17 エクセラー 2506H

ダイワ

17 エクセラー 2506H Instagram @scrub_fishingさんの投稿
定価
¥ 13,400
 価格
¥ 9,000
番手
2500
ギア比
5.6
ドラグ/耐力
3kg
自重
270g
B/R
4/1
巻上長/回転
84cm
ハンドル長
55mm
ナイロン糸巻量
4-170 / 6-100
PE糸巻量
1-100

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

エントリークラスとは思えない剛性と耐久性!ダイワ 17エクセラー2506Hについて徹底インプレ!

エクセラーシリーズとは

エクセラーは、2014年に初めて発売されたダイワのエントリークラスに属するリールです。入門機にありがちな剛性や耐久性の低さを克服しているため、初心者向けとしてはもちろん中級者以上のサブ機としても人気を集めました。今回インプレッションする17エクセラーは、その剛性と耐久性をさらに強化しつつ、ドラグも一新されたよりコストパフォーマンスの高いモデルです。

17エクセラーの特徴

モデルチェンジによってさらに強化された17エクセラーですが、具体的にどんな技術が搭載されているのでしょうか?この項目ではその技術を踏まえながら、17エクセラーの特徴について詳しく解説していきます。

ATD

「ATD(オートマチックドラグシステム)」は、従来のダイワ製ドラグの弱点であったラインの不安定な滑り出しを解決した新たなドラグシステムです。魚の引きに合わせてスムーズにラインが放出されることでバラシやラインブレイクを防ぎます。エントリークラスのドラグといえば、使い物にならないという印象を持たれる方も多いかもしれませんが、このATDが搭載された17エクセラーは快適に魚とやり取りすることができます。

マグシールド

「マグシールド」とは、磁性を持つ特殊なオイルを使用してボディ・ローター間の隙間を埋める防水機構です。初期の回転性能を失うことなく塩ガミや異物の侵入を防いでくれるため、海水を被るような釣りでも安心して使用できます。以前はミドルクラス以上のリールにのみ搭載されてきた技術ですが、現在では実売価格10000円以下のエントリークラスにも多く採用されています。初代から耐久性の高さが特徴だったエクセラーは、マグシールドの搭載でさらに進化しました。

スーパーメタルボディ

これは「スーパーメタル」と呼ばれる特殊なアルミ素材を使用して作られたボディです。樹脂製のものに比べて剛性が非常に高く、大きな負荷がかかっても歪みが生じにくいという特徴を持ちます。こちらは14エクセラーの頃から続けて採用されている技術です。

18レガリス、17アルテグラとの違い

ここまで17エクセラーの特徴について解説してきましたが、同じくエントリークラスの18レガリスや17アルテグラとの違いについて知りたい方も多いのではないでしょうか?そこでこの項目では、それぞれの違いについて解説していきます。

18レガリスとの違い

18レガリスは、17エクセラーと同じく7~8,000円前後で販売されているリールです。こちらは軽さに特化しているのが特徴で、同じサイズ感の番手で比較すると50gほどの差があります。しかし樹脂製ボディやマグシールド非搭載など、剛性や耐久性では17エクセラーに軍配が上がります。

17アルテグラとの違い

17アルテグラはシマノのエントリークラスの属するリールで、滑らかな巻き心地が特徴です。実売価格は10,000円前後で、重さはこちらが30gほど軽くなっています。金属製ボディではありませんが、「HAGANEギア※」と呼ばれる強度の高いギアを採用しており、通常の使用であれば十分な耐久性を持ちます。シマノ特有のシルキーな巻き心地を求める方にはこちらがおすすめです。※約200トンの圧力で金属をプレスすることで製造される高精度のギアで、粘り強さと滑らかさを生み出す。

17エクセラー2506Hの良い点

高剛性・高耐久

やはり17エクセラー2506Hの良いところはそのタフさにあります。スーパーメタルボディの採用で歪みが軽減され、大型の魚とファイトする時でも巻き上げ力を維持し続けるためスーパーライトショアジギングなどにも安心して使用可能です。また、新たに追加されたマグシールドによる耐久性の向上もあり、エントリークラスでありながら長い期間活躍してくれます。

滑らかなドラグ

モデルチェンジでATDが搭載され、魚とのファイトがより楽になりました。滑らかなドラグでラインの負荷を軽減しつつも、その剛性の高さから生じる巻き上げ力で不意な大物にも対応できます。

17エクセラー2506Hの悪い点

重量が気になる

17エクセラー2506Hは、剛性や耐久性に特化している分重量が気になります。近年では多くのリールが軽量化されている中、こちら270gと非常に重くなっています。もちろん大型のシーバス狙いやスーパーライトショアジギングではタフさがポイントになりますが、1日使用し続けるにはかなりストレスです。しかしこの点に関しては基本的に一長一短になるため、目を瞑るしか無いでしょう。特に10,000円以下のエントリークラスとなると、軽さと剛性・耐久性のバランを取るのは難しくなります。

ハンドルが供回り式

17エクセラーのハンドルは供回り式が採用されているため、ガタつきを感じることがあります。しかしねじ込み式のハンドルがエントリークラスに採用されることはほとんどなく、気になる場合はより上位の機種を購入するしかありません。

17エクセラー2506Hが向いてる人

17エクセラー2506Hは、シーバスやスーパーライトショアジギングでの使用を検討している初心者の方におすすめのリールです。こうした釣りはルアー自体の負荷も大きく魚の引きも強いため、剛性と耐久性の高さが重要になります。しかしその2つを両立したリールの多くが実売価格10,000円を上回っており、初心者の方や予算の抑えたい方の選択肢はほとんどありません。この17エクセラー2506Hは、エントリークラスながらも非常にタフで、コストパフォーマンスの高い機種となっています。

17エクセラー2506Hが向いてない人

エギングのような軽さが求められる釣りに使用される方や、もう少し予算に余裕のある方にはあまりおすすめできません。17エクセラー2506Hは270gと最近のエントリークラスの中ではかなりの重量で、エギング等で使用するとすぐに腕が疲れてしまいます。同価格帯では18レガリス、10,000円を超えるものであれば17アルテグラ18フリームスなど、現在のエントリークラスは軽量で扱いやすいリールが多く存在します。自分が目的とする釣りを予めはっきりさせてから購入すると良いでしょう。

重さは気になるが、エントリークラスでは数少ないタフなリール

今回はダイワのエントリークラス、17エクセラー2506Hについてインプレッションしました。剛性と耐久性に特化したその性能は、スーパーライトショアジギングなどの負荷の大きい釣りでも安心して使用することができます。しかし、エントリークラスでこのタフさを実現するため重さが犠牲となっており、長時間の使用はどうしても腕に負担がかかります。そのため決して汎用性が高いモデルでは無いことを前提として、購入を検討する必要があります

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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