シマノ

ツインパワー SW

SHIMANO - TWINPOWER-SW

ツインパワーは1987年にチタノスツインパワーとして誕生しました。人々に愛されたツインパワーは発売以降細かくモデルチェンジを繰り返し、多数のモデルが世に送り出されました。ツインパワーSWは2009年にリリースされて以降、オフショアでのビッグフィッシュゲームを主とするアングラーやロックショアなど過酷な状況下での使用が多いアングラーに愛し続けられています。ステラSWよりも遥かに安価でありながら、Xリジッドローター・Xタフドラグ・Xシールド・Xプロテクトなどシマノ最新鋭のテクノロジーが多数盛り込まれており、高いパワーと防水性能を備えています。ボディがアルミニウムと樹脂のハイブリッドボディであることで、ステラSWよりもパワーダウンしてしまいますが、マグロ・カジキなどの超ビッグゲームでない限りは強い影響は出ないでしょう。ロックショアやオフショアを主戦場とするアングラー向けの中・上級者におすすめのリールです。

ツインパワー SWの歴代別
スペック

SPEC

  • 16ツインパワー SW
  • 15ツインパワー SW
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
アルミ素材
ローター
アルミ素材
スプールリング
  • ステンレス素材
  • チタンコート表面処理
ハンドル
  • ネジ込式取付
  • CI4+ラウンドノブ
ピニオンギア
超高強度真鍮素材
ドライブギア
HAGANE素材

搭載機能・機構

  • S A-RB
  • X-SHIP
  • Xシールド
  • Xプロテクト
  • ワンピースベール
  • リジットサポートドラグ
  • Xタフドラグ
  • ヒートシンクドラグ
  • ウォームシャフトオシュレーション

S A-RB

特殊な防錆処理が施されたベアリングです。リールにおいて、回転部に必ず入っているパーツが「ベアリング」です。この部品のおかげで、ハンドルの回転を滑らかにしたり、ラインローラー部ではラインの巻き取りをスムーズにする事ができます。この巻き心地に関わる重要な部品は非常に繊細で、少し水が入り込むだけも錆びやすいです。S A-RBというものは、特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅...にアップしているため、リール自体を長持ちさせることに繋がります。

X-SHIP

リールを回転させる駆動ギアの仕組みを見直し、より精度の高いバランスとパワーを兼ね揃えた設計です。大きな違いは、従来のモデルよりもギアを太くする事によってギアの精度を向上させたことです。ギアは太いほど力強く、噛み合わせもしっかりとしたものになります。またその太くなったギアの配置位置を最適な所に見直す設計する事で、太くても爽快なリーリングが保たれています。この頑強なギアの噛み合わせ・ギアの最適配置こそ...が、負荷に強く、気持ちの良い巻き心地を実現する仕組みです。

Xシールド

シマノの防水技術には、コアプロテクト、Xプロテクト、Xシールドの3つがありますが、Xシールドは、物理的なシール処理を加える唯一の防水処理です。コアプロテクト、Xプロテクトは外部からの水をリールの中に浸入させないようにする非接触防水の技術ですが、Xシールドは、ボディやフタの合わせ面、ハンドル取り付け軸受部、スプール受け部、ドラグノブ接触部など、あらゆる水の浸入経路を遮断する強力なシール処理です。ステ...ラSW、ツインパワーSW、ストラディックSW、バイオマスターSW、スフェロスSWといった、ハードなソルトゲームに使う上級機種に搭載されている技術です。

Xプロテクト

Xプロテクトとは、シマノの防水機構である、「コアプロテクト」の非接触防水機構の進化版です。コアプロテクトの撥水処理による水の浸入防止に加え、中・小型リールの場合は、水の経路を何度もクランク状に折れ曲がるラビリンス構造により、水がギア内部まで入れない構造にしてあります。大型リールの場合は、この構造に加え、撥水グリスを封入した物理的なシールド加工も施されています。Xプロテクトは撥水機能がなくならない限...りは原則メンテナンスフリーで、オイル等の注油は禁止されています。シマノ純正の特殊撥水グリース「DG-18」のみ使用が許可されています。

ワンピースベール

ベールとラインローラー部を一体化させることにより、強度と滑らかさを実現した技術です。一般的に、部品は一つにまとまっていた方が強度が増します。また、ラインが接触する部分には滑らかさが求められるため、部品同士の繋ぎ目が無い「ワンピース構造」が良いとされています。ベールにおいては、ラインローラーの接続部がダイレクトにラインが接触する箇所となります。本来ベールとラインローラー部は別々の部品ではありますが、...ここを一体化させることによって、リーリング時のラインの絡まりを大幅に軽減し、ベール自体の強度が増加しました。

