安心のダイワブランド!「16 ジョイナス 2500」は価格も安くて入門用リールにピッタリ!
「釣りを始めてみたいけど、種類が多くてどんなリールを選べばよいかわからない」という悩みは、初心者の方にとってはつきものです。多くの方は堤防からの釣りが最初の釣りだと思われますが、そんな入門用にピッタリなのが「16 ジョイナス 2500」です。低価格ながらも詰め込まれた機能や、他の同価格帯のリールと比較するとどうなのかを見ていきます。
16 ジョイナス 2500の基本仕様は?
ダイワの最安モデルであるジョイナス。実売2,000円台で購入することができますが、ベアリングは1つだけであり、当然上位機種と比較すると性能は及びません。しかし、「ABSⅡ」、「ツイストバスターⅡ」、「デジギヤⅡ」などの上位機種にも搭載されているダイワのテクノロジーがジョイナスにも搭載されているので、ワゴンに積まれている他の安いリールよりも性能面で信頼ができます。
ABSⅡ(アンチ・バックラッシュ・システム)
バックラッシュとは、仕掛けを投げる際にラインが一気に放出されて絡まってしまうというライントラブルの事です。せっかく釣りに来たのに一投目でそんなことになってしまうと一気にテンションが下がってしまいますよね。ダイワの「ABSⅡ(アンチ・バックラッシュ・システム)」は、スプールの形状を「大径+逆テーパー(逆三角形)」にすることでその課題を解決しています。スプール形状を逆テーパにすることで、ラインは前のラインにあたりながらブレーキがかかり、適正な量と速度で出て行くので、バックラッシュをおこしにくく、トラブルを軽減してくれます。
ツイストバスターⅡ
ツイストバスターⅡは、糸ヨレ解消を目的としたダイワのテクノロジーです。スピニングリールはその構造上、ラインが放出される方向と巻き取る方向が違うため、どうしても糸ヨレ(糸がねじれること)が発生してしまいます。竿の穂先によれたラインが絡んで投げられないというライントラブルの発生につながるこの課題は、ラインローラーにテーパーをつけることによって解消されています。
デジギヤⅡ
デジギアとは、「デジタル+ギア」の造語で、デジタル解析によって導き出された理想的な歯面を実現するため、超高精度マシンカット技術を採用し、鍛造の数倍以上の歯面精度を実現したものです。リールでは、このギアの噛み合わせが非常に重要で、高い精度が求められます。精度が悪ければ、余計なノイズが釣り人の手元に伝わってしまい、魚のアタリなのか、リールの不具合なのかがわからなくなってしまいます。デジギヤⅡは、2002年にダイワが開発した「デジギア」をさらに進化させたものなのです。
ナイロンライン2号-100m付属
「16 ジョイナス 2500」には、ナイロンラインの2号が標準で100m付属しています。通常リールを購入するときはラインも別で購入して巻く必要がありますし、種類もたくさんあるのでどれを購入すればよいのかわかりにくいです。しかし、ラインが標準で付いていることで道具を購入してそのまま釣りに向かうことができます。ナイロンラインの2号というのは、堤防からの釣りにはちょうど良いもので、長さも100mあるため、たとえ根がかりやトラブルが起こって多少ロスしたとしても問題ない長さになっています。
比較検討されるリールと比べると?
ダイワ 17リバティクラブ1500
実売4,000円~5,000円ほどのリバティクラブからは、搭載される機能も増え、ベアリングも3個に増えるほか、アルミスプールが採用されており、リールの剛性やハンドル回転時のスムーズさが向上しています。また、重量を抑えるために「DS4」強化プラスチックが採用されています。これはダイワの低価格帯のリールに良く使われる素材ですが、強度は問題ありません。最低限必要な機能は詰め込まれているので、予算に余裕があれば視野に入れても良いと思います。
シマノ アリビオ1000
ダイワのライバルであるシマノでは、「アリビオ1000」が同等のスペックを有しています。見た目は少し地味ですが、重量は「215g」であり、「16 ジョイナス 2500」より45gも軽く設定されています。また、ハンドルを回転させて、ストップをかけた時の遊びがなくピタッと止まる感じがします。この価格帯のリールは通常ハンドルの遊び(ガタつき)があるのですが、アリビオにはないというところが特徴です。
なぜ私が16 ジョイナス 2500を選んだか?
