スピナーベイトは、人気の高いルアージャンルになるため、各メーカーからさまざま特徴を持った製品が登場しています。そのため、「一体どのスピナーベイトがおすすめなの?」「たくさんのスピナーベイトからどれを選べばいい?」など実績の高いおすすめスピナーベイトを知りたい方も多いでしょう。
そこで今回はスピナーベイトの選び方や具体的なおすすめ製品を一挙にご紹介します。また、スピナーベイトの正しい使い方やタックルセッティングについても解説するので、「これからスピナーベイトをはじめたい」という方はぜひ本記事をご覧ください。
スピナーベイトは、ワイヤー・ブレード・ヘッド・スカートの4つで構成されたルアーです。ブレードによるフラッシングとサウンド、スカートに生命感など多角的にバスへアプローチできるため、遠くからバスを惹きつけることができます。
また、スピナーベイトはシングルフックになるため、根掛かりがしにくく、カバーやストラクチャーエリアを巻いて攻略したい時にもおすすめと言えるでしょう。
「実績の高いおすすめのスピナーベイトを知りたい!」という方も多いと思いますが、おすすめのスピナーベイトはご自身のフィールド状況によっても大きく異なります。今回は、釣れるスピナーベイトの選び方についても紹介するので皆さんのフィールドに合わせてチョイスしてみてください。
釣果を高めるためのスピナーベイトの選び方は以下の4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは、どんなルアーにも欠かせないウエイトのチョイスです。スピナーベイトも他のルアー同様にさまざまなウエイトバリエーションが揃っています。
スピナーベイトのウエイトを選ぶ際は以下を基準に選んでみてください。
スピナーベイトで攻めたいレンジに合わせたウエイトを選びましょう。
スピナーベイトは、基本的に2つのブレードが付いている場合が多く、製品によってブレードの形状が異なります。
形状によってどんな違いが出てくるのか気になる方のために代表的な3つのブレード形状について紹介します。
ダブルウィローは、楕円型のブレードが2つ付いた一般的なスピナーベイトです。細長いブレードのため巻き抵抗が少なく、フラッシングが強いという特徴を持っています。巻き抵抗が少ないためスピーディーにフィールドをサーチしたい時にもおすすめです。
種類がことなる丸形ブレードと楕円形ブレードが付いたスピナーベイトです。オールマイティに使いやすく、強すぎず弱すぎないフラッシングが特徴となります。「どのブレード形状を選べばよいかわからない!」という方は、タンデムウィローからはじめてみるのがおすすめです!
円形のブレードが2つ付いたスピナーベイトです。巻き抵抗が非常に高く、強い波動によってバスをおびき寄せます。スローリトリーブでバスを狙いたいシーンや強波動で濁りの強いフィールドを攻略したい場合におすすめと言えるでしょう。
ブレードのカラーもスピナーベイトによってさまざまです。大きく分けると以下の4つのカラーが存在します。
ゴールドやシルバーは、フラッシングが強く濁りの効いたフィールドやカバー際での利用におすすめです。
一方で、フラッシングが抑えられるガンメタカラーは、アピール力が強すぎないことが特徴です。ハイプレッシャーフィールドやクリアレイク、晴天無風のシーンではスピナーベイトのフラッシングを嫌うバスも多く見受けられます。このような状況では、フラッシングが抑えられるガンメタブレードを選びましょう!
また、ブラックやチャートなどのカラーブレードは、フラッシング以外でスピナーベイトを目立たせたい時におすすめです。ローライトや夜釣りなどのフラッシングがあまり出せない状況でもアピール力を高めたい時にはカラーブレードを使いましょう!
スピナーベイトは、ヘッドやスカートのカラーも幅広く揃っています。フィールドの濁りやベイトの種類に合わせて最適なカラーをチョイスするのがおすすめです!
もし、どんなカラーを選べばよいかわからないという方は以下のカラーから選んでみましょう!