リジットサポートドラグ

大型の魚などが掛かった際に発生するスプールのガタつきは、ドラグのスムーズさに悪影響を及ぼし、魚を逃してしまうリスクを高めてしまいます。そこで、スプールを支えているメインシャフトとスプールを「ベアリングで固定」する事で、ドラグ機能によるラインの放出をより円滑に行えるようにした機能です。大型の魚が掛かった時に初めて恩恵を感じる、シマノのハイエンド機にしか搭載されていない非常に贅沢な機能です。

Xタフドラグ

※ 4000番以外

ステラSWとツインパワーSWのみに搭載が許されている機能です。スプールはリール本体側から伸びる一本の棒(メインシャフト)によって支えられています。ドラグ締めると、スプールとメインシャフトの隙間が塞がるため、スプール自体の回転が抑制されます。この隙間を埋めているのは、フェルトのような柔らかい素材で、ドラグを緩めた際にはスプールが円滑に回るための役割を果たしています。一方大型魚を狙う場合は、ドラグを限...界まで締めてもスプールが回転してしまうため、このフェルト素材が耐えきれずに破損してしまうリスクが高いです。そこでXタフドラグでは、このフェルトをカーボン素材に変えることにより、耐熱性と耐久性を高めました。また、これによりスプールを上下から支えることが出来るようになったため、滑り出しの安定性が向上し、大型魚とも安心してやり取りを行うことができます。

ヒートシンクドラグ

ヒートシンクドラグは、ドラグ機構に、家電製品の熱対策である「放熱」の手法を応用した機構です。ドラグ機構はスプール内部の金属ワッシャー、フェルトやカーボンマトリックス製のドラグワッシャーを、スプール座金と、スプール上端のドラグノブで挟み込んでメインシャフトに固定しています。魚にラインを持っていかれる時、ドラグ部は大変な摩擦熱を発生します。この熱がたまると、熱ダレという現象が起こり、ドラグ性能が極端に...悪化します。この熱を逃がすため、熱伝導性の良いアルミパネルでドラグを包み込み、ドラグ内部の熱を吸熱し、スプール前面側に放熱してやることで、熱ダレによるドラグ機能の低下を50%軽減する機構です。

ウォームシャフトオシュレーション

オシレーションとはスプールを上下運動させることを指します。オシレーションをさせるには、「カム式」と、直接ギアを噛み合わせる「クロスギア式」というものがあります。ウォームシャフトオシュレーションというものは、「クロスギア式」でオシュレーションをさせる機構です。ギアの力をダイレクトに伝えるこの方式は、「カム式」と比較をして、力が分散してくれるようになるため、魚が掛かっても巻きが重くなりにくいというメリ...ットがあります。これは、ギア製造の技術力の高いシマノだからこそ成せる技術です。一方でこの機能は非常に複雑であるため、製造コストが上がってしまうというデメリットがあります。低価格のエントリーモデルには導入することができない機能の一つです。

品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
アルミ素材
ローター
アルミ素材
スプールリング
  • ステンレス素材
  • チタンコート表面処理
ハンドル
  • ネジ込式取付
  • CI4+ラウンドノブ
ドラグノブ
耐熱SWメタルノブ
ピニオンギア
超高強度真鍮素材
ドライブギア
HAGANE素材

ツインパワー SWのライバル
比較対象モデル

RIVAL

ステラ SW

シマノのロゴ

剛性が高いアルミニウムをボディ・ローターに使用し、高剛性・高耐久に仕上げられています。ドラグシステムにはXタフドラグ・リジットサポートドラグ・ヒートシンクドラグが搭載され、マグロやカジキなどの超大型魚にも対応できるようになっています。インフィニティドライブが搭載されていることで、ピニオンギアとメインシャフトが非接触になり、巻きが軽くなっているため巻き上げパワーも高まっています。ツインパワーSWとはまるで巻き上げパワーが違いますので14000番以上を使う釣りになるなら無理をしてでもステラSWを使用することをおすすめします。

キャタリナ

ダイワのロゴ

ボディはスーパーメタルボディ、ギアはハイパーデジギアとダイワが誇る高耐久のテクノロジーが盛り込まれています。ZAION製のエアローターが搭載されているため、レスポンスも良く、近海ジギングやキャスティング、ロックショアの釣りでは大活躍してくれるでしょう。しかしローターが剛性の低いZAIONであることから、マグロキャスティングなどの超高負荷が掛かる釣りでは、使用しない方が賢明でしょう。

ソルティガ

ダイワのロゴ

モノコックボディ・アルミ製エアローター・大口径ギアなど、前モデルの15ソルティガになかったテクノロジーが盛り込まれ、歴代最高のソルティガと言われ話題になりました。モノコックボディ・アルミ製エアローター・大口径ギアの恩恵による巻き上げパワーの高さやアルミラジエーションドラグノブによる放熱性の高さが特徴です。値段が倍ほども違うので当然ですが、あらゆる面でツインパワーSWを上回ります。