タイラバのオモリはどれがいい?重さやカラーはこうして決めよう!おすすめタイラバヘッド5選

作成:2022.08.30更新:2023.04.17

タイラバで釣れた真鯛

タイラバとは

タイラバのオモリ

タイラバとは元々漁師さんが使っていた伝統漁具をモチーフに作られたルアーで、主に真鯛を釣る為に開発されました。歴史としてはまだまだ新しいルアーですが、真鯛は勿論青物や根魚など様々な魚種も釣れることで人気のジャンルとなっています。使用するタックルもライトなものなので、女性からの人気も高い釣りとなっています。

釣り方もひたすらタダ巻きをし続けたり、アタリがあっても合わせないなど他のルアーフィッシングとは一線を画すものです。釣り方がシンプルな故に実は奥が深く、細かいテクニックなども沢山あり非常に突き詰めがいのある釣りとなっています。カラーローテーションやオモリの素材を変えるなどすると釣果が変わってくるのもハマる要因の1つかと思います。

タイラバのシーズン

真鯛のシーズンは「のっこみ」と言われる産卵期の春が一番サイズの大きな個体が狙いやすいと言われています。この時期には産卵前の真鯛が体力をつける為に活発にベイトを捕食するので、大鯛のタイラバへの反応が最も良い時期となっています。地域によって差はありますが、3~6月くらいがのっこみシーズンとなります。大鯛が狙いたい方はこの時期に積極的に釣りに行きましょう。

サイズを問わず数を釣りたい場合には秋の荒食いシーズンを狙うとよいでしょう。地域差はありますが9~11月くらいの寒くなる前の時期が数釣りにはぴったりです。この時期は中型までのサイズがよく釣れます。タイミングさえ良ければアタリも多く、タイラバの醍醐味が味わえるシーズンです。しかしタイラバで1年を通して真鯛を狙うにはシーズナブルパターンを掴めばいつでも狙えますし、真鯛以外の魚からの反応も多いルアーなのでいつでも楽しめる釣りです。

タイラバの仕掛け・パーツ構成

タイラバは「オモリ(ヘッド)」、「ネクタイ」、「スカート」、「アシストフック」といったパーツで構成されています。オモリやスカートには色々なカラーがあり、その組み合わせで釣れる釣れないの差がでてきます。タイラバのシステム自体は非常にシンプルな構成となっていますが、パーツごとの形状などによってその目的や効果が変わってきます。

近年はオモリが固定式のものはかなり少なくなってきていて、現在は遊動式のタイラバが主流となっています。遊動式タイラバの方がヒットした後のバラシも少なくなります。オモリの選び方やネクタイ、スカートなどの効果は後述しますが、タイラバの奥の深さはこの組み合わせにあります。状況によって組み合わせを変えることで魚の目先を変えてバイトに持ち込みましょう。

オモリの選び方

重さの基準

タイラバのオモリの重さの選び方の基準となるのが釣りをするエリアの水深です。基準は水深の1~1.5倍のものを使用するのが一般的ですが、潮流の速さや船の流し方次第では水深の2倍くらいまで使用することもあります。潮流が速い場合にはより重いオモリを使用したり、船の流し方がドテラ流しの場合にはラインが斜めに入るような重さもオモリを使用します。その時々で使用する重さが変わってくるので、幅広く重さを揃えておいた方が様々な状況に対応できるでしょう。

タイラバでは釣りをするシーズンによって狙う水深も大きく変わってきます。30mくらいのシャローから深いところでは100m以上のスーパーディープまで季節や海域によって狙いどころは全く違ってきます。なのでオモリは60gくらいの軽いものからディープでの釣りでも対応できる200gくらいのものまであると一年を通してタイラバを楽しめるかと思います。真鯛は時期によって住処を大きく変える魚なので、少しずつでもいいのでオモリは幅広く揃えていけばよいと思います。

