サヨリ釣りの仕掛け絡まり対策はパワーイソメで解決!使い方・誘い方など

作成:2019.11.08更新:2021.08.20

4匹のサヨリが縦に並べられている

サヨリの性質・習性

サヨリを攻略するために、まずはサヨリの性質や習性を良く知っておきましょう。サヨリは非常に臆病な性格で、防波堤などの釣り場では驚いた時に水面から飛び跳ねる光景を目の当たりにするほど神経質な魚です。そのためできるだけ静かなキャスティングと、周囲を騒がせない環境が求められます。

さらにサヨリを狙う上で最も理解する必要があるのが、水面近くを回遊する魚だということです。特徴的な顎は、水面の浮いたプランクトンを捕食するために発達している合理的なフォルムということですね。その性質から海鳥に常に狙われているため、物音に敏感だと考えると臆病な性格にも納得できるでしょう。

さらに群れの移動もダントツに早い回遊魚なので、潮の流れが釣果の8割を左右すると言っても過言ではありません。潮に恵まれない時には、どれだけコマセを撒こうが一日中反応がないことも。そのため、用意したコマセが無駄になることも珍しくないようなターゲットとなります。

サヨリを狙う仕掛けに最適なパワーイソメ

サヨリは水面近くを泳ぐ、珍しい性質を持っている魚です。そのため飛ばしカゴを装着しハリス付近にシモリウキを忍ばせ、オモリを付けないのが一般的な仕掛けとなっております。その反面オモリがなく、付餌がシモリウキで漂うため、非常に絡まりやすいというデメリットを抱えています。また釣果が出る日とボウズの日の差が激しく、使用する撒き餌は日持ちの悪いオキアミがメジャーのため、使い切らなければ全て処分しなければなりません。そんなサヨリ釣りのデメリットを解決するのが「パワーイソメ」です。

絡みやすい仕掛けはパワーイソメで解決!

パワーイソメを用いたルアーフィッシングでは、

  • 餌が腐らない
  • 静かにキャスティングできる
  • 仕掛けが絡まりにくい
  • 餌取りに強い

といった、一般的なサヨリ釣りのデメリットを解決した仕掛けが実現できます。

そもそもパワーイソメとは?

繋がっているパワーイソメを手に持って撮影

パワーイソメとはマルキューから発売されている、本物のイソメそっくりな形状で人工うまみ成分を配合したソフトルアーです。いわゆるワームの一種ですね。生のイソメと違い嫌な匂いも手に残りづらいので、どうしても生き餌が苦手な方にもオススメできる擬似餌となっています。人工餌なので腐ることもなく、サヨリの群れを確認した時にサッと用意できるのが魅力的です。そのためサヨリの仕掛けと共に常備しておき、群れを発見次第ターゲットを変更することも可能となります。余ってしまえば、別の日にシロギス釣り等に使用することも可能ですね。ただしルアーという部類から、誘いを起こさないと食いつきが悪いのでアクションの試行錯誤が必須となります。

サヨリの釣れるパワーイソメの選び方

サイズの小さいレッドカラーやホワイトカラーのパワーイソメがサヨリ釣りには刺さりやすい傾向にあります。ホワイトカラーが刺さりやすい理由としては、サヨリは白い物に反応を示す習性を持っているためですね。そのためサビキ針を使用する場合は、白い皮を使うと釣果が上がりやすいと言われております。

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パワーイソメの使い方

パワーイソメで使う仕掛け「連続ウキ」

使用する仕掛けは連続ウキと呼ばれる、玉ウキを3つ並べた先にパワーイソメを装備したシンプルなものを使用します。飛ばしウキや飛ばしカゴなど遠く飛距離を稼ぐ道具もありますが、遠くへ飛ばそうとアイテムを追加するほど、仕掛けが絡まり易くなる傾向が出ます。短期決戦であるサヨリ釣りにおいて仕掛け絡みのタイムロスは致命的なので、できるだけ距離を短くシンプルにすることを心掛けましょう。

