アングラーライター紹介

アングラーライター・ヤギングの画像

釣りクラウド編集長
ヤギング

メインターゲット
メバル、青物、タチウオ、シーバス、アオリイカ
得意な釣法
メバリング、エギング、ライトショアジギング、穴釣り
主なフィールド
三浦半島(神奈川)、横須賀沖(神奈川)、富津(千葉)、館山(千葉)
保有ライセンス
二級小型船舶操縦士

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幼少期の思い出

全てはハゼ釣りから始まった

寿司職人の父の下で育った私は、物心がついた時には既に魚が大好きでした。そんなある日、釣り好きの祖父がハゼ釣りに連れて行ってくれました。子供用の海釣りセットを買ってもらい、小田原の河口で人生初の釣りをしました。魚が喰った時の「ブルブルっ」としたアタリに、かつて無い程の快感を感じ、普段何気なく食べている魚が、こうして食卓に並ぶのかということを実感しました。帰り際に、頑固で無口な祖父が「お前は釣りのセンスがある」と褒めてくれたのが本当に嬉しく、また行きたいと心から思いました。ただ、家に帰って自分の釣ったハゼの唐揚げを食べた時は「硬くてあまり美味しくないな」と思いました。

小学生の頃の趣味は、釣具屋のチラシを集める事

そこからというもの、あの快感を忘れる事は出来ませんでした。父も釣りが好きで、夏休みなどは連れて行ってくれましたが、仕事も忙しく定期的に行くことはできませんでした。内陸に住んでいたので、海までは車が無いと行けないですし、電車に乗って行く程の勇気も無かったです。あの頃の私にできた事といえば、テレビ東京の「釣りロマンを求めて」を見ながら小島玲子さんって美人だなぁと思う事と、釣具屋のチラシを集めて眺める事くらいでした。そんな事ばかりしていると、次第に「釣具屋に行きたい」という欲求が限界に達し、自転車で片道1時間かけて釣具屋へ行く事を決意しました。その際、全財産の150円でケミホタルを買った事を覚えています。あの頃はこれが何の釣具なのかは分からなかったですが、釣りに行く準備が整った気がして、とにかく嬉しかったです。

父とのバス釣り合宿

父が新しいバスロッドを買ってくれました。夏休みに湖の釣りキャンプを企画してくれたからです。今まで使っていたお下がりの物とは異なり、グリップがコルクのかっこいいやつです。「釣りロマンを求めて」のバスプロ達も似たようなロッドを使っていました。合宿まで待ちきれず、買ってもらったバスロッドで毎日キャストのシャドー練習をしました。そして当日、湖に着くと夢に見た光景が広がっていました。ベイトフィッシュが集まっていそうなワンド。透き通ったシャローエリア。いかにもバスが潜んでいそうなストラクチャーなど、全が僕のイメージ通りでした。まずは、ロッドにラインを通す前から、キャスティングの練習をします。「ヒュンッ!」という音が僕の興奮を絶頂へ持っていきます。と同時に、2ピースロッドの先端の方が遥か彼方へと飛んで行きました。物凄く飛びました。200mくらい飛んだ感覚でした。あんなに楽しみにしていた釣りが、開始3秒で終わりました。涙がこぼれました。こんな辛い思いをするのなら、もう釣りなんて一生するものかと誓いました。その後は父のタックルを借りて釣りをしていました。

【涙が止まらなかった私】

号泣中

知識量は釣りの楽しさを倍増させる

調子に乗っていた時期

そんな素敵な思い出を沢山作ってくれた釣りは、飽き性の私が今でも続けられている唯一の趣味です。社会人になり都内に引越してからも、釣り仲間と定期的に釣りには行っていました。気付けば周りからは「あいつは釣りに詳しい奴」というレッテルを貼られました。正直まんざらでもなかったです。「釣りやってみたい!」という人がいたら「君にはまだ早いよ」と偉そうに釣りの哲学を語っていました。

【船酔いを笑顔で誤魔化していた時の私】

船酔いを誤魔化す

師匠との出会いで広がる、釣りの魅力

ある日、仕事の関係で釣具メーカーの方と知り合いになりました。今度一緒に釣りに行こうと誘ったところ、快く承諾をしてくれました。勿論釣りの知識では勝てないけれども、「釣りなんて運」と考えていた私の心の中では、「もしかして、この人より沢山釣果上げちゃったりして。ムフフ。」なんて思っていました。完全に舐めていました。この人は釣り好きを超えた単なる変態でした。そこで、自分の釣りのレベルがあまりにも低かった事を思い知らされました。一瞬で師匠と呼ばせて頂きました。師匠の釣りの知識、技術力、一見表には出ないプライドの高さ。全てにおいて私には足りないものでした。釣りは運ではないという事を教えてもらうと同時に、本気で釣りに挑んで行く事を決意をしました。

もう抜け出せない釣りの沼

思えば師匠と初めて釣りに行ったあの日から、一日たりとも釣りの事を考えない日はありませんでした。電車内から河川を眺めては「あそこ釣れそうだなぁ」とか。妻と旅行に行けば「タックル持ってくれば良かったなぁ」とか、最近ではディズニーシーのパーク内にある湖(海?)ですら、キャストをしたくなる衝動に駆られます。恐らく、釣りの沼にハマってしまった方は全員同じ気持ちだと思います。釣りの知識が増える事は、こんなにも毎日を楽しくさせてくれるものなのかと実感しました。

【船酔いも心も成長した私】

クエをつった

同じ想いの人達へ

現在、様々なご縁があって、あらゆる釣り好きの方との繋がりがありますが、皆さんそれぞれの得意分野やこだわりがあって非常に面白いです。共通して言えることは全員変態だということでしょう。私も変態を目指して日々精進をしており、様々な知識を詰め込んでいるところです。しかし釣りは奥が深く、調べても調べても答えが見つからない事が多いです。「知識量は釣りの楽しさを倍増させる」事を経験している私は、ネットや本だけでなく、釣り好きの人脈を駆使して死ぬ気で調べます。そんな決死の思いで学んだ知識は、自分の備忘録として記事に残していきたいです。そしてそれを、同じ疑問を抱いている人達にも共有したく思っています。この「釣りクラウド」というメディアを通して、私の書いた備忘録を通して、少しでも皆さんの毎日が楽しくなるような手助けが出来ると幸いです。