素材の選び方

オモリの素材には「鉛」と「タングステン」があります。鉛はメタルジグでも使用されている一般的な素材で、フォールが遅く水馴染みがよいので使いやすいです。タングステンとはレアメタルの1つであり、比重が鈍りの約1.7倍あるのでシルエットがコンパクトにできてフォールスピードも速くなります。魚が口を使いづらいシビアな状況ではシルエットの小さなタングステンに分がありますが、タングステン製のオモリは鉛製のオモリよりも高価になります。

潮が速くてどうしようもないポイントではタングステンが絶対的に有利になりますが、そうでない状況では鉛のオモリでも十分対応できると思います。鉛製をメインにして、渋い状況やボトムが取りづらいではタングステンを使ってみるという使い分けでよいと思います。またバーチカルで狙うかドテラ流しで狙うかでも使う素材を変えるとよいでしょう。バーチカルでとにかくラインを立てたい場合にはタングステン、ドテラでラインに角度をつけたい場合には鉛といった風に状況によって上手く使い分けてコントロールしましょう。

カラーの選び方

オモリのカラーは魚へのアピール力に直結します。魚へ強くアピールするにはオモリのシルエットをしっかりと出すか、派手なカラーを使用する方法があります。シルエットをしっかりと出すにはレッドやブラックなどの入ったオモリを使うとよいでしょう。レッド単色やレッドゴールド、レッドメタリックやレッドブラックなど各メーカー様々なカラーをラインナップしています。派手目なカラーではチャート(蛍光色)やゴールド系などがよく釣れるので使用されます。

逆にアピールを抑えたい場合には白やオレンジなどの膨張色やグリーンや茶色などの地味目のカラーがよいでしょう。深い所で狙うディープタイラバではグロー(夜光)なども有効です。オレンジゴールドや蛍光イエローはカラーでアピールしつつもシルエットは抑えるといった効果があるカラーです。時には無塗装のオモリが釣れたりもするタイラバでは、どんなカラーのオモリが当たりカラーになるかわかりません。なのでカラーバリエーションは多めに持っておいた方がよいと思います。

ネクタイとスカート、トレーラーについて

ネクタイの形状やカラーも釣果に大きく関わってきます。ヘッドとの相性もあり、この組み合わせはよく釣れるというパターンもあります。ネクタイにはストレートタイプとカーリータイプがあり、ストレートはナチュラルな動きでカーリータイプは波動が強くアピール力も強いです。カラーはレッドやオレンジなど様々ありますが、色の特性を理解して使い分けましょう。赤や黒はネクタイのシルエットがハッキリ出る色で、アピールを強くしたい時に使います。逆にシルエットをぼかしたい時にはオレンジなどの膨張色や透けているカラーなどを使いましょう。

スカートを選ぶ基準はカラーもありますが、基本的にはボリュームで決めるとよいです。スカートにボリュームがあるほど魚へのアピールは強くなります。カラーはネクタイと同じ考え方でよいと思います。最近はアシストフックにワームをつけるトレーラーも流行っていて、魚へのアピール力をアップしたりフックに浮力を与えてネクタイと泳ぎを同調させるなどの効果があります。

タイラバの釣り方

船上から見る伊豆大島

タイラバの釣り方はボトムタッチからのタダ巻きが基本です。まずは一定速度でボトムから15~20mほど巻き上げましょう。一定速度での巻きは慣れないとどうしてもスピードにムラができてしまいます。その速度変化でバイトしてくることもありますが、基本は等速でのタダ巻きです。まずは一定速度でのタダ巻きをマスターしてから、色々な速度での巻きや速度変化などの釣りを覚えるようにしましょう。

タダ巻き以外のタイラバでの釣り方はボトムをトントンと叩くようにロッドで操作するやり方です。この釣り方は根掛かりとの戦いになってしまうので、初心者の方はやらない方がよいです。釣りになれてきたら挑戦してみましょう。ボトムトントンはベイトタックルでやる方が効率がよいです。常にボトムを感じながらロッドでタイラバをリフト&フォールさせましょう。この釣り方は真鯛だけでなく根魚やヒラメなどもよく釣れます。

