ダイワ

紅牙 MX

DAIWA - KOHGA-MX

"ダイワのリール"

ダイワのタイラバ・テンヤ用リール「紅牙」。今では、「MX」「AIR」「EX」というブランドに派生され、マダイの色を彷彿させる「メタリックピンク」のカラーにデザインされたこのリールは、ダイワを代表するタイラバ・テンヤ用リールの象徴です。タイラバは、「真下に落として巻く」という釣り方が一般的で、着底が感知しやすく巻き上げパワーが強いベイトリールが使われることが多かったですが、近年はタイラバをキャストして幅広く探るキャスティングタイラバが流行しています。キャスティングを視野に入れた釣り方を展開する以上、スピニングタックルは必須と言えますが、タイラバ専用スピニングリールとして発売されているのはダイワの紅牙シリーズのみです。紅牙MXは紅牙ブランドで最も安価なリールで、手の届きやすい価格が魅力的です。紅牙のデザインに惚れた方にはぜひ手に取って頂きたい1台です。

紅牙 MXの
スペック

SPEC

  • 15紅牙 MX
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
ZAION素材
ローター
DS5素材
スプール
エア素材
ハンドル
  • アルミマシンカット素材
  • ネジ込式取付

搭載機能・機構

  • マグシールド
  • デジギアⅡ
  • エアローター
  • ABSⅡ
  • エアベール
  • ATD
  • CRBB

マグシールド

搭載箇所:ボディ

磁力のある液体を使った防水技術です。従来の防水技術では、リールの隙間にゴムパッキンを挟む事で水の進入を防いでいました。ところが、この仕様ではリールの回転時に摩擦が強く発生してしまうため、ハンドルの回転が重くなってしまう事が課題とされていました。そこでダイワが目をつけたのが、磁石にくっ付いて、水は弾く「磁性流体」という素材です。まず、水が進入してしまう箇所の周りに磁石を配置し、その隙間にこの「磁性流...体」を流し込みます。すると、この液体は周辺の磁石にくっ付き、絶妙なバランスで隙間を塞いでくれるようになります。ゴムパッキンのように固定されるものでは無く、液体の膜が張られているだけなので、摩擦の抵抗を極限まで少なくすることに成功しました。磁力のある液体の壁「Magnet(磁石)Sealed(壁)」を略して「マグシールド」と呼びます。

デジギアⅡ

デジギアⅡは、デジギアの発表から20年近い歳月を経て登場した、旧デジギアの進化版です。デジギアⅡでは、構造解析の精度が格段に上がっています。コンピュータの進化による演算回数の増大と、そこから弾き出された計算結果を寸分違わず形にする加工技術(加工機)の進化により、デジギアでは実現できなかった、よりなめらかな巻き心地を可能にした技術です。現代のモノづくりにおいて必須の、CAE(Computer Aid...ed Enginering:コンピュータ支援による製品や工程の事前検討)、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:潜在的故障モードとその影響の分析)による設計及び生産工程構築手法などの進化の賜物といえます。

エアローター

ローターの形状を変える事で、操作性の高いリーリングが可能となりました。ローターはリールの巻き心地とアクションに関わる非常に重要なパーツであり、ここの技術革新は、リール性能を飛躍的に伸ばす事に繋がります。従来は防水の観点からローターの形状は変えられないとされてきました。しかしダイワの防水技術「マグシールド」が開発された事によって、ローターの形を変える事ができるようになりました。ローターの外観を、滑ら...かな曲線を描くアーチ型に設計する事で、回転時の負荷が分散・軽量化され、「軽やかな巻き心地」「巻き始めの速さ」を実現する事ができるようになりました。殆どの釣りにおいてはリールの俊敏さが求められるため、この技術革新は大きな前進と言えます。