「実績の高いスピナーベイトを知りたい!」という方のために、おすすめのスピナーベイトを20個まとめてみました。どんなスピナーベイトを選べばよいかわからない方はぜひチェックしてみてください。
秦拓馬プロがプロデュースしたタイトアクションのスピナーベイトです。スピナーベイトと言えばアピール力の高さが魅力ですが、ドーンは弱波動の強すぎず弱すぎない絶妙なアピール力に設定されています。
そのため、スピナーベイトでは見切られてしまうようなクリアレイクやハイプレッシャーフィールドでもリアクション的にバスのバイトを誘うことが可能です。小規模フィールド〜ビッグレイクまでテンポよくバスをサーチしたい時にはドーンがおすすめと言えるでしょう。また、ドーンは『メガロドーン』や『スーパードーン』などサイズ展開の豊富さも魅力の1つです。
スーパーイラプションは、タンデムウィロータイプのスタンダードスピナーベイトです。コンパクトに設定されたボディによって野池や水路などの小場所でもストレスなく使うことができます。
また0.8mmのステンレスワイヤーを使用することで変形することが少なく、長持ちしてくれるのも嬉しいポイントです。スタンダードなスピナーベイトが欲しい方は、スーパーイラプションJr.をチョイスしましょう!
デラスピンは、ジャッカルの超コンパクトスピナーベイトです。スピニングタックルでの使用をメインとしており、子バス〜デカバスまでサイズ問わず攻略できます。
また、コンパクトだからこそ通常サイズのスピナーベイトでは口を使わないような賢いバスに対して高い喰わせ能力を発揮してくれます。価格は、1,000円ほどとコストパフォーマンスにも優れているため喰わせの切り札として持っておくのもよいでしょう。
おかっぱりに重きをおいたレイドジャパンからリリースされたスピナーベイトです。セミコンパクトなサイズ感で強すぎず弱すぎない絶妙なアピール力を発揮してくれます。
また、レベルスピンは水平姿勢を維持しやすい構造になっており、バスに対して違和感を与えにくいこともポイントです。野池やクリークなどの小規模フィールドにはレベルスピンがおすすめと言えるでしょう!
ハイピッチャーは、スピナーベイトの中でも特に長年愛されるロングセラーアイテムです。ブレード形状を見直すことで小中型スピナーベイトのなかでもトップクラスの超高速回転ピッチと強いバイブレーションを生み出します。
そんなアクション精度の高さからアピール力だけでなく、喰わせ能力にも長けたスピナーベイトと言えるでしょう。現在ではさまざまな派生モデルやウエイトが展開されており、フィールドのベイトやアピール力によって使い分けやすくなっています。
オリジナルのハイピッチャー特有のアクションを継承したままサイズアップした派生モデルです。オリジナルのハイピッチャーでは、アピール力が足りない激濁りやビッグレイクにおすすめと言えるでしょう。
また、ただ単にサイズアップするのではなくスカートの長さも見直し、ハイピッチャーの特徴である喰わせ能力を下げない工夫がされています。
エバーグリーンがリリースした名作スピナーベイトです。従来のスピナーベイトにはない、特徴的なワイヤー形状がデカバスを誘います。
ワイヤーが弱く、諸刃の剣であることが弱点ですが、その分デカバスを連れて来てくれるのがDゾーンの魅力です。とにかく最高峰のスピナーベイトが欲しいという方はDゾーンを使いましょう。
『スモールワームに釣り勝てるスピナーベイト』を目指して作られたコンパクトスピナーベイトです。小さいからこそ小魚にも虫にも見立てられる汎用性の高さが魅力です。
「スピナーベイトでとりあえず一匹釣りたい!」「スピナーベイトを使うのが苦手!」という方はDゾーンフライを使ってみましょう。
コンパクトなシルエットで数釣りからスレバスまで幅広い範囲に対応できるスピナーベイトです。巻き抵抗が軽いハイピッチブレードを採用し、スローロールでもしっかりブレードが回転してくれます。
そのためスピーディーなサーチだけでなく、ディープエリアをスピナーベイトでスローに攻めたい時にもおすすめと言えるでしょう。
2つのブレードに加えて、ラインアイ付近にスプリッターと呼ばれる縦型のブレードが付いています。このスプリッターが横揺れを発生させ、小魚が身をクネらせて泳ぐかのようなスカートアクションを生み出せることが特徴です。
また、アームから段差なく滑らかに繋がる先尖りのヘッド形状は、すり抜け力のアップとスイミング姿勢の安定性を実現しています。ビーブルは、タンデムウィローとダブルウィローの2種類がリリースされているため、アピール力やアクションによって使い分けてみましょう!