タイラバ用タックルの選び方

船上のタイラバ用のタックル

リール

タックルの選び方ですは、まずは使用するリールを決めましょう。タイラバではボトムについてからすぐに巻き始める「タッチ&ゴー」がやりやすいベイトリールが有利です。ベイトリールは巻き上げのパワーもあるので、大鯛がヒットしても楽に巻きあげることができます。最近はカウンター付きのものが多く発売されているので、それを選べば水深や釣れたタナを把握しやすく便利です。サイズはダイワ100~150番、シマノ100~200番がコンパクトで使いやすいと思います。

スピニングリールは浅い海域での釣りでは有効です。特にタイラバをキャストするような場合にはトラブルも起きづらく扱いやすいと思います。それ以外のスピニングリールの良い点は、ドラグ性能が良いことです。スピニングリールは構造上細やかなドラグセッティングが可能なので、細いラインを使用したいシチュエーションに向いています。サイズはダイワ、シマノ共に3000番が使いやすいと思います。

ロッド

タイラバ用のロッドはティップ(穂先)が柔らかく、アタリを弾かないように設計されているものが多いです。フルソリッドのロッドなどもあり、とにかく柔軟に作られているのが特徴です。よくライトジギング用やスロージギング用のロッドでタイラバをされている方を見ますが、兼用ロッドでも釣りにはなりますが突き詰めていくならやはり専用のタイラバロッドを揃えた方がよいです。

真鯛がタイラバにバイトしてくる時には必ず何度か前アタリがあります。その前アタリを弾かない柔軟なロッドがタイラバの理想的なロッドです。初めて使う時には少し柔らかすぎるかな?と思われる方もいるかもしれませんが、ロッド全体が曲がりこむくらいのテーパーの方がよいです。魚とのファイトも柔らかいロッドの方がいなしやすくバラシも少なくなります。

ライン

タイラバではメインラインにPE0.6~0.8号、リーダーは3~4号(12~16lb)と水切りのよい細めのものを使用することが多いです。ドテラ流しなどの潮流の影響を受けやすい釣りをすることが多いタイラバでは、他の釣りと比べても細めのラインを使用するのでリールのドラグ調整はしっかりとしておきましょう。大体0.6~0.8キロくらいに設定しておくとブレイクを防げるのでよいでしょう。ディープのドテラ流しでは150m以上ラインが出ることもあるので、巻くラインの長さはできれば300mは巻いておきたいところです。勿論シャローでしか釣りをしない場合には200mでもOKだと思います。

大物が釣れやすい時期や海域ではPE1号にリーダー5号などの太めのラインにしてブレイクを防ぐようにしましょう。ドラグ設定が弱めの釣りのコツは、一定のテンションをかけて巻き続けることです。テンションが抜けるとバラシに繋がってしまうので、魚が掛かってもとにかく一定速度で巻き続けるようにしましょう。タイラバではラインが細いので4本編みのPEラインがおすすめです。

おすすめタイラバヘッド3選

ジャッカル 爆流 鉛式ビンビン玉スライド

ジャッカルの爆流 鉛式ビンビン玉は流れの早いエリアでも快適に釣りができるように設計されたヘッドが特徴です。カラーや重さのランナップも豊富で、取り扱っている釣具店が多いのも強みです。ドテラ流しでの釣りは勿論バーチカルな釣りでも安定して釣れるタイラバです。

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ダイワ 紅牙 カレントブレイカー トリニティαヘッド

タングステン製のボトムセンサーが搭載された特徴的な形をしたヘッドを持つのがダイワの紅牙 カレントブレイカー トリニティαヘッドです。特にボトムの取りづらい深場でのドテラ流しや激流の中でも確実にタッチ&ゴーができるように作られたタイラバヘッドです。

ダイワ 紅牙 カレントブレイカー トリニティ&ヘッド

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ライズジャパン なみだまTG

スピーディーなフォールが売りのなみだまよりも更にフォールスピードの速いタングステン製のタイラバヘッドです。引き抵抗も軽くなり、ディープでも疲れることなく集中して釣りをできるようになっています。タングステン製のヘッドは硬いのでボトムもわかりやすくストレスも少ないです。

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 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)


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