18 カルディア LT2500S

ダイワ

18 カルディア LT2500S Instagram @takuchan_peacemakerさんの投稿
定価
¥ 22,700
 価格
¥ 19,960
番手
2500
ギア比
5.3
ドラグ/耐力
5kg
自重
185g
B/R
6/1
巻上長/回転
75cm
ハンドル長
50mm
ナイロン糸巻量
6-100
PE糸巻量
0.6-200

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

これ一台でどんな釣りにも!18カルディアLT2500S

今回は、ダイワの18カルディアLT2500Sについてインプレッションしていきます。カルディアシリーズはダイワを代表するリールの1つであり、多くのアングラーに愛されてきました。前作14カルディアと異なり、LTコンセプトが導入されたこの1台はどう進化したのか。19ストラディック21カルディアといった比較対象に挙がりやすいリールと比較しながら、その性能を紐解いていきます。

18カルディアLT2500Sの特徴

それでは18カルディアLT2500Sの特徴について確認していきましょう。長年ライトゲームを楽しむアングラーから支持を集めているカルディアシリーズですが、2018年モデルのこちらはどのような性能を秘めているのでしょうか。

ボディにはZAION素材を使用

18カルディアLT2500Sは、ボディ素材にZAIONを採用しています。ZAIONは長繊維カーボンを配合した樹脂素材で、軽さと剛性ともに優れているのが特徴です。マグネシウムと比較すると、剛性はほぼ同等ながら、軽さは約1.3倍となっています。また、樹脂素材のため塩分等の侵食にも強いというメリットを持ちます。なおローター素材はZAIONの下位素材にあたるDS5で、短繊維のカーボンが配合されています。前作14カルディアの同サイズのものと比較すると、35g軽い185gです。2500番となるとエギングやバスフィッシングでの使用がメインになるかと思いますが、この軽さならアジングやメバリング等にも十分使用できるでしょう。

ラインローラーにベアリング搭載

18カルディアLT2500Sのラインローラーには、ベアリングが1つ搭載されています。ラインローラーはラインが直に接する部分であり、その性能によってライントラブルが発生する可能性が大きく左右されます。低価格帯のリールはカラーを搭載しているものがほとんどで、性能を上げるには自分で追加するしかありません。リールのメンテナンスになれていない方にとっては難しい作業です。しかし18カルディアLT2500Sなら標準装備となっているため、そういった方でも快適に釣りを楽しめます。ライトゲームで支持を集めてきたカルディアらしい仕様ではないでしょうか。

軽量なアルミスプール

18カルディアLT2500Sのスプールは、アルミ製のものが採用されています。従来のものよりも薄肉で軽量です。スプールやローターが軽いと、リールの重心がより手元に近づき実際に持ったときにより軽く感じられます。

19ストラディック、21カルディアとの違い

前の項目で、18カルディアLT2500Sの特徴については分かったかと思います。次に気になるのが、他のリールとの違いです。この項目では、同価格帯の19ストラディックや、最新の21カルディアとの違いについて解説していきます。

19ストラディック2500Sとの違い

19ストラディック2500Sは、シマノのミドルクラスに位置するリールです。18カルディアLT2500S同様、18,000円前後で販売されています。金属製ボディを採用しており、かっちりとした剛性感と、自走するようなしっとりとした巻き心地が特徴です。ステラヴァンキッシュといった、ハイエンド機種に搭載される技術も詰め込まれており、コストパフォーマンスの高いリールとなっています。重さは220gと重めですが、巻き中心の釣りで使いたい方にはおすすめです。

21カルディアLT2500Sとの違い

21カルディアLT2500Sは、18カルディアLT2500Sの後継機種にあたる1台です。こちらはZAION Vという新しい素材をボディに採用しています。この素材はZAIONとDS5の中間という位置づけです。また、これまで上位機種にしか採用されてこなかったモノコックボディも導入され、より高い剛性を実現しました。しかし注意すべきなのが、重量が5g増加している点と、感度の違いです。ボディ構造が変わり素材自体のグレードが下がったことで、5gの差が生まれたと考えられます。またモノコックボディ搭載機種では、より大きいドライブギアが採用されているため、感度よりもパワーを重視した巻き感になっています。大型狙いの釣りに使用する場合は21カルディアLT2500Sが最適ですが、ライトゲームを中心に感度が必要な釣りでは18カルディアLT2500Sの方が優れています。単に最新機種だからという理由で選ばす、まずは自分の目的に照らし合わせてリールを検討しましょう。

18カルディア LT2500Sの良い点

コストパフォーマンスが高い

18カルディア LT2500Sは、非常にコストパフォーマンスの高いリールです。ZAIONボディやラインローラーに搭載されたベアリングなど、実売価格20,000円を下回りながらも釣りを快適にするための要素が詰め込まれています。

様々な釣りに使える

18カルディアLT2500Sは総合的に性能が高く、番手的にも様々な釣りに使える1台です。軽さや感度も十分あり、ライトゲームでも活躍してくれるでしょう。初心者の方には少し手が出しにくい価格帯かもしれませんが、性能の高さと使える釣りの種類を考えると、後悔しない1台になるはずです。

18カルディア LT2500Sの悪い点

剛性・耐久性はイマイチ

18カルディアLT2500Sの気になる点としては、剛性や耐久性です。特に、軽量化のために薄いアルミで製造されたスプールはたわみが顕著に感じられます。ドラグを締め切って魚を寄せるような釣り方は控えた方が良いでしょう。

巻き上げ力は21カルディアに劣る

これは剛性にも関連する部分になりますが、18カルディアLT2500Sの巻き上げ力はあまり高くありません。ボディ構造が従来通りであり、樹脂素材がメインになっているため仕方ない部分ではあります。より巻き上げ力の高いリールを求める方は、21カルディアがおすすめです。

おすすめできる釣りのスタイル

18カルディアLT2500Sは、ライトゲームからエギングまで様々な釣りを快適に楽しみたいというアングラーにおすすめのリールです。このリールに加えて、ロッドを2種類ほど揃えれば非常に幅広く対応することができます。これから釣りを初めるという初心者の方にもおすすめです。

他のリールが適したスタイル

よりタフなリールが必要な場合や、1つの釣りをもっと極めたいという場合には、他のリールがおすすめです。18カルディアは軽さを重視した作りになっており、剛性や耐久性には不安が残ります。また、釣りのジャンルが絞られていれば、それに特化したリールを使うのが有効です。18カルディアをカスタムして使用するのも良い選択肢ですが、専用機シリーズから探すのが良いでしょう。

初心者にもおすすめのミドルクラス

今回インプレッションしたのは、ダイワの18カルディアLT2500Sでした。総合的な性能の高く、様々な釣りを快適に楽しめる1台となっています。ミドルクラスという位置づけではありますが、釣り初心者にもおすすめです。エントリーモデルでは得ることのできない性能で、釣り上達まで導いてくれるでしょう。

この記事を書いた人

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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