハンドルを選ぶメリットも多きいですが、あくまでフラッグシップモデルのリールであることに注意しましょう。

おすすめできる釣りのスタイル

18イグジストLT2500S-DHは、質感と軽さの両立を求めるアングラーにおすすめのリールです。18ステラよりも軽く、19ヴァンキッシュのように質感がチープということもありません。また、エギングではダブルハンドルにこだわりたいという方にも最適なリールと言えるでしょう。

他のリールが適したスタイル

質感を気にせず軽さを第一に考えたい方には、このリールはおすすめできません。軽さを求めるなら19ヴァンキッシュや20ルビアスなど、カーボン素材をメインに使用したリールが最適です。18イグジストよりも安価に購入できますし、コスパ重視の方にもおすすめできます。

軽さと質感を両立したリールだが、コスパは期待できない

今回は、ダイワのフラッグシップモデルである18イグジストLT2500S-DHについてインプレッションしました。ダブルハンドルながら190gという軽さで、ハイエンドらしい重厚感のある質感も持ち合わせています。コストパフォーマンスを重視する方には向きませんが、買って損のないリールです。

この記事を書いた人

島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)

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