17 ソルティガ BJ 3500SH

ダイワ

番手
3500
ギア比
6.2
ドラグ/耐力
10kg
自重
430g
B/R
12/1
糸巻量/回転
106cm
ハンドル長
65mm
PE糸巻量
2-300 / 2.5-250
価格
¥ 52,000

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

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ダイワスピニングリールのハイエンドモデル、ソルティガのライトジギング仕様「ソルティガBJ」

ダイワのオフショアブランドとして大人気のソルティガシリーズ、その弟分的存在のシリーズがソルティガBJです。BJとは「BAY JIGING」、つまり近海でも中型青物がメインとなる、所謂ライトジギングやライトキャスティングと言われるゲーム専用機としてカテゴライズされています。ライトジギング専用機といってもそこは流石ソルティガシリーズと言うべきスペックを備えています。

本家ソルティガより一歩先にメタルモノコックボディーを実現

ソルティガBJがリリースされたのが2017年、ダイワの新基準「LTコンセプト」発表前年のことでした。そして遅れること3年、2020年には本家ソルティガもモノコック化され、その驚異的な剛性感の高さと強固なボディーはソルティガたる所以と言えます。今思えば17ソルティガBJのモノコックボディーはその為の試験モデル的な意味合いのあったリールだったのかもしれません。ライトジギング用と銘打たれていますが、その頑丈さやストッパーレスボディーの高い防水性能はその枠に収まらないレベルです。10kgまでの青物であれば、全く問題なくファイトできるでしょう。

希少なハイパーデジギア搭載モデル

現行のダイワスピニングリールでは搭載機がほとんど無くなってきたハイパーデジギア、旧ソルティガを始めソルトルアーアングラーからは絶大な人気と信頼を得ている非常にタフなドライブギア17ソルティガBJには採用されています。

20ソルティガ21セルテートSWに搭載されているG1ジュラルミン製マシンカットタフデジギアには巻き上げパワーでは劣りますが、その頑丈さや巻き感の滑らかさでは負けていません。ドライブギアの素材の硬度でいえば、ハイパーデジギアで使用されているC6191の方がG1ジュラルミンよりも硬いのです。その為旧形状のギアでもトルクフルな巻き上げパワーは秀逸です。

巻き出しの軽いZAIONエアローター

17ソルティガBJには、15ソルティガ21セルテートSWでも使用されているZAIONエアローターが搭載されています。20ソルティガでは更なる剛性を求めてた結果、アルミローターが採用されました。確かに20kgを超えるヒラマサ、30kgオーバーのマグロなどを相手と想定するのであれば、剛性感が優先されてしかるべきでしょう。しかし近海で10kgまでの青物を狙うのであれば、正直ZAIONエアローターも十分に対応できるほどの剛性を持っています。

あくまでも個人的な見解ですが、20ソルティガはあくまでも究極を目指した結果のスペックであり、実用レベルであれば17ソルティガBJでも全く問題なく、快適に釣りができるスペックなのです。そしてZAIONエアローターの最大限のメリットは巻き始めの軽さです。幾度となく水中にルアーを送り込み、その度にラインとルアーにかかった水圧の重みを感じさせない巻き出しの軽さは、1日釣りを続けていても疲れを感じることもあまりないでしょう。

17ソルティガBJ 3500SHの向いている釣り

カツオやサワラ、シイラなどの近海オフショアキャスティングゲーム

17ソルティガBJ 3500SHが最もハマりやすいと思うのが近海キャスティングゲームです。勿論オフショアジギングでの丹後ジャークや速いテンポのワンピッチジャーク、ジャカジャカ巻きなども得意な釣りの1つですが、430gという軽めの自重や108センチの巻き取り長は、ひたすらにナブラに目掛けてルアーを投げ込み続けるキャスティングゲームで本領を発揮してくれます。関東地方でいうと相模湾などでのカツオ、サワラ、シイラのキャスティングでは、ロッドは8~10ft前後にPE2号前後のラインを使用して飛距離を稼いで数を伸ばすゲームの組み立てをする船宿さんも多いです。

ショアジギング、キャスティング

17ソルティガBJ 3500SHが活躍するのはオフショアだけではありません。離島や沖磯で中型の青物を狙う時にもその本領を発揮してくれるはずです。メインラインはPE2号クラスとロックショア用としては少し細い部類に入りますが、比較的開けたポイントやドン深のような魚を多少走らせられるようなポイントでは問題ないでしょう。細めのラインを使用すれば遠投も可能になりますので、離島の青物が回ってくるドン深の堤防のようなポイントにはマッチするでしょう。

ライトラインを使用するメリット

17ソルティガBJ 3500SHはPE2号300mというオフショア用としては細めのラインキャパシティーとなっています。ここではライトラインを使用するメリットをご紹介します。

潮流の影響を受けづらい

メインラインが太いと潮流の影響を受けやすく、ジグの沈みが悪くなったりジャーク時の抵抗も大きくなるなどアングラーへの負担が大きくなります。メインラインの号数を0.5号でも細くするとその負担が軽減され、快適に釣りを楽しめるようになります。また細くなると水の抵抗が少なくなる為感度も上がります

飛距離がアップする

キャスティングゲームで使用する場合にはキャスト時の空気抵抗が軽減される為飛距離がアップします。そしてメインラインやリーダーが細くなると魚から見切られにくくなるので釣果のアップにも繋がります。

17ソルティガBJ 3500SHでスリリングな青物ゲームを楽しもう

17ソルティガBJ 3500SHはショアやオフショアでライトラインを使用した青物狙いに特化したリールとなっています。特にナブラ撃ちのような展開の速い釣りや、丹後ジャークのような高速ジャークにしか魚が反応しづらいシチュエーションではスーパーハイギアの強みを活かせるでしょう。5キロクラスの青物がヒットしても、モノコックボディーとハイパーデジギアの最強タッグで魚に主導権を与えずファイトできると思います。1台あればショアでもオフショアでも楽しめるでしょう。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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