20 ソルティガ 10000-P

ダイワ

番手
10000
ギア比
4.8
ドラグ/耐力
25kg
自重
645g
B/R
12/1
糸巻量/回転
98cm
ハンドル長
75mm
PE糸巻量
4-400 / 5-300
価格
¥ 128,000

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

20ソルティガ 10000Pはパワーと使いやすさのバランスが良い近海ジギングモデル

20ソルティガとは

20ソルティガはダイワのオフショア用リールで、ダイワのソルトスピニングリールのフラッグシップに相応しいパワー、耐久性を誇る人気シリーズです。2020年に10年ぶりのフルモデルチェンジを行われ、前モデルの15ソルティガからボディー構造やドライブギア、ローターの材質まで、様々な改良が施されました。

アルミモノコックボディーの採用

18イグジストからダイワスピニングリールのメインストリームとなったモノコックボディーが、満を持してソルティガに採用されました。旧モデルのボディーと比べても圧倒的な剛性感の高さと防水性能を手にした20ソルティガ、更にボディー内部が広くなったことでドライブギアのサイズもワンサイズ上のものをが搭載されるなど、モノコックボディーの恩恵は計り知れません。

G1ジュラルミン製マシンカットタフデジギア

10ソルティガ15ソルティガでは、絶大な人気を誇るハイパーデジギアが採用されていました。耐久性、パワー共に問題ないハイパーデジギアを敢えて廃止して採用されたのがG1ジュラルミンMCタフデジギアです。このギアはハイパーデジギアよりも大口径かつ肉厚になっていて、巻き上げトルクが旧モデルから大幅にアップしました。実際に同じ水深で同じ重さのメタルジグを使用するとそのパワー差ははっきりとわかるほどです。

ドラグMAXが25kgに(8000~14000)

20ソルティガではドラグシステムも1から見直されました。旧モデルではドラグMAX15kg(4500~5500)でしたが、ドラグワッシャーの数や機構の改良によりドラグMAX25kgに向上しました。加えてアルミ製ラジエーションドラグノブの標準装備により、放熱効果も飛躍的にアップしました。またドラグノブが大口径化され操作性もアップし、旧モデルでは小さくわかりづらかったドラグサウンドも大きくなったことで、アングラーのモチベーションアップに一役買っています。

ロングキャストABSの搭載

現在のダイワスピニングリールではほとんどのモデルで採用されているロングキャストABSですが、その効果はキャスト時の飛距離アップだけではありません。PE3号以上の太いPEラインを使用していると、悩みの種の1つとなるのがエアノットでしょう。リーダーの近くで起きてしまった場合にはそこからカットしてリーダーを結びなおせばよいですが、これがラインを100mも出しているところで起きてしまっては、替えスプールを用意していない限りはかなり釣りを制限されてしまうでしょう。しかしロングキャストABSはラインの放出がスムーズになるシステムなので、このようなライントラブルもかなり減ります。実際に1年間20ソルティガを使用しましたが、エアノットができることはありませんでした。

20ソルティガ 10000-Pにおすすめな釣り

マグロジギング(トンボジギングやキハダマグロ)

ここ数年じわじわと人気のでてきたのがビンチョウマグロのジギング、通称トンボジギングです。トンジギではPE3~4号を使用し、ビンチョウマグロの回遊している水深までジグを落として釣ります。水深は地域や時期にもよりますが80~150m、使用するジグは200gオーバーとかなり負荷のかかる釣りになります。そんな時には20ソルティガ 10000-Pのパワーギアを使用することで、アングラーにかかる負担を大幅に減らせるでしょう。またヒットした後に一気に突っ走るマグロの100mダッシュにも対応できるドラグシステムも大きな魅力です。トンジギだけではなく、パヤオなどを狙うキハダマグロのジギングなどでも、20ソルティガ 10000-Pのバランスのとれた性能を発揮できるでしょう。

近海での青物ジギング

オフショアジギングといえばハイギア、といったイメージが強いと思われる方も多いと思います。確かにハイギアモデルはジグの回収時の早さや手返しの良さなど良い点は非常に多いです。しかし100m以浅の海域であればパワーギアモデルでも十分対応できます。そしてなによりも10kgオーバーのブリやヒラマサ、カンパチといった青物がヒットする確率の高い海域では、パワーギアモデルを1セット持ち込んでいると更に釣りの幅が広がります。10kgオーバーの青物のファイトは強烈で、更に70m以深でヒットするとその水圧がラインに乗ることで、よりアングラーの負担は増大します。そんな時でもパワーギアモデルであればファイトの主導権を魚に与えることは少なくなるでしょう。女性アングラーにもパワーギアモデルをおすすめしたいです。

20ソルティガ 10000-Pにおすすめしない釣り

オフショアキャスティング

パワー的には申し分ない20ソルティガ 10000-Pですが、パワーギアモデル故に巻き取り長はハンドル1回転98㎝と少なめです。近海ジギングでは問題ありませんが、スピード重視のオフショアキャスティングには向いていません。オフショアキャスティングの場合には一定のリズムでプラグを操作し、テンポ良く投げ続けることが釣果への最大の近道です。その為には同じ20ソルティガでも14000-XHをチョイスした方がストレスなく釣りができると思います。

20ソルティガ 10000-Pはパワー重視の近海オフショアジギングにもってこい

今回ご紹介させていただいた20ソルティガ 10000-Pは、ハンドル1回転の巻き取り長よりも巻き上げのパワーやトルクを重視したモデルといえます。しかし98センチという巻き取り長は決して少ないものではなく、100m以浅の海域では問題なく使用できるバランスモデルと言えます。特に大型のヒット率の高い海域で使用する場合は、是非ともパワーギアモデルを使ってもらいたいと思います。

この記事を書いた人

ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)

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