釣れるスピナーベイトとして長年愛され続けている『クリスタルS』はスカートとブレードの強いバイブレーションによってスレバスをおびき寄せる力を持っています。クリスタルSのブレードは、フラット面積が大きいことによる強いフラッシングと波動が釣れる特徴と言えるでしょう。
また、従来のスピナーベイトと比べて湾曲したワイヤーを装着することでバイブレーションを高め、バスのリアクションバイトを格段に高めています。
厳寒期の対デカバス攻略のために作られたスローローリング用のスピナーベイトです。従来のスピナーベイトは、スローに巻くとブレード回転しない製品も多いですが、クリスタルSスーパースローロールは、少しの水流でもしっかりロールするブレードが搭載されています。
厳寒期のワームすら喰わないニュートラル状態のバスをスピナーベイトで仕留めたい時にはクリスタルSのスーパースローロールがおすすめです!
青木プロがプロデュースしたどんな時でも絶え間なくバスにアピールできるスピナーベイトです。このスピナーベイトのおもしろい部分は可動式のアームを採用している点になります。
可動式のアームによってリトリーブ中だけでなく、フォール中も綺麗なブレードロールを生み出せます。どんな時にもバスへアプローチできるのがDスパイカーの魅力と言えるでしょう。
全国各地で使いやすいセミコンパクトサイズに設定することでサイズ、フィールド問わずに使えるスピナーベイトになっています。ブレード表面に凸凹加工を施すことでしっかり水を噛み、イレギュラーなフラッシングを生み出せます。
スタンダードなスピナーベイトに見えますが、喰わせ能力の高さも魅力のスピナーベイトです。
日本初のスピナーベイトメーカーとなったメガバスがトップトーナメントに勝つために作ったスピナーベイトです。見た目は通常のスピナーベイトですが、スイム姿勢への復帰力が高く、巻き始めや障害物周りでも綺麗に泳いでくれることが魅力となっています。
また、太さの異なる2種類のラバーを装着することで、トレーラーワームなしでも独特の生命感を生み出せます。
超コンパクトなスモールシルエットでありながら、ヘビーウエイトに設定されているため高いロングディスタンス能力が出せるスピナーベイトになっています。
また、スローロールでもしっかりアクションさせられるため、ディープエリアでのビッグバスゲームにも有効的なスピナーベイトと言えるでしょう。
コスパの良いスタンダードなスピナーベイトを探している方は、『スティーズスピナーベイト』がおすすめです。高品質でありながら1,000円ほどで購入できるため根掛かりを恐れずガンガン攻められます。
「スピナーベイトにこだわりがない!」という方はこちらのスピナーベイトからはじめてみましょう!
シマノのルアーシリーズである『バンタム』のスピナーベイトです。スズとタングステンのハイブリッド素材を使い、低重心化することで安定したスイミング姿勢を持続してくれます。
また、立ち上がりが早く、巻き抵抗が軽いブレードを搭載することでスピーディーに広範囲をサーチできるだけでなく、スローにボトムを攻めることも可能です。
バス釣り界のレジェンド『村田基』さんも使うウォーターランドのスピナーベイトです。スカートが固定されていないため、スカートの取り外しや付け替えなどのカスタマイズが容易になっています。
対デカバスに強い名作ルアーを量産するデプスがリリースしたスピナーベイトです。ラインアイからフックポイントまでが一直線になるように設計されているためフッキングのパワーロスが少なく、硬いデカバスの顎も簡単に貫通することができます。
ウエイトは3/8oz〜1ozまで幅広く揃っているため、ヘビーウエイトのスピナーベイトが欲しいという方はBカスタムがおすすめです!
