20 ソルティガ 8000-P

ダイワ

番手
8000
ギア比
4.8
ドラグ/耐力
25kg
自重
645g
B/R
12/1
糸巻量/回転
92cm
ハンドル長
75mm
PE糸巻量
3-400 / 4-300
価格
¥ 112,024

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

20ソルティガ 8000-Pは近海オフショアジギングのニュースタンダードリール

20ソルティガ 8000-Pが近海ジギングに向いている理由

オフショアジギングではリールとても大きな負荷がかかる釣りです。水深も100m以上で釣りをすることも珍しくなく、10キロを超える青物のファイトは強烈です。またマグロはヒットした瞬間に100m近くダッシュすることもあり、ファイト時間も1時間に及ぶ時もあります。そんな過酷な状況下で酷使されても釣りを続けられる、タフネスさが売りの20ソルティガでも8000-Pが近海ジギングに向いているのには訳があります。

高剛性アルミモノコックボディー

オフショアジギングで使用するリールにまず必要なのはボディーの剛性感です。剛性のないリールでは大型の青物などがヒットした場合に、リールを巻こうとしても魚のパワーに負けてリールフットが撓んでしまい巻けないケースがあります。20ソルティガ 8000-Pにはアルミ合金のモノコックボディーが採用されている為、非常に剛性感が高くなっています。もし20キロを超えるヒラマサやカンパチなどがヒットしても、決して魚にアドバンテージを与えることなく渡り合えるでしょう。

堅牢なアルミローターの採用

15ソルティガで使用されていたZAIONエアローターも十分に強度はありますが、20ソルティガでは更なる強化を図る為アルミ合金製のローターが採用されました。これによりローターの強度は15ソルティガと比べると約2倍となり、更なる大型魚とのファイトにも負けない堅牢なものとなりました。巻き出しの軽さや軽快さはZAIONエアローターに分がありますが、それを捨ててまで手に入れた強さはダイワスピニングリールの中でもNo1です。

G1ジュラルミンマシンカットタフデジギア

ビッグゲーム用リールにおいてとても重要なファクターとなるドライブギアですが、20ソルティガでは新たにG1ジュラルミンマシンカットタフデジギアにブラッシュアップされました。前モデルのハイパーデジギアも硬度が高くパワーのあるギアでしたが、20ソルティガのドライブギアはタフデジギア構造になって更に巻き上げトルクが上がっています。15ソルティガと同じ水深で同じ重さのジグを使用すると、その巻き上げ力の違いがはっきりとわかります。

近海ではパワーギアの強みを活かせる

オフショアジギングで使用するリールは、パワーギア派とハイギア派に分かれると思います。水深が60m以浅のポイントでは特にそうですが、ドテラ流しで船を流している場合にはハイギアではラインを巻きすぎてしまう場合があります。ジグをできるだけスローに遅くしたい時や、ラインスラッグを意図的に作りたい場合には、パワーギアの少し少なめの巻き取り長に、張りのあるロッドをあえて組み合わせるとジグの操作感が上がると思います。

新ドラグシステムと大口径ドラグノブ

20ソルティガではドラグシステムとドラグノブも見直されました。前モデルと比較するとドラグワッシャーが6枚から14枚になり、最大ドラグ力が15キロ(15ソルティガ 4500)から25キロに、更にアルミ製の大口径ドラグノブにより放熱効果も大幅にアップしてその耐久性は10倍以上とも言われています。またドラグノブが大きくなったことで咄嗟のドラグ調整も自然に行えるようになり、ドラグ音も大きくなってアングラーの気持ちを高ぶらせてくれますね。

20ソルティガ 8000-Pに向いている釣り

ドテラ流しでのオフショアジギング

風と潮の流れに船を乗せて釣りをするドテラ流しをするジギング船は多いかと思います。風が強い時や潮が速い時は払い出されているラインにも余計に水圧がかかり、ジグを操作する時にバーチカルの時よりも抵抗が大きくなります。抵抗が大きいとハイギアのリールではハンドルを回す手に負担がかかる、そんな時にはパワーギアの20ソルティガ 8000-Pの方が圧倒的に楽です。また巻き抵抗が少なく小さな力でルアーを操作できるので、女性アングラーにもおすすめしたいです。

スロージギング

パワーギアである20ソルティガ 8000-Pはスロージギングにも向いています。比較的浅い水深100m程度までであれば、パワーギアの巻き上げ力で大型の根魚がヒットしても問題ありません。ただし深い海域でのスロージギングはジグの回収時にはかなり辛くなります。

20ソルティガ 8000-Pに向いていない釣り

オフショアキャスティング

20ソルティガ 8000-Pはハンドル1回転あたりの巻き取り長が92センチと短いので、オフショアキャスティングに使用するのは厳しいかもしれません。キャスティングでは回収スピードやルアーアクションが活かせるXHギアモデルの方がテンポ良く釣りを展開できます。パワー的には20ソルティガ 8000-Pで問題ありませんが、キャスティングには1回の巻き取り長が134センチと長い20ソルティガ 14000-XHがおすすめです。

20ソルティガ 8000-Pはジグをマニュアル感覚で操作できる近海ニュースタンダードモデル

水深100m以浅の比較的浅い海域では、20ソルティガ 8000-Pの持ち味である巻き上げパワーや多すぎない巻き取り長などが活かせるでしょう。特に魚の活性の低い時に、ジグを動かし過ぎないようなスタイルの釣りに向いています。ボディー、ローター、ギアなど全てがブラッシュアップされ、よりパワフルになった20ソルティガ 8000-Pは、これからの近海ジギングのスタンダードモデルとなっていくでしょう。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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