【バス釣り】ダウンショットリグを徹底解説!結び方やおすすめワーム、使い方など!
作成:2024.12.23更新:2024.12.23
目次
厳寒期やハイプレッシャーフィールドなどバスが口を使ってくれない時に重宝するリグが『ダウンショットリグ』です。ピンスポットを集中的に誘えるため、タフなバスに対しても口を使わせやすく、根掛かりの可能性も軽減してくれます。
今回はそんなダウンショットリグについて、フックの結び方やおすすめワーム、使い方などを細かく解説していきます。ダウンショットリグについて詳しく知りたい方はぜひ今回の記事をご覧ください。
【バス釣り】ダウンショットリグとは?
ダウンショットリグとは上記の画像のようにフックをライン上に結び、一番下にシンカーを装着したリグのことを指します。シンカーはボトムにつきますが、フックはボトムより少し上に置かれているため根掛かりが少なく、引っかかりやすい枯葉やゴロタエリアでも重宝してくれます。
また、ラインを揺らすようにシェイクさせることで、ワームだけをその場で動かす「1点シェイク」ができることもダウンショットリグの魅力と言えるでしょう。
ダウンショットリグの結び方(横アイの場合)
フックは縦アイ・横アイの2タイプがありますが、それぞれダウンショットリグの結び方が異なります。まずは、一般的な横アイの結び方を見ていきましょう!
①:通常よりもラインの切れ端を残してフックに結ぶ
②:シンカーを装着する方のラインを再度ラインに通す
③:15~25cmほどリーダーを取って、ラインの先端を玉結びを作る
④:シンカーを装着して完成
ダウンショットリグの結び方(縦アイの場合)
縦アイのフックは、リール側のラインとシンカー側のラインを分けて結ぶと真っ直ぐワームをセッティングできます。
①:ラインとフックを結ぶ
②:リーダーとフックを結ぶ
③:好みの長さに合わせてラインの先端に結び目を作る
④:シンカーを装着して完成
バスが釣れるダウンショットリグの使い方
ダウンショットリグはシェイクで使うという方が多いですが、実はシェイク以外にもたくさんの誘い方があります。バスの状態やフィールドの状況に合わせて使い分けてみましょう!
- 使い方①:1点シェイク
- 使い方②:スイミング
- 使い方③:ズル引き
- 使い方④:しゃくり上げ
それぞれ詳しく解説していきます。
使い方①:1点シェイク
ダウンショットリグの最もスタンダードな使い方です。シンカーを固定してその場でワームを動かすことができるため、バスが溜まっていそうなインレッドや橋脚、カバー際などさまざまな場面で有効になります。
1点シェイクのコツとしてはラインを叩くようにシェイクすることです。ラインを揺らすことを意識するとワームだけを小刻みに動かせます。
使い方②:スイミング
シャッドテールワームやグラブテールワームなどで有効なのが、ダウンショットリグのスイミングです。高いレンジキープ力を活かして一定レンジを引きやすいのが魅力と言えるでしょう。
使い方③:ズル引き
スイミングよりもスローに中層〜ボトムを誘いたい時にはダウンショットリグのズル引きもおすすめです。スイミング同様に一定レンジをキープしながらワームを操れます。
ワームを引くレンジはシンカーの位置を変えることで微調整してみましょう!
使い方④:しゃくり上げ
ワームをしゃくってフォールを繰り返す使い方もダウンショットリグと相性が良いです。しゃくり上げによるキレのある動きとフォールのナチュラルアクションによってリアクション的にバイトを誘えます。
1点シェイクやズル引きなどの見せて喰わせる釣りが通用しない時にはしゃくり上げで無理やり口を使わせてみましょう!
