21 サーフベーシア 45 06PE

ダイワ

21サーフベーシア4506PE ダイワ公式サイト「21 サーフベーシア 45 06PE」
定価
¥ 63,600
 価格
¥ 56,333
番手
-
ギア比
4.1
ドラグ/耐力
15kg
自重
405g
B/R
8/1
巻上長/回転
86cm
ハンドル長
-
PE糸巻量
0.6-250 / 0.8-200

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

サーフベーシア45が7年ぶりのモデルチェンジで、19トーナメントサーフ45に肉薄!

ダイワの大型サーフキャストリールのハイエンド機といえば、19トーナメントサーフ 45ですが、サーフ ベーシア 45は、その次のグレードに位置するモデルです。19トーナメントサーフ 45は、競技会専用リールとして、飛距離最優先の設計で、大口径ロングストロークテーパースプールを備え、ZAION製ボディとZAION製エアローター、ワンピースエアベールなどで武装し、最高のライン放出を実現しています。

さらに心臓部となるギアユニットは、超々ジュラルミンの冷間鍛造+マシンカットで最高の精度と剛性により、パワフルでノイズのない回転性能を誇るマシンカットタフデジギアが採用されています。21サーフ ベーシア 45は、19トーナメントサーフ 45のエッセンスを存分に取り入れつつ、一般ユースにもライントラブルの少ない、テーパー角の小さいロングストロークスプールを新たに採用し、マルチに使える高性能サーフキャストリールとして生まれ変わりました。今回は、21サーフ ベーシア 45の3モデルのうち、最も細いラインを使用し、競技シロギスにも対応できるモデル、06PE紹介をします。

21サーフ ベーシア 45 06PEの基本スペック

21サーフ ベーシア 45 06PEの基本スペックを見て行きましょう。ギア比は4.1、ハンドル1回転あたりの最大巻き長さは86cmのノーマルギアタイプです。とはいえ、サーフキャストリールの中では巻き長さは長い方です。すなわち、このリールを使用するメインシーンであるシロギス釣りにおいて、狙ったポイントに素早く仕掛けを移動させたり、根を回避する際にスピーディーに仕掛けを寄せることが可能となります。ラインキャパは、PE0.6号で250m、0.8号で200mあります。自重は405gと、サーフキャストリールとしては非常に軽量です。

汎用スピニングリールとは違い、飛距離と操作性を重視するサーフキャストリールの多くのモデルには、ドラグ機構はありません。サーフでの釣りは、どんなに気を付けていても砂噛みが避けられないため、ドラグ機構を搭載する場合は、機構内に砂が入らないようシールする必要があり、結果として重量増につながってしまいます。シロギス釣りを目的とするリールの場合、ドラグ機構を廃しても問題なく、その分シンプルに軽くして、メンテナンス性も向上させた方が良いという考え方です。21サーフ ベーシア 45 06PEの場合、リールの実用耐力は15kgあるため、シロギス釣りのシーンにおいては十分な強度があります。置き竿をして座布団サイズのカレイや大型のイシモチなどを狙う場合は、クイックドラグ(QD)付きのモデルもラインアップしています。

前モデル・14サーフ ベーシア 45との相違点

21サーフ ベーシア 45と前モデル、14サーフ ベーシア 45の決定的な違いはボディ材質です。14サーフ ベーシアでは、防食処理を施したマグネシウム合金製ボディですが、21サーフ ベーシア 45のボディ材質はZAIONです。これは、より感度を追求し、軽快にとりまわしができるよう、19トーナメントサーフ 45と同じように、ボディ、ローターともにZAIONに変更しました。これにより、マグネシウム合金の時には必須であった防食処理が不要になり、メンテナンス性が格段に向上しています。

ローターについても、より感度が高くなっており、ラインが潮の流れに引っ張られる抵抗感や、シンカーがトレースしてくる底砂の状態などをアングラーが感じ取りやすくなっています。また、ZAIONボディはマグネシウム合金製ボディと比較して強度も高いため、14サーフ ベーシア45の実用耐力は8kgでしたが、21サーフ ベーシア 45の実用耐力は15kgと、ほぼ倍の強度となっています。

また、スプールも21サーフ ベーシア 45では、2°のテーパーが付いたロングキャストスプールに変更されており、飛距離が向上しています。また、糸落ち防止機構も、21サーフ ベーシア 45では、19トーナメントサーフ うえと同形状のものに変更されています。ハンドルアームも19トーナメントサーフ 45と同形状のものに変更されました。21サーフ ベーシア 45は、限りなくハイエンド機・19トーナメントサーフ 45に近づいたハイスペック機となっています。

ハイエンド機・19トーナメントサーフ 45との相違点

ダイワの大型サーフキャストリールのフラッグシップ機である、19トーナメントサーフ 45と21サーフ ベーシア 45の相違点を見て行きます。まずは価格です。19トーナメントサーフ 45のメーカー希望小売価格は96,500円です。21サーフ ベーシア 45のメーカー希望小売価格は63,600円(QDモデルは66,600円)です。32,900円もの価格差があります。一体どこにそんな価格差があるのでしょうか?ボディとローターの材質・形状はほぼ同じものが使われています。大きく異なるものは、ラインローラー材質・ベアリング、ハンドルアーム重量・ベアリング、標準装着のスプールといったところです。

ラインローラー材質について、19トーナメントサーフ 45はジルコニア製ローラー+1マグシールドベアリング+1CRBBベアリングという最上級の機構となっていますが、21サーフ ベーシア 45のラインローラー部は、真鍮製ラインローラー+1CRBBベアリング+ローラーカラーです。ハンドルユニットの重量は、形状はほぼ同じでありながら、19トーナメントサーフ 45とのものと21サーフ ベーシア 45のものは約20gの差があります。

また、19トーナメントサーフ 45にはハンドルノブ部にベアリングが使用されています。スプールは、19トーナメントサーフ 45には、競技会を意識し、飛距離最重視のため、6°もの大きなテーパーがかかった軽量スプールが使われています。テーパーの大きなスプールは諸刃の剣で、ライン放出の抵抗は極力抑えられますが、バックラッシュなどのライントラブルの危険性が高くなるため、アングラーの技量が試されるスプールです。

21サーフ ベーシア 45は、飛距離を向上させ、かつライントラブルの原因にもなりにくい、テーパー角2°という、使い勝手の良いスプールが装着されています。これらの積み重ねが、価格差となっているのでしょうが、21サーフ ベーシア 45の価格は「驚異のコスパ」と言えるでしょう。競技会では使えないスペックというわけではありませんし、もちろん、単純にレジャーでシロギスの投げ釣りを楽しむという用途であれば、オーバースペックと言えるほどの高性能サーフキャストリールであることには疑いの余地はありません。

ライバル機種は不在。強いて言えばシマノ・フリーゲン35極細か

21サーフ ベーシア 45 06PEには、価格帯、スペックを見渡して、これといったライバルは不在です。あくまでも19トーナメントサーフ 45のスピリットを手軽に楽しむためのアイテムといった位置づけです。しかし、強いて言うのであれば、シマノのドラグレスサーフキャストリールのフラッグシップ機である、17フリーゲン 35極細でしょう。17フリーゲン 35は、メーカー希望小売価格46,000円、スプールのストロークは35mmですので、より手軽に、質の高い投げ釣りを楽しむことができるでしょう。ロッドにもこだわり、少しでも軽く、少しでも飛距離を伸ばし、たまには競技にも出てみたいという求道者的なアングラーは21サーフ ベーシア 45 06PEをおすすめします。

この記事を書いた人

ショアおやじのプロフィール写真

初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)


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