これからエギングを始める初心者必見!17エメラルダス2508PE-H-DHのインプレ!
エメラルダスシリーズとは?
DAIWAから発売されている「エメラルダスシリーズ」は、アオリイカをメインターゲットとした専用リールです。その外観はとても美しく、アオリイカの目の周りのエメラルドグリーンをシンボルカラーとして取り入れたリールとなっています。リール以外にも「ロッド」、「エギ」、「小物用品」と様々なアイテムが存在しています。2005年にエギング専用モデルが発売され、2007年に初代エメラルダスのスピニングリールが発売されました。エメラルダスシリーズは、価格を抑えた「MX」、より快適さを追求した「AIR」、そして2019年から発売された「LT」モデルが発売され話題となっています。
2017年にモデルチェンジその違いとは?
今回は私が使用している2508PE-H-DHと前作の14エメラルダスと比較してみます。
重量についての違い
前作の14エメラルダス2508PE-H-DHは230g、それに比べて17エメラルダス2508PE-H-DHは215gです。たった15gの差でしょ?と感じる人もいるかもしれませんが激しくしゃくり続けるエギングにおいて15gの差はアングラーの負担を大きく軽減してくれると言えます。
技術面の違い
14エメラルダスは「UTD」を採用していたのに対し17エメラルダスは「ATD」を採用しています。「ATD」とは「オートマチックドラグシステム」の略で急な魚の引きに対してラインがスムーズに滑り出すことによってラインブレイクを防いでくれるシステムです。エギングにおいてこのシステムは非常に重要でアワセを入れた際のイカの身切れをも防いでくれるので釣果に大きな差が生まれること間違いなしです!
17エメラルダスMXの基本性能
17エメラルダスMXにはハイスペックモデルにも搭載されている機能もありますので簡単に紹介していきます。
マグシールド
マグシールドとは、防水、防塵の役割をしてくれます。「マグオイル」というDAIWA独自の技術で「磁性を持ったオイル」がリール内部に侵入してくる海水を遮断しリールの故障につながる塩ガミや腐食、青錆を防いでくれます。
ZAION(ザイオン)
エギングに使用されるリールは、軽いだけではなく激しいしゃくりに耐える剛性が求められます。ZAIONはDAIWAが開発した、軽くて強く、腐食しない高密度カーボン素材のことです。その強さは「マグネシウム」以上と言われています。
ATD(オートマチックドラグシステム)
これは先ほども紹介したように17エメラルダスより採用された機能です。ドラグ緩めの設定でもしっかりアワセを決めたい、そして巻取り中も魚をしっかり巻き取りたいという相反する願いを叶えたDAIWAの技術の結晶です。エギングにかかわらずアジングやトラウトなど細いラインを使用す釣りには絶対外せない機能でしょう。
私が17エメラルダスMX 2508PE-H-DHを購入した理由
ハイギヤモデルにメリットを感じた
糸ふけを高速回収
糸ふけが出ていると、エギが風に流されたり、イカのアタリが分からなくなるためエギングにおいて糸ふけを回収することは基本です。そのため、糸ふけを早く回収できることは手返しよく釣りができるようになるため効率、釣果UPにつながると言えるでしょう。
アワセのいれやすさ
糸ふけを早く回収できるということは「ラインに素早くテンション」をかけることができます。イカのアタリでよくある「テンションが抜けるアタリ」に素早く反応することができます。
ダブルハンドルである利点
リトリーブスピードの安定
ハンドルの重心が中央にあるため一定の速度でハンドルを回すことができます。
勝手にハンドルが回らない
シングルハンドルは手を離すと、勝手にハンドルが回転します。それは、フォール中のエギに不自然な動きを伝えてしまい警戒心の強いアオリイカには違和感を与えてしまう可能性があります。
17エメラルダスMXの汎用性の高さ
17エメラルダスMX 2508PE-H-DHのもう一つの魅力はその汎用性の高さにもあります。そこで、私が過去に17エメラルダスMXを使って釣ったことがある魚を紹介していきたいと思います。
アジ
アジングで使用するリールにしては多少大きいですが何の問題もなく釣ることができました。使用してるラインもそのまま(PE0.6~0.8号)で大丈夫です。エギング同様アジングも繊細な釣りなので17エメラルダスにはマッチしたターゲットだと言えるでしょう。
メバル
メバルは磯場や藻場など根がかりしやすいポイントを攻めていくため、エメラルダスMXは適しており問題なく釣ることができました。使用するラインもそのまま(PE0.6~0.8号)で大丈夫です。
シーバス
港内でマイクロベイトパターンなどで小さなプラグやジグヘッド(~18g程度)を使用して釣るには問題ありません。ですが、サーフでシーバスを狙うには不向きかもしれません。ラインを1号~1.2号に巻き替え、リールサイズをもう少し大きな番手にする必要があります。
キス釣り(ちょい投げ)
サーフや漁港から天秤オモリを使用しキスのちょい投げ釣りも問題なく行うことができました。使用するラインもそのまま(PE0.6~0.8号)で大丈夫です。
トラウト
エメラルダスはソルト用のリールですが淡水でも使用可能です。少し太めの河川でヤマメやイワナを狙うには問題なく、ラインもそのまま(PE0.6~0.8号)で大丈夫でしょう。小規模河川で行う場合はリールの番手を下げて、ラインを細くする必要があります。
このように、エメラルダス1つでたくさんの魚を釣ることができます。実はエメラルダスはロッドも存在しこの組み合わせ一つですべて釣ることができました!
19エメラルダス LTモデルとの比較
今まで17エメラルダスのことについて紹介してきましたがここで2019年に発売された19エメラルダス LTモデルと比較してみようと思います。
LTモデルってなに?
「LT」とは「ライト&タフ」の略でDAIWAが2018年からLTコンセプトを掲げてきました。これにより、従来のサイズのリールよりもコンパクト・軽量化を図りつつ耐久性をあげようというテクノロジーです。
エメラルダスMX LTの特徴と新たな機能
コストパフォーマンスの向上
旧エメラルダスの価格よりもメーカー希望価格が4,000円ほど安くなっています。さらに、LTコンセプトになったことにより5~10g軽くなっています。アングラーの負担はさらに軽減されたと言ってもいいでしょう。
番手の拡大
従来のエメラルダスシリーズは「2508」番のみの販売でしたか、今回より2500番、3000番の2種類のラインナップに変わりました。これにより、ラインキャパが拡大され1つの番手でおかっぱりのほかにティップランエギングやボートでのバーチカルな釣りにも対応可能となりました。
ダブルハンドルモデルのみ発売
これに関しては完全に好みの問題です。初めからダブルハンドルを購入する予定の方にはありがたいラインナップですね。
ロングキャストABSの追加
ロングキャストABSとは「キャスト時のライントラブルを防ぎ、飛距離を伸ばす」というありがたい機能です。エギングにおいて飛距離はかなり重要になってきますので釣果UPにつながること間違いなしです。
これからエギングを始める人にはオススメ!
いかがでしたでしょうか?実際に私が使用している17エメラルダスMX 2508PE-H-DHを実際の使用感を交えてインプレしてみました。「これからエギングに挑戦したい…」「もっと上達したい!」という方にはオススメのリールです!実際、私もエメラルダスを使用する前は別のタックルを代用してエギングしていましたが1年坊主でした…。エメラルダスを使用してからは釣果も上がり、長時間の釣行にも体が悲鳴をあげることは無くなりました。みなさんも、エメラルダスを使用して快適なエギングライフを一緒に過ごしましょう!