【バス釣り】ダウンショットリグにおすすめのワーム16選
ダウンショットリグと相性が良いワームを集めてみました。どんなワームがダウンショットリグに効果的かわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
【ハイドアップ】旧コイケ
ウニのように中心から複数の『毛』が伸びているこれまでにない特殊なワームです。ダウンショットリグのチョン掛けセッティングと相性が良く、シェイクでは、全身を揺らすような高い生命感を生み出せます。
これまであまり見ない特殊なシルエットと『毛』のアクションによってハイプレッシャーフィールドのバスにも口を使わせやすいことが特徴です!人気過ぎて品薄状態が続いていますが、釣具屋さんで見かけた時にはぜひ試していただきたいワームです。
【ハイドアップ】コイケ-F
オリジナルの旧コイケをエラストマー素材にしたモデルです。フローティングになるためダウンショットリグでは常に中層を漂わせることができます。
そのためシェイクはもちろん、放置するだけでも微かな水流でパーツを動かせることが特徴です!
【一誠】ビビビバグ
エビやザリガニなどの甲殻類をイミテートして作られた一口サイズのワームです。形、大きさが異なる複数のパーツがそれぞれ複雑に動き、バスへアプローチしてくれます。
また、ボディに深めのスリットが設けられており、アクション時に微振動を生み出してバスを誘えるため、喰わせ能力も非常に高いことが魅力と言えるでしょう。ダウンショットリグと組み合わせることで数釣りも楽しめる反則級のワームです!
【一誠】スパテラ
バス釣りの最強ワームとの呼び声も高いほどに釣れるストレートワームです。テールに付けられた上下非対称のパドルパーツがシェイクやスイミングで水を押し、独特なプロップアクションでバスを誘います。
ダウンショットリグでは、ヘッド部分にマス針ちょんがけで使ってみてください。どんなアクション方法にも対応する最強のダウンショットワームです!
【レイドジャパン】2way
2つの虫がくっ付いたようなシルエットが魅力の虫系ワームです。ダウンショットリグでは、ワームの中央にマス針をちょんがけして使います。シェイクを加えることで2つの虫がくの字に折れ曲がってパワフルかつ繊細にアピールしてくれます。また、ボディについた複数のパーツによって虫や甲殻類のような生命感を生み出せるため、アピール力だけでなく喰わせ能力も高いワームと言えるでしょう。
【レイドジャパン】リトルスイーパー
ダウンショットリグに特化して作られたリアルフィッシュ系ワームです。特にダウンショットの1点シェイクを得意としており、綺麗にロールする動きはまさに弱ってボトムを徘徊する小魚そのものです。
リトルスイーパーのヘッド部分にはマス針をホールドする突起が付いており、針先を隠してスナッグレス性を高めたセッティングも可能です。
【ボトムアップ】スクーパーフロッグ
「ダウンショットリグにカエル系ワーム!?」と疑問に思う方もいると思いますが、水を強くキックするレッグの動きは、ボトムのバスも違和感なく魅了することができます。
開発者の川村光太郎プロは、厳寒期のバスに効くセッティングとしてスクーパーフロッグのダウンショットリグを挙げており、ニュートラル状態のバスをも魅了する喰わせ能力を持っています。また、素材はエラストマーで作られているため、強めに竿を振っても外れにくいという経済的なメリットもポイントです!
【ボトムアップ】M.P.S
ボトムで小刻みにワームを動かす『マイクロピッチシェイク』用に開発された喰わせ特化ワームです。多彩なパーツが異なるリズムで震え合うように設定されており、疑うことなくバスが口を使ってくれます。
ダウンショットリグでは、水平姿勢をキープできるようにボディの比重が調整されているため、よりロッドアクションが伝わりやすくなっています!
【ディースタイル】ディーワン
ディーワンは稚魚のようなコンパクトボディが特徴のワームです。ロッドアクションに対して忠実かつ敏感にボディーが反応し、シェイクの強さによってアクションの強弱も変化させることができます。
また、しゃくり上げでは、厳寒期のバスをリアクション的に誘えるため、冬のバス釣りになくてはならない存在と言えるでしょう!