堤防からの釣りで使用する
友人や家族と堤防で釣りをするときに、釣具屋さんで安いセットを購入してそのまま向かうということが良くあります。店頭には竿とリールがセットになっているものがありますが、「16 ジョイナス 2500」はそれよりも安価な時があることに加え、ダイワブランドのリールであるため、セットのリールよりもコストパフォーマンスに優れ、性能もそこそこです。セットのリールは正直使い捨てのようなイメージですが、「16 ジョイナス 2500」は手入れをすれば何度も使用することができます。実売2,000円台なので、リールに合わせる竿ももう少し良いものを選ぶことができるということも特徴です。
リールのライン巻き替えに使用する
これは直接釣りで使用することではないのですが、リールを何個も所有するようになると、リールに巻いているラインを別のものに変えることがあります。お店でもやってくれますが、自分で行う際には、現在リールに巻いているラインを一度「16 ジョイナス 2500」に巻き替えて、新しいラインを使用するリールに巻きます。専用の糸巻き機もありますが、割と高価なので、ジョイナスで十分代用が利きます。ちなみにPE2号が200mフルで巻けるため、割と重宝しています。
逆に残念だと思うところは?
結構重めのリールである
この価格帯のリールでは仕方のないことですが、重量が260gあるため、少し重たく感じます。上位機種なると200g前後で、軽量なものになると180gを切るものもあるので、違いが一目瞭然です。しかし、このリールを使用する場面、主に堤防からの釣りでは、何度もキャストをしたり、竿を動かすこともないため、大きなデメリットではありません。
ハンドルの遊び(ガタつき)が大きい
ハンドルを逆回転させたときに少し動くことを「遊び」があると言います。これもこの価格帯のリールでは普通の事ですが、ハンドルを止めるたびにカチャカチャ音が鳴るので、普段少し高めのリールを使用している人にとっては気になるポイントです。遊びがあるのはハンドルを固定する方式が上位機種とは異なるためであり、実釣には影響はありません。まれに反対側のキャップが緩むことがあるため気を付けなければいけません。
「16 ジョイナス 2500」が特にマッチする釣りとは?実釣と使用インプレ
堤防釣り(チョイ投げ、サビキ)
一年中季節を問わずに気軽に楽しめる堤防釣り。釣れる魚の種類も多く、初期費用もあまりかからないことから、子どもから大人まで人気があります。主な釣り方といえば、仕掛けを数10m先まで投げる「チョイ投げ」や、仕掛けをエサと一緒に真下に落とす「サビキ」が有名です。その際に使用するラインはナイロンの1号~3号であることがほとんどです。「16 ジョイナス 2500」は、リールの大きさや、ナイロンライン2号が100m標準付属されていることから、大変コスパの高いリールであると言えます。また、機能も申し分なく、堤防での釣りに必要なものは十分有しているでしょう。
ソルトルアーの入門に
ルアーフィッシングは疑似餌を用いる釣りで、ルアーさえあればどこでも軽装で釣りを楽しむことができます。初めてルアーフィッシングを始めるときにはどんな釣りが自分に合っているのか?どんな道具を揃えればよいのか?など不安もあり、あまり高い道具を最初から購入するのはためらわれるものです。「16 ジョイナス 2500」は入門にピッタリのリールであり、「エギング」、「シーバス」などの人気の釣りにもちょうどよいサイズです。とりあえずはじめてみて、そこから続けられそうだと思ったらさらに上の機種に手を出すのが良いと思います。
「16 ジョイナス 2500」は入門に最適なコスパの高いリール!
堤防からルアーフィッシングのみならず、子どもたちの入門用としてもぴったりな「16 ジョイナス 2500」は、実売価格が2,000円台とワゴンセールで売られているリールより安く、ダイワブランドであることも加えてそのコスパの良さが最大の特徴です。釣具屋ではほぼ必ず店頭に並んでおり、実際に手に取って回すことができる機種であるため、購入前にはよく比較してみて実感してみてください。