ダイワ

レブロス

DAIWA - REVROS

"ダイワのリール"

ダイワのエントリークラスとして名が上がるこのレブロスは、2006年に初代が発売がされており、意外と歴史が長いブランドです。スピニングリールに必要な基本のスペックを兼ね備えており、これから釣りを初める初心者から中級者のサブ機として、幅広い層に支持されています。低価格でありながら、高性能なドラグシステムである「ATD」や、軽量化を考えられた「エアローター」。よりなめらかな巻き心地を実現させる「タフデジギア」といった機能が搭載されているため、特殊な釣法を除いては十分なパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。一方、ボディー素材が「DS4」となっているため、剛性には不安が残ります。これは低価格帯のリールでは仕方がないことですが、不意な大物などが掛かった際には、巻き上げが安定しない可能性があるということも念頭に入れておいた方が良さそうです。

レブロスの歴代別
スペック

SPEC

  • 20レブロス
  • 15レブロス
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
DS4素材
スプール
アルミ素材
ハンドル
  • アルミマシンカット素材
  • 折りたたみ式取付

搭載機能・機構

  • タフデジギア
  • エアローター
  • LC-ABS
  • エアベール
  • ATD

タフデジギア

タフデジギアは、2018年にダイワが発表した、リールの新設計基準「LTコンセプト」に採択された技術です。LTコンセプトとは、「Light(軽さ)」と「Tough(強さ)」という、相反する特性を両立するための指標です。タフデジギアの材質である亜鉛ダイカストもしくは超々ジュラルミン製ギアの構造解析の精度をさらに高め、冷間鍛造によりドライブギアの薄肉化、大口径化を果たし、これまでのデジギア、デジギアⅡよ...りも、ギアの剛性と耐久性を高めつつ、軽量化も実現しています。2018年以降に発売された「LTコンセプト」採用リールには基本、タフデジギアもしくはマシンカットタフデジギアが使われています。

エアローター

ローターの形状を変える事で、操作性の高いリーリングが可能となりました。ローターはリールの巻き心地とアクションに関わる非常に重要なパーツであり、ここの技術革新は、リール性能を飛躍的に伸ばす事に繋がります。従来は防水の観点からローターの形状は変えられないとされてきました。しかしダイワの防水技術「マグシールド」が開発された事によって、ローターの形を変える事ができるようになりました。ローターの外観を、滑ら...かな曲線を描くアーチ型に設計する事で、回転時の負荷が分散・軽量化され、「軽やかな巻き心地」「巻き始めの速さ」を実現する事ができるようになりました。殆どの釣りにおいてはリールの俊敏さが求められるため、この技術革新は大きな前進と言えます。

LC-ABS

スプール形状を変える事で、ライントラブルを最小限に抑えつつ、且つ飛距離を担保した技術です。通常のABS(アンチバックラッシュシステム)では、ライントラブルは大幅に軽減するものの、テーパー型のスプールと比べ、飛距離が低下してしまうという課題がありました。そこでダイワが新しく開発したこの「LC-ABS」では、スプールの軽量化は勿論のこと、スプールとラインが接触するスプールリング部をライン放出側(前方)...に突き出すことにより、キャスト時にラインとスプールが接触しにくくなる形状を設計しました。これにより、従来モデルと比較して、飛距離が5%UPする事に成功しました。

エアベール

ベールからラインローラーまでの段差を無くす事で、ライントラブルを軽減させる技術です。従来では、ベール側で受け取った糸をラインローラーまで渡す際に、つなぎ目の凹凸が邪魔をして、度々ライントラブルを招いていましたが、つなぎ目の無い滑らかな形状に設計する事で、この課題をクリアしました。更に、設計的な理由からベールを太く・中を空洞にする必要があったのですが、これが副産物となり、従来のものよりも歪みにくい強...度の高いベールを実現しました。

ATD

ドラグに掛かる力を自動調整をしてくれる技術です。従来のドラグシステムでは、予期せぬ大物などが掛かると、ドラグが緩過ぎてしまい上手く合わせらなかったり、逆に強く締めすぎるとラインが切れてしまうため、常にドラグを調整しながら戦わなければなりませんでした。このATDという機能は、自分で調整したドラグ値を大幅に上回る負荷が発生した際、自動的にドラグをキツく締めてくれるものです(自動車のシートベルトと似てい...ます)。これによりフッキングの際のバラし率を軽減するだけでなく、格闘中の細かいドラグ調整が不要となりました。

品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

レブロスのライバル
比較対象モデル

RIVAL

クレスト

ダイワのロゴ

レブロスよりも若干安い「クレスト」もダイワのエントリーモデルではありますが、エアローターが非搭載であることが大きな欠点です。これにより、リールの感度が低下してしまうため、アジングやエギングといった釣法には不向きでしょう。一方、感度をあまり重視しないちょい投げやサビキといったエサ釣りを考えている場合は、安いクレストでも十分な役割を果たしてくれます。

レガリス

ダイワのロゴ

もうちょっと予算を出せるという事であれば、このレガリスが良いでしょう。搭載機能面においては大きな差はありませんが、一番の違いは、スプールが薄肉アルミ素材になっているため、どの番手もレブロスより10g程軽くなっています。長時間の釣りなどでは疲れにくく、細かいアクションを行うのに役立ちます。限られた予算の中で、ちょっと贅沢をしたいという人にピッタリなリールです。

サハラ

シマノのロゴ

シマノでレブロスと同価格帯のエントリーモデルといえばこのサハラといえるでしょう。しかしながら、2020年にLTコンセプトとして生まれ変わったレブロスの方が一枚上の印象です。低価格帯のリールでよく比較される、リールの自重の軽さ・最大ドラグ力などの表面上の数値においてかなうものはありません。一方で、ギアの技術力はシマノの方が高いとされているので、そこにこだわりがあるのであれば、サハラという選択肢を考えても良いでしょう。