17 エクセラー 2506H-DH

ダイワ

17 エクセラー 2506H-DH
定価
¥ 14,700
 価格
¥ 13,500
番手
2500
ギア比
5.6
ドラグ/耐力
3kg
自重
285g
B/R
4/1
巻上長/回転
84cm
ハンドル長
90mm
ナイロン糸巻量
4-170 / 6-100
PE糸巻量
1-100

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

1万円で高性能、高コスパリール・エクセラー 2506H-DHについてのインプレッション

エクセラーシリーズとは?

エクセラーシリーズはダイワのスピニングリールです。このエクセラーシリーズの一番の特徴は他社の高級スピニングリール顔負けの充実した性能です。マグシールドをはじめとする、今までは高級リールのみ装備されていた機能がこのエクセラーにも装備されるようになりました。スピニングリールのサイズも2000番から4000番まで用意されています。価格は1万程で今まで手が出せずにいた高級リールに匹敵するほどの性能を持ったスピニングリールがエクセラーシリーズです。

エクセラーの特徴

これまで高級リールにしか装備されていなかった、マグシールドが搭載されていることです。この高級リールの代名詞であったマグシールドが搭載されたことにより、高級リールの位置付けを変えたスピニングリールであるということです。2つ目は、フィールドを選ばない汎用性の高さです。海、川においてこのリールを1個もっていれば大概の事は対応してくれる安心感を持てるリスピニングリールです。そして、最後はこの高性能リールが1万円で購入することが出来るコストパフォーマンスの良さです。

耐久テクノロジー「マグシールド」

マグシールドの仕組み
ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入を入れないようにするダイワ独自の防水、防塵構造です。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままになり、初期の回転性能を長期間維持することだ出来ます。回転異音の原因の多くが、塩のごみ(乾燥して結晶化した塩の粒子)・異物の侵入です。過ってリールを水に落としてしまうケース等を除き、マグシールド化されたリールの回転異音発生率は大幅に低下させています。しかし、長期間の使用により多くのスピニングリールはその効果が低くなってしまいます。しかしダイワのエクセラーシリーズはその効果が他社のスピニングリールよりも発揮されます。つまりマグシールドの防塵・防水能力が非常に高いレベルにあることを証明しています。簡単に言うとスピニングリールは長期間の使用で初期のようにスムーズに糸を巻き取らなくなっていきますが、エクセラーシリーズはマグシールド機能により他社のスピニングリールよりも長期間、初期通りのスムーズ回転を継続させることが出来るということです。

ATD(オートマチックドラグシステム)

魚の引きに滑らかに追従しながら効き続ける新世代のドラグシステムです。従来よりも滑り出しがスムーズなためラインブレイクしにくく、魚に違和感を与えにくいため無駄に暴れさせることが少ない設計になっています。また作動感に独特の粘りがあり、低いドラグ設定値でも一気に走られることが減り、ファイト中のドラグ再調整の頻度が減ってファイトに集中できます。簡単に説明すると魚を釣る際にATDの機能により、複雑な事は考えずに安心して魚を釣り上げることが出来るシステムです。

ピニオンギヤBB支持構造

ピニオンギヤをボールベアリングでしっかりと保持する構造です。これも簡単に説明すると、ピニオンギヤと呼ばれる小さな円形歯車をボールベアリングと呼ばれる丈夫な金属製の輪が組み合わさり、ギアの負担を軽くし、より丈夫な設計がされていることです。

「スーパーメタルボディ」

スーパーメタル=特殊アルミニウム素材により、樹脂製ボディに比べて非常に高い剛性を作り出しています。外側がしっかりしているため高い負荷がかかった際もボディがゆがまず、内部のギヤの噛み合わせが狂うことなくしっかりした巻上力と耐久性を生み出すことが出来ます。

折りたたみ式アルミマシンカットハンドル

安定した巻き上げ感覚をもたらす高剛性マシンカットハンドルです。携帯性に優れる折りたたみ式になっています。

デジギヤII

ダイワ独自のデジタル設計技術「デジギヤ」がさらに進化を遂げました。デジタル解析によって導き出された理想的な歯面を実現するために、超高精度マシンカット技術を採用し、鍛造ギヤーの数倍以上の歯面精度を実現しています。ドライブギヤーに特殊ラッピング加工を施し、ピニオンギヤーとドライブギヤーの最適バランスを取ることで耐久性が向上させています。簡単に説明するとダイワが独自に作り出した高性能のギアが装備されており、それぞれのギアの耐久性が大きく向上していることです。

ABS II

ラインがトラブル無く放出されて、飛距離が伸びるスプール構造になっています。大口径で巻き取り面を逆テーパーにすることで、スプール前方のラインが押し出されにくくなり、バックラッシュを始めとしたライントラブルを激減させています。大口径スプールは巻き取りスピードとドラグ性能の向上にも繋がっています。ABS IIはスプールリング形状を見直し、キャスト時の抵抗を軽減させています。抵抗を軽減したことにより遠投性能が高まっています。簡単に説明すると、スプール(釣り糸が巻いてある金属製の巨大ボビンみたいなもの)が仕掛けを投入したりするときに釣り糸が絡まったりするのを防ぎ、スプールの形を見直してより遠くへ投げることが出来るように作られています。

クロスラップ

巻き糸角度の大きい綾巻き方式を採用することで、スプール巻糸部へのラインの食い込みや糸のズレを防ぐためにクロスして巻き取る方式です。特に細糸やPEラインを使用した場合にライントラブルの減少が少なくなり、同時に心地よい投げ心地と巻き心地を実現しています。