【ディースタイル】デューバ
カニのように両サイドに複数のパーツが伸びた虫系ワームです。ダウンショットリグでは、ワーム中央にマス針を装着して使います。触覚を繊細に動かすというよりもメリハリのある動きが特徴的なワームです。
瞬間的に動かしてエビやカニなど甲殻類系に寄せたり、吊るす事で虫に見せたりと状況に応じてさまざまなベイトにイミテートしてくれます。
【ディースタイル】フーラ
リーチ形状のコンパクトなフィネスワームです。刺した方向によって動きが変化し、縦刺しではボトムをフラフラと泳ぐ小魚のナチュラルアクションを演出できます。
一方で、横刺しでは水を大きく孕むパワフルな動きを生み出します。それぞれシチュエーションによって使い分けられるのがフーラの魅力です!
【ケイテック】スイングインパクト
スイングインパクトは、ナチュラルアクションが特徴のシャッドテールワームです。全身にリブが付けられており、強い波動でバスを誘います。
また、独自のイカフレーバーを配合することでバスが口を使っても離しにくく、匂いと味でもバスを誘ってくれます。一袋500円台で買えるコストパフォーマンスも魅力のワームです!
【ケイテック】カスタムリーチ
カスタムリーチは、チョン掛け専用に作られたダウンショットワームです。ジョイント構造のように作られた全身にリブによって少しのロッドアクションでも艶めかしく全身をくねらせます。
小魚や白魚がナチュラルに泳ぐ姿を演出したい時にはカスタムリーチのダウンショットリグががおすすめです!
【O.S.P】サイコロラバー
サイコロのような四角形のワームに複数のラバーが取り付けられた虫系ワームです。小粒のシルエットでありながら、大きな水押しを発生させ瞬間的に移動するサイトのテクニック「逃がし」アクションが生み出しやすくなっています。
ハイプレッシャーフィールドやクリアレイクなどタフなバスを攻略したい時には、最強のウェポンと言えるでしょう!
【ジャッカル】フリックシェイク
ビギナーからベテランまであらゆるアングラーの信頼が熱いロングセラーアイテムです。ストレートワームにあえてカーブを付けるという発想から生まれる艶めかしいロールアクションは、スレたバスに対しても非常に効果的となります。
ダウンショットリグでは、ワーム中央にチョン掛けして使ってみてください。1点シェイクでは、全身を大きく震わせるような生命感がある動きを演出できます!
【エバーグリーン】アイマッチョ
ダウンショットリグでの使用を考えて作られたI字形ワームです。鍛え上げられた筋肉のように盛り上がったフォルムは、バスの捕食本能を強く刺激します。
ロッドで強くアクションを加えるよりも放置やズル引きなどで効果を発揮するダウンショットワームです!
ダウンショットリグにおすすめのタックル
ダウンショットリグは、シェイクのしやすいタックルを組み立てるのがおすすめです。以下では、ロッド・リール・ラインに分けてダウンショットリグに最適なタックルを解説していきます!
ロッド
ダウンショットリグのようなロッドアクションが主体のリグでは、穂先だけが曲がりやすいファストテーパーのロッドを選ぶのがおすすめです。また、ロッドを軽く振るだけで竿先が揺れるような柔らかいロッドを使うことでよりワームのナチュラルアクションを演出できます。
リール
リールは、ラインスラッグを巻き取りやすいハイギアのリールを選ぶようにしましょう。また、長時間ロッドアクションを加えるライトリグの釣りでは、できるだけ軽いリールを選んでみてください。
ライン
ラインは、水に沈んで水中に溶け込むフロロカーボンラインがおすすめです。ワームのサイズやシンカーウエイトにもよりますが、細いフロロラインを選ぶことでよりワーム本来の動きを演出しやすくなります。
ダウンショットリグの結び方やおすすめワームを覚えておこう!
バス釣りでよく使われるダウンショットリグは、スレバスを仕留める最終ウェポンです。正しい結び方やおすすめワーム、使い方をしっかり覚えておきましょう!
記事中の紹介グッズ一覧