18 パワーサーフ SS 4000QD

ダイワ

18-パワーサーフ SS QD ダイワ「18-パワーサーフ SS QD」
定価
¥ 25,100
 価格
¥ 20,980
番手
4000
ギア比
4.7
ドラグ/耐力
12kg
自重
435g
B/R
6/1
巻上長/回転
94cm
ハンドル長
70mm
PE糸巻量
3-250

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

パワーサーフ SS 4000QD はコスパに優れたキャスティングリール。25mmストロークスプールで軽量コンパクトを実現!

ダイワのサーフキャストリールの中ではエントリークラスとの位置づけである、パワーサーフSS QDは、ダイワのサーフキャストリールの中では軽量コンパクトに仕上げられています。サーフキャストリールとしては短いスプールストローク25mmが、見た目の印象をよりコンパクトにしています。このリールは、普段35mmや45mmのロングストロークスプールのサーフキャストリールを使っているアングラーには違和感を覚えるかも知れませんが、そんな違和感は杞憂に終わります。非常に使い勝手の良い遠投リールです。

軽量コンパクトでも戦闘力充分!

サーフキャストリールは、例えば競技シロギス用などは、圧倒敵な飛距離を稼ぎ出す必要があるため、スプールは大口径、ロングストローク、フロントテーパーの大型シャロースプールを装着した大型リールというのが常識でした。パワーサーフ SS 4000QDは、25mmという、汎用スピニングリール並のショートストロークのスプールを装着した、軽量コンパクトボディの中に、サーフキャストリールに必要な機構を網羅し、大物を迎撃する戦闘能力も備えています。メーカー希望小売価格25,100円、実勢価格20,000円前後の価格帯も魅力で、サーフでも堤防でも磯でもオフショアでも、あらゆる投げ釣りに高いパフォーマンスを発揮してくれるスピニングリールです。

パワーサーフ SS 4000 QDの基本スペック

パワーサーフ SS 4000 QDのスペックを見てみましょう。ギア比は4.7のローギアですが、サーフキャストリールの中では、ハイエンドモデル、トーナメントサーフ45 HG 05PEの4.9に次いで高ギア比で、キャスティズム 25 15PE25 QD、と同じギア比となっています。ハンドル1回転あたりの最大巻き長さは94cmです。汎用リールのハイギア並みのスピードを出そうと思えば出せますが、ハンドル長が70mmとやや長めなため、腕の旋回半径が大きく、常に高速リトリーブは少しキツイかも知れません。ラインキャパは、PE3号が250m、ナイロン5号で200mあります。PE3号であれば、理論上は30kgの大物まで対応できます。自重は435gですが、ショートストロークスプールのお陰で、持ち重りすることなく、数字以上の軽さを感じることができるでしょう。

その他の機能

パワーサーフ SS 4000 QDには、ライントラブルを軽減させる機構が複数採用されています。まず、スプールには、糸落ち防止機構があります。これは、25mmストロークスプールのみに搭載される機構で、ラインがスプールから落ちた時、落ちたラインがスプールを越えて、スプール下のシャフト部まで落ち込まないように、スプール下部に敢えて設けた溝で受け止める機構です。こうして受け止めたラインは、ベールを閉じたままドラグを緩め、手でラインを引き出すだけですぐに復帰できます。大口径シャロースプールでよくあるライン落ちにイライラすることが激減する嬉しい機構です。さらに、ライン自体のヨレを軽減する機構として、ツイストバスターⅡがあります。これは、ラインローラーにテーパーをつけることで、巻き取るラインをよじれようとする力と逆方向に転がす力を加え、ヨレない巻き取りができる機構です。そしてさらに、スプールに巻き取る際、巻き取りのライン角度を大きいトラバース巻き(綾巻き)にすることで、スプールへのラインの食い込みなどのトラブルを大幅に軽減、キャスト時のラインの放出抵抗をなくし、飛距離向上にもつなげています。

クイックドラグ搭載モデルは3機種のみ

ダイワのサーフキャストリールのラインアップの中で、QDモデル、すなわち、クイックドラグ機構を持つものは、パワーサーフ QDキャスティズム 25 QDパワーサーフ SS QDの3機種のみとなります。このクイックドラグとは、ドラグパワー最小から最大までを、ドラグノブ1回転でできる機構です。通常、ドラグの調整はドラグノブを何十回も回して細かい調整ができるようになっていますが、クイックドラグは、置き竿でアタリを待つ際はドラグを緩めておき、不意の大物にタックルを引きずり込まれないようにしておき、フッキングしたあとは素早くドラグノブを締めてファイトに移ります。こんな時、ドラグノブを何回転もさせている暇はないですよね。置き竿で大物を狙う場合はこのクイックドラグは必須なのです。シマノでは「ハイスピードドラグ」と呼ばれる機構です。この機構があれば、大物狙いのぶっ込み釣りが安心して行なえます。

パワーサーフ QD、キャスティズム 25 QD、パワーサーフ SS QDの違い

パワーサーフ SS 4000 QDは、パワーサーフ 4000 QD(スプールストローク35mm)のショートストローク(SS)モデルの位置づけですが、中身は別のリールになっています。どちらかというと、キャスティズム 25のほうが共通点が多いです。ギア比もバワーサーフ QDは4.1ですが、バワーサーフ SS QDとキャスティズム 25 QDは4.7となっています。ボディ材質もバワーサーフ QDはアルミ、バワーサーフ SS QDとキャスティズム 25 QDはZAION(カーボン強化樹脂)です。パワートレインのギア機構はは、この3モデルの中ではキャスティズムが優れており、超々ジュラルミンの冷間鍛造マシンカットタフデジギアが採用されています。パワーサーフ2機種にはデジギアⅡが採用されています。

パワーサーフ SS 4000 QDが向いているシーンは?

取り回しのしやすさとバワーを兼ね備えた、パワーサーフ SS 4000 QDは、通常、4m〜4.5mのサーフキャストロッドと合わせることが前提のサーフキャストリールの中では、10〜11フィート前後のショアジギングロッドやちょい投げロッドでも、持ち重りを感じることなく使えるでしょう。ロッドの長さをあまり気にすることなく、汎用リールと同じような使い勝手で、投げ釣り全般に使用できます。面白い使い方はやはり、キャスティズム的な使い方だと思います。すなわち、磯からの胴突き仕掛けのロングキャストで、ロックフィッシュ、回遊青物など、さまざまな魚を狙う釣りです。サビいて誘う釣りもよし、置き竿で一発大物を狙うもよし、磯からのロングキャストで大物を狙う、キャスティズム 25 QDの弟分的な使い方が最も似合うでしょう。

この記事を書いた人

ショアおやじのプロフィール写真

初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)


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