スピナーベイトの使い方は大きく分けて3つあります。「ただ巻きだけしか知らない…」という方は、ぜひ他の使い方も覚えておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
スピナーベイトの王道的な使い方です。リトリーブスピードを変化させることで、さまざまなレンジを攻略することができます。スピナーベイトのただ巻きでバスを釣るポイントとしては、一定レンジを正確にキープしながらリトリーブすることです。
もし、どのレンジを引いているかわからないという場合は、一度ボトムまで完全に沈めてからリトリーブしましょう!また、数投ごとに攻めるレンジを変化させることで、バスの喰いやすいレンジを効率的に探ることができます。
バジングは、バズベイトのようにブレードを水面に出しながら巻く使い方です。バスのボイルが多発している状況やまずめ時など活性が高いシーンでおすすめになります。
また、スピーディーにシャローをサーチしたいという状況にも向いている使い方と言えるでしょう。バジングをする際には、1/4ozクラスの軽量スピナーベイトを使うと安定して水面を攻めやすいです!
ストラクチャーやインレッドなどの一級ポイントでは、スピナーベイトをフリーフォールさせるのも有効的です。スカートのフレアやフラッシングによってバスの捕食本能を刺激してくれます。
また、ただ巻きやバジングの途中で急にフリーフォールさせるなどの応用的な使い方もおすすめです。動いているルアーが急にフォールすることで喰わせの間を与えることができます。
スピナーベイトにおすすめのタックルセッティングについても紹介します。スピナーベイトは、シングルフックであるゆえにフッキングが決まりにくいことも少なくありません。
貴重なバイトをしっかり捉えるためにも、スピナーベイトを使う際はタックルにもこだわりましょう!
スピナーベイトのような『巻物ルアー』を扱う際には、全体が曲がり込むレギュラーテーパーのロッドがおすすめです。また、ロッドパワーはスピナーベイトのウエイトによっても異なりますがM~MHクラスのロッドが最適と言えるでしょう。
ロッドのレングスに関しては、フィールドの大きさによって調整してみてください。遠投がメインであれば7ft以上、中距離〜近距離では6ft台のロッドを使ってみましょう!
スピナーベイトを扱うのであればローギア〜ノーマルギアのリールがおすすめになります。スピナーベイトは、巻き抵抗が強いためハイギアでは一定速度でリトリーブしにくくなるのです。
安定したリトリーブを保つためにもギア比の低いベイトリールがおすすめと言えるでしょう。
スピナーベイトをどんなシチュエーションで使いたいかによっても最適なラインの太さは異なります。オープンウォーターであれば12~14LB、カバーやウィードを絡めたエリアであれば16~20LBで調整しましょう。
また、スピナーベイトはシングルフックになるため、確実にフッキングを決めたい方はフロロカーボンラインがおすすめとなります。
スピナーベイトに関するよくある質問をまとめてみました。もし気になる質問があれば事前にチェックしておきましょう!
それぞれ詳しく解説します。
スピナーベイトをスナップで使ってよいか悩む方もいるのではないでしょうか?毎回結び直すのは面倒くさいという方も多いですよね。しかし、スピナーベイトをスナップで使うとトラブルが多発する原因になります。そのため基本的には直結で使うのがおすすめです。
ただし、どうしてもスナップで使いたいという方はスピナーベイトのラインアイにOリングを取り付けましょう!
スピナーベイトは、フッキングを高めるためにトレーラーフックが市販されています。これからスピナーベイトを使う方の中には、「トレーラーフックって必要?」と疑問に思う方もいるでしょう。
トレーラーフックを付けることでフッキング率を高められますが、スナッグレス性を下げてしまうデメリットも存在します。そのためトレーラーフックのメリットデメリットを吟味した上で状況によって使い分けることが大切です。
スピナーベイトはハードプラグとは異なり、フックの交換ができません。そのためフックが錆びてしまうと最悪の場合買い替えが必要になります。
少しでもスピナーベイトを長持ちさせるためにもフックが錆びないようなケアをしておきましょう。
日常的にできるケアは以下の2つです。
どちらもすぐにできる対策になるので、スピナーベイトを長持ちさせるためにも実践してみてください。
今回はバス釣りの王道ルアーである『スピナーベイト』のおすすめ製品や選び方、使い方などを徹底解説しました。スピナーベイトはアピール力とスナッグレス性の両方が高いため、どんなフィールドにもなくてはならない存在です。
今回の選び方やおすすめ製品をチェックして最適なスピナーベイトを選んでください!
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