エクセラー 2506H-DHに向いている人

エクセラー2506H-DHに向いている人は、釣り初心者から釣りを始めてある程度の月日が経過し、今の釣具のワンランク上の機能が欲しい人に向いています。また、エクセラー2506H-DHはルアーフィッシングから、海での堤防での釣り、船での釣りなど様々な釣りをする人におすすめのスピニングリールです。今後釣りを趣味として継続的に行う人には向いているスピニングリールです。

ワンランク上のリールを選ぶ利点

ワンランク上のリールを選ぶ利点は、2つあります。1つは、安価なリールにはない性能を持っていることです。この性能を持っていることで、耐久性が向上しているので、へたに安価のリールを買うと耐久性の面ですぐに壊れてしまい、安物買いの銭失いとなる可能性があり、ワンランク上のリールの方がお得の可能性もあります。しかし、いくら耐久性の高いリールといえど手入れをしなければ不具合は必ず出てきます。それに、ある程度の金額を出して購入することになるので雑な取り扱いはすることが出来ません。もう1つは、ワンランク上のリールを持つことである程度の釣りには対応できるということです。安価なリールでは性能の関係から釣りの種類は限られてきますが、ワンランク上のリールを買うことでその幅は広がることは間違いありません。その2つの利点がワンランク上のリールを選ぶ利点となります。

エクセラー 2506H-DHが向いていない人

エクセラー 2506Hというモデルもありますが、それとの違いはダブルハンドルか否かだけです。そういった意味では、ダブルハンドルを必要としていない人はエクセラー2506H-DHは向いていません。ここで、ダブルハンドルのメリットについて解説します。ダブルハンドルでは、リールがぶれなくなる、夜間の場合でリールのハンドルを掴みやすい、というメリットがあります。逆にダブルハンドルのデメリットはリール自体の自重が重くなること、価格が高くなることがデメリットです。このメリット、デメリットからダブルハンドルを必要としない人はエクセラー 2506H-DHに向いていない人となるのです。また、エクセラー 2506H-DHより少し価格が高いシマノ社のスピニングリールでエクスセンス BB C3000M HGがあります。このリールはエクセラーシリーズよりもギア比や巻き取り長さの大きさが高くなっています。そして、性能においてもマグシールドと同じようなマグナムライトローター機能を搭載しています。ギア比と巻き取り長さが購入時の検討項目に入っている場合は、エクセラー2506H-DHが劣ることになります。エクセラー2506H-DHで青物を狙う時は場合によっては厳しい状況に陥る可能性があることも否定できません。今後の釣りに対する自身の考えや予定に沿って購入を判断してください。

ダブルハンドルの必要性

ダブハンドルを搭載しているのがエクセラー 2506H-DHになります。では、ダブルハンドルはすべての釣り人に必要なのでしょうか。その答えは、リールを選択する釣り人がどのような釣りをするのかによって変わります。確かにダブルハンドルで行うほうが望ましい釣りも存在します。例えば、夜間のエギング等が挙げられます。夜間のエギングでは照明がない場所では釣り人の手元まで暗闇に包まれ、リールのハンドルを掴みそこなう場面があります。そういった場面でもハンドルが掴みやすいダブルハンドルが活躍してくれます。価格だけに着目するとダブルハンドルの方が高くなっています。筆者がおすすめする買い方は、夜間のエギング等でダブルハンドルが要求される釣りを予定していない方は、とりあえずエクセラー 2506Hを購入し、今後ダブルハンドルが必要になれば、ダブルハンドルの部品だけを購入することをおすすめします。その方法を取ることで、初期の購入費用を抑えられますし、不必要なダブルハンドルは時として邪魔になる場合もあるからです。最初にダブルハンドルを購入して、シングルハンドルに戻すと予算が余計にかかってしまうことも忘れてはいけません。

コストを抑えつつも、本格的な釣りを始めたい人におすすめ

エクセラーシリーズにマグシールドが搭載されたときは本当に驚きました。これまでマグシールドがついているリールはそれなりの値段がしていたからです。しかし、エクセラーは安いものであれば1万円を切るものまでありダイワの技術力には本当に感心します。このリール1つで今まで安価なリールの性能上経験することが出来なかった様々な釣りをすることが出来ます。また、リールの見た目もかっこよく1万円とは思えない高性能を持ち合わせているので、これから本格的に釣りを始めたいと思っている方にオススメの1台です。

この記事を書いた人

釣りクラウド編集部のプロフィール写真

釣りクラウド運営局
釣りクラウド編集部

 オールラウンド、オールラウンド、全国


シェア
はてなブックマークロゴ
feedlyロゴ

エクセラー関連記事

初心者にオススメ!手軽に楽しめるライトゲームに最適なダイワ 17エクセラー2004のインプレッションをご紹介。

エントリークラスとは思えない剛性と耐久性!ダイワ 17エクセラー2506Hについて徹底インプレ!

1万円で高性能、高コスパリール・エクセラー 2506H-DHについてのインプレッション

17 エクセラー 2506H-DH

手頃な価格でショアジギング!17エクセラー4000Hの剛性に迫る!

関連記事

ダイワのレバーブレーキリール全種類を安い順に紹介!

18鏡牙LBDのデザイン

ダイワスピニングリールのメンテナス方法は!?基本的なやり方をご紹介します

19セルテートの分解。スプールのみが外されている状況。

ダイワEM MSの魅力 - 2023年現在でも買うべきか?

タフデジギアとは - 具体的な説明と搭載されているダイワのリール機種一覧

ダイワリールを高級順に並べたランク表【随時更新】

ダイワのリール2つ(エメラルダスとカルディア)

シマノ・ダイワリールの番手を比較!番手からの選び方も詳しく解説!

複数のリールを並べている