20 エクスセンス BB 4000M HG

シマノ

20 エクスセンス BB 4000M HG シマノ「20 エクスセンス BB 4000M HG」
定価
¥ 20,000
 価格
¥ 10,697
番手
4000
ギア比
5.8
ドラグ/耐力
11kg
自重
280g
B/R
5/1
巻上長/回転
93cm
ハンドル長
55mm
ナイロン糸巻量
35-160 / 40-120 / 55-90
PE糸巻量
1.2-250 / 1.5-200 / 2-150

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

シーバス向け入門機の性能は如何に!20エクスセンスBB4000MHGについてインプレッション

今回インプレッションするのは、シマノの20エクスセンスBB4000MHGです。実売価格15,000円の比較的リーズナブルなシーバス入門機ですが、「具体的にどこがシーバス向けなのか?」「他のリールとはどんな違いがあるのか?」など気になる部分も多いリールではないでしょうか。今回は19レグザ19ストラディックといった、シーバスで人気の汎用機と比較しながらその性能に迫っていきます。

20エクスセンスBB4000MHGの特徴

まずは20エクスセンスBB4000MHGの特徴について解説していきます。シーバス専用として展開されているエクスセンスシリーズのエントリーモデルに位置する20エクスセンスですが、専用モデルとしてどのような工夫が施されているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ミディアムスプールのシーバス専用モデル

名前にもあるように、20エクスセンスBB4000MHGはミディアムスプールを採用しています。このスプールは、1.5号のPEラインを200m巻くことができる仕様です。エクスセンスBBシリーズのリールは全てミディアムスプールを採用しています。シーバスに使用する0.8号~1.5号ラインは、通常のスプールであれば下巻きが必要になり、シャロースプールであれば巻ける量が少ないなど、意外に手間がかかるものです。ミディアムスプールなら下巻きを減らす、もしくは下巻き無しでラインを巻くことができます。こうした小さな手間を無くしてくれるのが、専用モデルの良さではないでしょうか。

BBシリーズ初のXプロテクト搭載

20エクスセンスBBは、BBシリーズでは初めてXプロテクトを搭載したリールになります。Xプロテクトは、リールの回転性能を損なわない非接触の防水技術で、塩ガミや異物の混入を防ぎます。シーバスではウェーディングで水に浸かり、水面が近い状況で釣りをすることも少なくありません。こうなると、通常の釣りよりも水が侵入するリスクが高まります。Xプロテクトが搭載されていれば、ウェーディングが必要なポイントでも安心して使用することが可能です

ラピッドファイアドラグ

ラピッドファイアドラグは、ノブを少し回すだけでドラグ力を大きく変化させることが可能なドラグです。シーバスのアグレッシブな引きは通常のドラグでは調整が間に合わず、バラしてしまうこともあります。ラピッドファイアドラグを搭載した20エクスセンスBB4000MHGなら、状況に合わせて即座にドラグ力を調整し、柔軟に対応することが可能です。

19レグザ、19ストラディックとの違い

ここまで、20エクスセンスBB4000MHGの特徴について解説してきましたが、次は他のリールとの違いについて確認していきます。今回は価格帯の近い19レグザや、同じくシマノ製の19ストラディックを比較対象として挙げました。どちらもシーバス向きなリールなので、どのリールが自分に合っているかイメージして見ましょう。

19レグザLT4000S-CXHとの違い

19レグザLT4000S-CXHは、ダイワから販売されている実売価格15,000円前後のリールです。ボディにアルミ素材を採用し、大型のシーバスにも負けない剛性が魅力となっています。20エクスセンスBBと違い、こちらは汎用機のリールです。そのためミディアムスプールや、ラピッドファイアドラグに相当するような機能は搭載されていません。またギア比が高く、ハンドル1回転で99cm巻き取れる(※20エクスセンスBB4000MHGは93cm)仕様となっています。手返しの早い釣りで、なおかつ細いラインを使用する場合はこちらを選んでも良いでしょう。

19ストラディック4000MHGとの違い

19ストラディック4000MHGは、シマノから販売されている実売価格20,000円前後の汎用機です。20エクスセンスBBと同じく、コアソリッドシリーズに属するリールとなっています。重さは同じ280gですが、HAGANEボディを採用しているため剛性で勝ります。その他、マイクロモジュールギアⅡやサイレントドライブを搭載し、より滑らかな巻き心地が魅力です。予算に余裕がある方、ショアジギングにも使用したいという方は、19ストラディックを選ぶと良いでしょう。

20エクスセンスBB4000MHGの良い点

シーバス向けとして申し分ない性能

20エクスセンスBB4000MHGは、シーバスゲームを快適に楽しむための性能がバランス良く備えられています。15,000円前後で手に入るリールとしては申し分ないレベルです。HAGANEボディは非搭載ですが、シーバスとやり取りする上では剛性も全く問題ありません。

統一感のある黒のデザイン

実釣性能には関係ありませんが、黒をベースにした無骨なデザインは印象的です。どんなロッドにも合わせやすく、所有感を満たしてくれます。「デザインの良いリールが欲しい!」という方にもおすすめです。

20エクスセンスBB4000MHGの悪い点

巻き心地は値段相応

20エクスセンスBB4000MHGは、ミドル~ハイエンドクラスのような巻き心地は感じられません。この点は値段相応と言えるでしょう。巻きの質感にもこだわりたい方は、19ストラディック20ツインパワーを選ぶことをおすすめします。

ロングストロークスプール非搭載

シーバスゲームでは遠投が必要なポイントも珍しくありません。しかし20エクスセンスBB4000MHGは、ロングストロークスプール非搭載となっています。劇的に飛距離が伸びるわけではありませんが、シーバス専用機として展開するのであれば、搭載して欲しかったところです。

おすすめできる釣りのスタイル

20エクスセンスBB4000MHGは、これからシーバスを初める初心者の方におすすめのリールです。4000番ということで、遠投が必要な広いポイントでの釣り、ランカー狙いの釣りに向いています。低価格な分、上位機種に比べて気軽に使えるため、中・上級者の方のサブ機にも良いでしょう。

他のリールが適したスタイル

ショアジギングでの使用を視野に入れている方や、上位機種のような質感を求めている方には、20エクスセンスBB4000MHGはおすすめできません。ショアジギングではシーバス以上に剛性が必要になりますし、20エクスセンスBBの巻き心地はあくまでエントリークラスです。この2つを満たすにはどうしても価格帯が上がってしまいますが、19ストラディックはコストパフォーマンスが良くおすすめです。

シーバス初心者はまずこの1台

20エクスセンスBB4000MHGは、シーバスに必要な性能をバランス良く併せ持った、初心者向けの1台です。シーバスを初める上でリールに迷っている方は、こちらを選んでおけば問題ないでしょう。上位機種との差は確かに存在しますが、実釣性能そのものに大きな違いはありません。中・上級者の方の、気軽に使えるサブ機としてもおすすめです。

この記事を書いた人

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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