アングラーライター紹介

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ショアジギング・マスター
K

メインターゲット
青物、イナダ、タチウオ、シーバス、メバル、アオリイカ
得意な釣法
ショアジギング、ライトショアジギング、メバリング、エギング
主なフィールド
三浦半島・三崎周辺(神奈川県)、富津市(千葉県)、館山市(千葉県)

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釣りを始めたキッカケ

ふいにかかった巨大魚にロッドをへし折られたその瞬間から

子供の頃によく父親に家の近くの堤防へカサゴ釣りへ連れて行ってもらっていましたが、どハマりしたのは割と遅めの30歳を超えた頃でした。仕事で沖縄へ行った際、仕事の小休憩で1時間ほど時間ができたので、旅館で竿をレンタルし、近くの堤防で釣りをした時のこと。あまりにも細く脆い竿だったのか、海へ投じて3秒後、一瞬にして竿を折られてしまいました。何がかかったのか、むしろ何が起きたのか。でもそれが明らかに魚であったことは明らかでした。この出来事が、小さい頃に父親と一緒に釣ったカサゴ40cm(小学生の僕にとっては超巨大!)の記憶を呼び覚まし、この瞬間一気に釣りへの熱情に火がついたことを鮮明に覚えています。

激ハマりしたのはもう少し後のこと

東京に戻ってからは、休日のすべての時間を釣りに費やしました。しかし、ここからが試練の道。例え小さい頃に父親とよく釣りをしていたとしても、ブラクリでの穴釣りがメインで、他はサビキ釣りといった簡単な仕掛けしかやったことがない…。さらには、地元の四国とは環境が全然違う東京ともなると、まずどこで釣りができるのかすらも分からない。土日になると朝早く出かけ、ネットで下調べした釣り場へ向かうはいいが、アタリが一度もないどころか、「持ってきていた竿が折れていた」「釣り場に着いた瞬間、地面に置いていたイソメを全てカラスに持っていかれる」「キャスティングした瞬間にバックラッシュして、ただただ絡んだ糸を解くのに時間を費やしただけだった」という、舞台にすら立てないこともしばしば。「釣りなんてただの苦行じゃねえか!」ってのは、この時薄々感じていたことでした。

しぶとく続けて3ヶ月、初めて釣った32cmのメジナ

釣果と言える釣果は突然のこと。平日の朝に釣り場で一人、昔よくやった得意のブラクリで、イソメをつけてぶっ込みをしていた時のことでした。風も強く、この日も何もアタリもない中、ぼちぼち帰ろうかなと思った瞬間、置いていた竿が見たことないくらいの曲線を描いている…なんだこれは!と思って必死に巻き上げたら、32cmのメジナが釣れていました!実力でもなんでもない、ただのラッキーとしか言えない釣果でしたが、一人で大声出して喜び、通りすがりのパトロールの警察の方から「すごいですね〜」って言ってもらえたこと(絶対注意されると思ったのに)が、今の釣り好きに繋がっています。

どっぷりハマった釣りの「戦略性」

メバリングから釣りのいろはを学んだ

偶然にも釣りの師匠に出会うことができ、そこで色々なことを学ぶようになりました。朝まずめ、夕まずめという漠然とした潮の流れに頼るのではなく、現場で読む潮の動き。晴れているのか、曇っているのか。どんなベイトが接岸しているのか。魚の気持ちになってみれば、確かに今までのやり方では釣れるわけがない…。そのことに気付かされてからは、あらゆる条件下の中で、自然を相手にどんな仕掛けを選択するのか、しっかり戦略を自ら考えるようになりました。

この得た知識を試す絶好の釣法がメバリング。敏感なメバルは些細な違和感を察知します。ジグヘッドの重さ、ワームの形状、潮の流れなど、何か一つその状況にマッチしないと喰ってきてくれないメバルは、それまで学んだ知識・知恵をしっかり試させてくれます。その答え合わせはラッキーで当たることもありますが、しっかり正解と不正解を教えてくれる、とてもありがたい存在です。

メバリングで釣ったメバル

そしてメバリングのいいところは、ショアからできる手軽さと、割と長時間時合いが続いてくれること。青物のように回遊タイミングもないため、状況にマッチした釣り方をしていればそれに応じて釣果も付いてくる。それでも釣れる確率が100%ではないのが僕ら釣り人を悩ませるタネですが、それこそ釣りの醍醐味。なぜ?なぜ?と追求する楽しさがあります。

青物の強い引きを味わうために

青物にハマったのはメバリングの時期が過ぎた頃。寿司屋ではいつもハマチを5皿は注文する僕ですが、そんな大好きな魚がショアから、しかもこの関東でも釣ることができると耳にしてからは、頭の中は青物でいっぱいでした。ショアから釣る青物といえばイナダ(関西でいうハマチ)ですが、この青物をショアから釣る知識は、メバリングで培った知識が活きてくれました。メバリングとは細かな部分は違いますが、探るタナや潮目、メタルジグの重さなど、釣法が違えど考える基本は同じ。メバリングでしっかり知識を得た状態で挑んだ秋、ついに念願の青物を釣ることができました。 30分間で一気に3匹釣れたイナダ 最初のイナダを釣り上げるまでに数匹、岩礁帯にPEラインが擦れてしまい、ラインブレイクをするという悔しい思いはしましたが、釣り上げた時はそれまでの苦労とは裏腹にすごく簡単に上がりました。しかも30分間で3匹も!一度経験するとやめられないあの強い引きは、おそらく毎シーズン求めてしまうでしょう。

関東で釣りをするなら外せない存在のシーバス

「もし東京に住んでいたらどんな釣りをしますか?」とプロのアングラーに聞くと、「間違いなくシーバスです」と即答でした。実は、釣りにどハマりする前、あまり遠出したくないという心理からその辺の川でシーバスを狙っていたのですが、30回以上の釣行に対し1匹もアタリすらなかった経験があります。初心者で何の知識もない頃だったので当然なのですが、苦手意識をもってしまい、あまりシーバスゲームに対して前向きになれませんでした。でも、メバリングや青物のショアジギングで得た自信を試したくなり、挑んだシーバスゲームはなんとも呆気なく勝利!スズキとは言えない、セイゴのサイズでしたが、あれだけ苦戦したシーバスをいとも簡単に釣ってしまったことには驚きでした。 念願の初釣果となったシーバス まだまだ数は足りないので、シーバスゲームが得意ですとは言えないですが、今後は難しい条件下でもちゃんとシーバスが釣れるようになり、自信を付けていきたいと思います。

夢はショアジギングでメーター超えのヒラマサ!

千葉や神奈川をフィールドとし、普段はゲーム性の高いイナダやメバルを好みますが、いつかはショアからヒラマサを釣ってみたいという野望があります。ショアにこだわるのは、やはりそのゲーム性。自らの知恵とカンで潮を読み、持ってきた道具で自然に勝負を挑む。これで釣れた時の感動と達成感を求めて釣りをしています。ショアジギングでメーター超えのヒラマサを釣り上げるまでは長き道かもしれませんが、そこで得た知識や知恵を記事として綴りながら、いつかは目標のヒラマサをショアで釣り上げたいと思います!応援のほど、よろしくお願いいたします!