パワーイソメの保存

パワーイソメは疑似餌なので長期保存が可能ですが、うまみ成分が抜けてしまうと効果がなくなるので開封後の保存には注意が必要です。うまみ成分が含まれた袋内部の液がなくなると乾燥して使い物にならなくなるので、購入後は速やかにジップロックに移し替えて保存するのがオススメです。

パワーイソメでサヨリを狙うポイント探しのコツ

サヨリは動物性プランクトンを主食としているので、プランクトンが発生しやすい環境が望ましいです。激しすぎない海流で、新鮮な潮が流れ込むような環境が理想的です。また水面近くを泳ぐ性質から、サヨリの魚群は目視で確認できることも度々あります。一度発生してるポイントを発見したら、環境やタイミングなどの条件が揃えば回遊してくる可能性が高いと見て良いでしょう。また全国各地で釣れる魚ですが、地方によって釣果が上がる季節がバラバラなので注意が必要です。

堤防周り

式根島の防波堤。天気が非常によく、海が透き通っている。

波がぶつかる堤防周りもプランクトンが発生しやすいポイントです。特に堤防外側の潮の流れが激しい場合は、比較的穏やかな堤防の内側で漂っているプランクトンを狙ったサヨリが流れ込んできます。

大きな河口近くの汽水域

汽水域と海水が混ざり合う河口

プランクトンが発生しやすい、汽水域周辺も良好なポイントです。海水と淡水の境目で、ほどよく海水の濃度が高い場所が最も釣果を上げやすいポイントとなります。ただし釣りを行う前日が雨の場合、降水量により大きく釣果が左右されるポイントでもあるので注意が必要です。

人気のない静かなポイントを探す

始めにサヨリの性質を紹介した通り、非常に臆病な魚です。そのため人混みで物音が激しい日中の堤防には、良型のサヨリほどなかなか近寄ってきません。仕掛けを遠くへ運びたい場合は、沖へ流れる海流を見つけゆっくり流してあげるとサヨリを驚かせずに済みます。さらに仕掛けも絡まりづらいといったメリットもあるので、是非沖へ流れる海流を見つけて試してみましょう。

サヨリの発生ポイントは、スズキ(シーバス)が狙えることも

稀にサヨリの群れがバチャバチャと水面で波打っていたり、水面を飛び跳ねたりする光景を目にすることがあります。これはサヨリを追ってきたシーバス(スズキ)がサヨリを捕食している可能性が高く、シーバス釣り愛好家からは「サヨリパターン」と呼ばれる現象です。そのためサヨリを追うと、必然的にシーバスが狙えるポイントと遭遇する可能性が高くなります。詳しくは以下の記事で解説していますので、興味がある方はご参考ください。

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パワーイソメを用いたサヨリ釣りにオススメのタックル

ロッド

使用するロッドは竿先が極力柔らかい磯竿2号を使用します。シマノの磯竿が他の海釣りで応用性が高いのでオススメです。

シマノ 磯竿 17 ホリデー磯 2号 450

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また仕掛けを飛ばさない場合は、渓流釣りで使用する「のべ竿」を使用すると仕掛けが絡みにくいのでコチラもオススメですね。

ダイワ 渓流竿 リバティクラブ 万能小継 硬調43・Q 釣り竿

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リール

磯竿の場合、使用するリールは安価な小型のスピニングリールで十分でしょう。

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ハリス

ハリスはサヨリ専用を使用すると間違いがありません。ただし口が小さい魚なので、狙いたいサイズに合わせて号数を柔軟に調整しましょう。

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便利グッズ

釣り上げるとサヨリは長細いうえに振動するため、手からスルスルと逃げ出してしまいます。そんな時に便利なのがワニクリップです。1つ用意するだけで、次々と針外しが行えるので効率的です。さらにパワーイソメと併用することにより、魚釣独特の嫌な匂いが手に着かなくなるので非常に快適にサヨリ釣りを楽しむことができるアイテムです。

