16 ブラスト 3500

ダイワ

16-ブラスト ダイワ「16-ブラスト」
定価
¥ 28,500
 価格
¥ 16,161
番手
3500
ギア比
4.9
ドラグ/耐力
8kg
自重
415g
B/R
6/1
巻上長/回転
83cm
ハンドル長
65mm
PE糸巻量
2-300 / 3-200

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

ジギング、キャスティングならまずはこれ!16ブラスト3500Hをインプレッション

今回は、ダイワの16ブラスト3500についてインプレッションしていきます。ブラストシリーズはオフショア向けのリールとして展開されていますが、価格に見合った性能はあるのでしょうか。18ブラストLT20ストラディックSWといった同じくオフショア向けリールとの違いも気になるところです。もしこのリールを検討されている場合は、是非参考にしてください。

16ブラスト3500の特徴

まずは16ブラスト3500の特徴について解説していきます。エントリー~ミドルクラスに位置するオフショア向けリールには、どのような技術が搭載されているのでしょうか。搭載されている技術について知ることで、このリールの強みを理解できるはずです。

ソルティガ譲りのスーパーメタルボディ

16ブラスト3500のボディには、高い剛性を持つスーパーメタルボディが搭載されています。オフショアでは大型の青物とやり取りすることも多く、リールの剛性は必須です。金属製のボディは重さこそありますが、高負荷時でも歪みが小さく、安心してファイトの臨むことができます。スーパーメタルボディは、フラッグシップであるソルティガシリーズから受け継がれたボディであり、その信頼性は十分です。

マグシールド搭載

マグシールドは、ダイワを代表する防水技術です。オフショアでの釣りは海面が近く、リールは常に波しぶきを被る環境に曝されます。防水性能が不十分な場合、当然ながら塩ガミ等のリスクが高まり、リールは長く持ちません。マグシールドは磁力を持つ特殊なオイルで水や異物の侵入経路を塞ぎ、初期の回転性能を長期間持続させます。

スプール・ハンドルにもアルミを採用

16ブラスト3500のスプールには、アルミ製のものが採用されています。アルミ製のスプールは高負荷時でも変形しづらく、ライントラブルを防いでくれるのが魅力です。スプールが変形してしまうとラインを綺麗に巻き取ることができない上、リールがロックしてしまう可能性があります。オフショアの釣りでは強い負荷がかかる場面が多く、樹脂製のものや厚さのないものは適していません。加えて16ブラスト3500では、ハンドルにもアルミ素材が採用されています。ハンドルは釣り人が直接力を入れる部分であり、変形しやすい素材では100%の力を伝えることができません。場合によっては折れてしまうことも考えられます。こうした点からも、16ブラスト3500がオフショア向けのリールである理由が感じられるのではないでしょうか。

18ブラストLT、20ストラディックSWとの違い

ここまで16ブラスト3500の特徴について解説してきましたが、次は18ブラストLT20ストラディックSWといった同じくオフショア向きのリールとの違いについて説明します。それぞれ予算や釣りにスタイルによって、適したものを選ぶと良いでしょう。

18ブラストLT6000Dとの違い

18ブラストLT6000Dは、名前の通りLT(LIGHT TOUGH)コンセプトが導入されたモデルになります。重さは370gと16ブラスト3500に比べて45g軽量化されており、より扱いやすいのが特徴です。ただ、一つ注意が必要なのが剛性です。軽量化に力を入れた18ブラストLTは、その分剛性が犠牲になっています。同じ名前を持ち、同じオフショア向きに分類されているリールですが、本格的なオフショアでは16ブラストを選んだ方が良いでしょう。18ブラストLT6000Dの性能を活かすには、ライトショアジギングや大型狙いのシーバスなどがおすすめです。

20ストラディックSW5000PGとの違い

20ストラディックSW5000PGは、シマノから販売されているオフショア向けのリールです。実売価格は25,000円前後と16ブラスト3500に比べて5,000円ほど高く、より年式も新しくなっています。HAGANEボディやHAGANEギアといったシマノの持つ技術が詰め込まれており、高い剛性と耐久性を発揮します。予算に余裕がある場合は、こちらを選ぶと良いでしょう

16ブラスト3500の良い点

安定感のある巻き上げ

16ブラスト3500は、アルミ製ボディの剛性やギアの耐久性から、安定感のある巻き上げ力を発揮します。青物であっても、ある程度の大きさなら楽に寄せてくることが可能です。オフショア向けのリールとしては低価格な部類に入りますが、十分快適に使っていける安心感があります。

力を入れやすいハンドル形状

16ブラスト3500のハンドルノブは、ラウンド型ものが採用されています。ラウンド型はT字のものに比べて力を入れやすく、抵抗の大きいルアーの使用や引きの強い魚とのやり取りでもストレスなくハンドルを回すことが可能です。リールによってはラウンド型のノブが初期装備に含まれておらず、購入後に交換する必要があることもあります。

16ブラスト3500の悪い点

ラインストッパーは廃止

これは人によってデメリットになる部分ですが、16ブラスト3500にはラインストッパーが搭載されていません。釣行後にリールを収納するタイミングや、洗浄するタイミングなど、何かとラインを固定しておきたい場面もあります。ラインストッパーの廃止には、ライントラブルの防止や剛性の低下を防ぐという意味がありますが、普段からラインストッパーを使用している方は注意が必要です。

重さが気になる

剛性を重視したオフショアリールにはつきものですが、重さはどうしても気になります。重量のあるリールは必然的に腕への負担が増えるため、長時間の釣行には向きません。ヒットの可能性を高めるためにも、投げ続けたいと思うのが釣り人の心理です。しかし重いリールを使用する場合は、しっかりとチャンスを見極め、一番可能性のあるタイミングに集中力を切らさないよう注意しましょう。

おすすめできる釣りのスタイル

16ブラスト3500は、オフショアでのジギングやキャスティングゲームにおすすめのリールです。剛性や耐久性に関しては申し分なく、安心して負荷の大きい釣りにも使っていけます。ただ番手はそれほど大きいものではないため、より本格的に大型の魚を狙う釣りではパワー不足です。中型の青物であれば問題ないでしょう。

他のリールが適したスタイル

大型の魚をメインに狙いたい場合や、ランガンを繰り返すショアでの釣りでは、他のリールが適しています。大型の魚を狙うにはより大きな番手のものを選び、ランガンする場合はある程度軽さも兼ね備えたものを選びましょう。もちろん16ブラスト3500も使用可能ですが、ストレスに感じる場面が増えてしまいます。

中型を狙うジギングやキャスティングに適した1台

今回はダイワの16ブラスト3500についてインプレッションしました。ソルティガ譲りの剛性や耐久性は、この価格帯のものとしては十分に評価でき、ジギングやキャスティングにも安心して使用可能です。ただし番手が小さいため、狙う魚は中型までを想定しておくことをおすすめします。より本格的に大型を狙いたい方の中で、16ブラストを検討している方は大きい番手選ぶと良いでしょう。

この記事を書いた人

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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