ABSⅡ

スプール形状を変える事で、ライントラブルを最小限に抑えた技術です。従来のスプールは、先端に近づくにつれて直径を細くする事で、飛距離を伸ばしやすくする工夫がなされていました。しかしこの形状では、ライン放出時に周りの糸も巻き込んでしまう、バックラッシュというライントラブルが度々発生します。これは、リーリング時の巻き取りが緩いという原因もありますが、比較的軽いルアーなどを使う場合は、どうしても巻き取りが...緩くなってしまうという事実もあります。そこで、逆に先端に近づくにつれてスプールの直径を太くする事(「逆テーパー」と呼びます)で、周りの糸が巻き込まれにくくなり、このバックラッシュを大幅に軽減することができるようになりました。また、スプールの直径を全体的に広げる事で「糸クセ」を軽減し、ラインとスプールの接触部(スプールエッジ)の形状も滑らかに加工する事で、飛距離という課題もクリアしています。

エアベール

ベールからラインローラーまでの段差を無くす事で、ライントラブルを軽減させる技術です。従来では、ベール側で受け取った糸をラインローラーまで渡す際に、つなぎ目の凹凸が邪魔をして、度々ライントラブルを招いていましたが、つなぎ目の無い滑らかな形状に設計する事で、この課題をクリアしました。更に、設計的な理由からベールを太く・中を空洞にする必要があったのですが、これが副産物となり、従来のものよりも歪みにくい強...度の高いベールを実現しました。

ATD

ドラグに掛かる力を自動調整をしてくれる技術です。従来のドラグシステムでは、予期せぬ大物などが掛かると、ドラグが緩過ぎてしまい上手く合わせらなかったり、逆に強く締めすぎるとラインが切れてしまうため、常にドラグを調整しながら戦わなければなりませんでした。このATDという機能は、自分で調整したドラグ値を大幅に上回る負荷が発生した際、自動的にドラグをキツく締めてくれるものです(自動車のシートベルトと似てい...ます)。これによりフッキングの際のバラし率を軽減するだけでなく、格闘中の細かいドラグ調整が不要となりました。

CRBB

6個中1箇所に搭載

「Corrosion Resistant Ball Bearing」の略で、サビに強いボールベアリングのことです。ボールベアリングはリールの回転する箇所(ハンドルの付け根やラインローラー部など)に設置される事が多く、回転をより滑らかにする重要な部品です。一方繊細な部品であるが故に、少しでもキズやサビが発生すると、リールの性能が著しく低下してしまいます。CRBBは、このボールベアリングに特殊な防錆処...理を施すことにより、リールを長期間使っても、巻き心地の低下を防ぐ事を可能にしている部品です。

紅牙 MXのライバル
比較対象モデル

RIVAL

カルディア

ダイワのロゴ

ボディにはZAION、ローターはDS5製のエアローターが搭載されている、軽さとレスポンスが重視されたリールです。紅牙MXとよく似た特徴を持っていますが、カルディアの方が設計が新しく、紅牙MXよりも新しいテクノロジーが搭載されているうえに、LTコンセプトに基づいて作られていることで、軽量に仕上がっています。紅牙MXにこだわる理由がないのであれば、カルディアの方がおすすめです。

ストラディック

シマノのロゴ

2万円前後の価格でありながら、ロングストロークスプール・マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブなどシマノ最先端のテクノロジーが盛り込まれた超ハイコストパフォーマンスなリールです。コアソリッドシリーズに属するストラディックは、しっとりとした滑らかな巻き心地が特徴です。レスポンスは紅牙MXに劣りますが、巻き続けるタイラバの釣りはストラディックの方が楽に行えるでしょう。

ヴァンフォード

シマノのロゴ

クイックレスポンスシリーズに属するヴァンフォードは非常に軽量でハイレスポンスです。自重の軽さ・巻きの軽さは凄まじく、慣れるまでは気持ち悪さすら感じる事でしょう。CI4+ボディとマグナムライトローターがもたらす圧倒的な軽さとレスポンスの良さによる操作性の高さは紅牙MXを圧倒します。巻き感度が高いので、タイラバに掛かる負荷の変化で、違和感を察知しやすいでしょう。軽さや感度を重視する方には非常におすすめのリールです。