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パワーイソメでサヨリが釣れる使い方とテクニック

パワーイソメを使用した誘いに関しては、できるだけスローペースでリールを巻き取っていくのがポイントです。オモリを使わない常にガイドが緩みやすい状態の仕掛けのため、アタリの見逃し対策として有効なテクニックとなります。また仕掛けを投げ込む時にサヨリの群れの中へ、直接仕掛けを投げ入れると驚いて群れが散ってしまうので注意が必要です。

小まめに小さくアワセを行う

サヨリの口は小さく餌取りが上手いので、ウキに少しでも変化を確認したら小まめな早アワセをすることがコツです。パワーイソメを踊らせるように、軽いアクションを繰り返すといつの間に掛かることも珍しくありません。また仕掛けが水面近くで漂っている都合上、強くアワセ過ぎると自分に飛んでくるため軽く竿を動かす程度で十分でしょう。

風の緩やかな日を狙う

水面が波立つような、冬場に多い風の強い日はサヨリの食いが渋りやすい傾向にあります。海面が波に揉まれると、サヨリの餌となるプランクトンが沈んだり、波音で驚いたりと水面ギリギリを泳ぐ臆病なサヨリには都合が悪い条件が揃うようです。理想的なのは、サヨリが目視できるほどのベタナギですね。波が落ち着いてるのでウキの反応も分かりやすく、サヨリの群れも確認しやすいのでオススメです。

定番の朝マズメ・夕マズメを狙う

どの魚でも活性が活発になる朝マズメ、夕マズメはサヨリ釣りにおいても有効です。回遊魚でも特に群れの移動が早いサヨリは、潮の流れが悪ければ回遊して来ないので粘り続けても意味がありません。一番釣果が上がる時間の短期決戦で挑むことも視野に入れて狙いに行きましょう。

さらに変わった付餌でのサヨリ釣り

表層まで浮かぶ、サヨリの小さな口に合うサイズ、色が白色とサヨリを狙う上で全ての条件を満たすストローでくりぬいたハンペンを餌として使用する方法も存在します。スーパーで手軽に手に入り、昔からコストパフォーマンスに優れる餌として愛用されているようですね。さらに特殊な方法ではルアーとサビキバリを用いた「ジグサビキ」と呼ばれる特殊な手法でも狙うことが可能です。ジグサビキについては以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は是非参考にしてみてください。

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ダイソーのブルピンメタルジグを使用したジグサビキでカマスを釣り上げている様子。サビキをしっかり喰っている様子が見て取れる。

ジグサビキの使い方とは?推奨タックルや狙える魚、使い方の応用

サヨリを釣り上げた後の楽しみ

サヨリを薄切りにして綺麗にお皿に盛り付けている

サヨリは板前では「光り物」としてメニューに取り上げられる高級魚で、釣りたての鮮度抜群の刺身を口にできるのは釣り人ならではの特権の楽しみです。釣り上げた後はエラにサヨリムシと呼ばれる寄生虫が高確率で寄生しています。タアノエのように誤って食べてしまっても無害ですが、台所で見たくない方は釣り場で取り除いておきましょう。

刺身、天ぷら、塩焼きと幅広い食べ方が存在するのもサヨリを狙う魅力ではないでしょうか。釣りたてで臭みのない刺身は、淡白ながらもうまみがしっかり乗る絶品です。また、刺身にできない小型サイズは、塩焼きで頂くと良いでしょう。環境が許すなら炭火でじっくり火を通して塩焼きとして焼き上げると、骨までパリパリ食べられる絶品なので是非一度海鮮BBQで味わって欲しい味覚です。

常備できるパワーイソメでサヨリをキャッチ

群れさえ回遊してしまえば、サヨリはサビキなどの仕掛けにも食いつくので比較的ビギナーでも釣りやすいターゲットとなります。スマートな見かけに寄らず、大型になると意外にも心地よい引きを楽しめる魚なのでベテランでも楽しめる魚ではないでしょうか。サヨリ釣りに出かける場合は、常備できる大きなメリットを持ったパワーイソメを使用した方法も是非参考にしてみて下さい。

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