ミラベルは2022年秋に発表された新しいリールです。クイックレスポンスシリーズに属する軽量リールで、ボディとローターにシマノ独自の軽量素材CI4+が使用されています。定価で1万円台半ば～後半となっており、クイックレスポンスシリーズでは最も安価なリールとなります。従来はクイックレスポンスシリーズの最安価モデルが定価3万円台のヴァンフォードだったことを考えると、クイックレスポンスシリーズにかなり手が届きやすくなりました。しかしロングストロークスプール・マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブ・Xプロテクト等のシマノを代表するテクノロジーは非搭載で、ギアの駆動方式も低価格リールと同じ方式となっており、世間の評価がどうなるか気になるところです。初心者には十分な性能を持ちますが、上級者のサブ機には少し厳しいかもしれません。
ミラベルの
スペック
SPEC
ミラベルのライバル
比較対象モデル
RIVAL
アルテグラ
ミラベルより1ランク上のリールに当たります。1ランク違うだけと聞くとそれほど差がないように思うかもしれませんが、ミラベルとアルテグラは全くの別物です。搭載されているテクノロジーやギアの駆動方式がミラベルは下位機種と同じなのに対し、アルテグラは上位機種に近いです。リールとしてのコンセプトが全く違うので、「用途に合わせて選ぶべきです」と言いたいところですが、アルテグラ>絶対に超えられない壁>ミラベルなので、どちらか悩むならアルテグラを買う事をおすすめします。
フリームス
21フリームスには新素材「ZAION V」が搭載されました。ボディ・ローターにZAION Vが搭載されたことにより、重量を軽くしながらも大幅な剛性UPが実現。前モデルのフリームスの弱点であったボディのたわみが改善され、非常に使いやすいリールとなりました。軽さはミラベルと同等レベル、もしくは僅かにフリームスが上回り、ミラベルが勝てる点はほぼないのではないかと思います。
ナスキー
ミラベルの1ランク下に当たるリールです。構造はミラベルと同じと言っても過言ではないでしょう。最大の違いは使われている素材とそれによる重量差です。CI4+が使用されているミラベルは軽く、強化樹脂が使用されているナスキーは重いです。それ以外の違いはほぼありませんが、重量差による快適性の違いは使って分かるレベルでると思うので、予算が許すならミラベルを買うべきでしょう。
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