【バス釣り】ビッグベイトに最適なタックルを解説!ロッド・リール・ラインはどのように選ぶ?
作成:2025.01.12更新:2025.01.13

目次
ビッグベイトはその名の通り重くて大きなルアーを指します。そんなビッグベイトでビッグバスを釣るのは、釣り人にとってロマンとも言えるでしょう。
しかし、ビッグベイトを使うには専門のタックルが必要になる場合が多いです。そこで今回はビッグベイトに最適なタックルセッティングについて『ロッド・リール・ライン』に分けて紹介していきます。
タックルの選び方と具体的におすすめのモデルを解説するので、これからビッグベイトでの釣りに挑戦したいという方はチェックしてみてください。
ビッグベイトとは?

ビッグベイトはその名の通り大きなルアーのことを指します。特に何mm以上、何oz以上という決まりはありませんが、1oz以上のルアーを総じてビッグベイトと定義して良いでしょう。
近年では、ジョイント構造のモデルやビッグスイムベイトなど幅広いタイプがリリースされています。
ビックベイトタックルの選び方【ロッド編】
まずは、ビッグベイトに最適なロッドの選び方について解説していきます。ロッドは以下の3項目をもとに選んでみてください。
- 選び方①:テーパー
- 選び方②:レングス
- 選び方③:ロッドパワー
それぞれ詳しく解説していきます。
選び方①:テーパー

テーパーとはロッドの曲がり具合のことを指します。テーパーによってロッドの操作感や使いやすいルアーが変わることを覚えておきましょう!
ビッグベイトでよく使われるテーパーは『レギュラーテーパー』『ファーストテーパー』の2つです。それぞれどんなビッグベイトに適しているのか以下で詳しく解説します。
①:レギュラーテーパー
レギュラーテーパーは、バットからティップまで全体的に曲がり込むテーパーです。そのため巻ものでのバイトをはじきにくくなります。
ビッグベイトを巻いて使いたい方はレギュラーテーパーのロッドを選ぶとタックルバランスが良くなるでしょう!
②:ファーストテーパー
ファーストテーパーではティップが曲がり込むテーパーです。そのため操作するルアーやワームが使いやすくなります。
ビッグベイトをドッグウォークやジャークなどのロッドアクションで使いたい方はファストテーパーのロッドを選びましょう!
選び方②:レングス

レングスはロッドの長さのことを指します。ビッグベイトに最適なタックルのレングスは、フィールドによって異なります。
野池や河川などの小規模フィールドでは、6ft台の短いロッドのほうが取り回しがしやすいです。一方で、ダムや湖などのビッグレイクで遠投したいときには7ft以上のロングレングスロッドを選びましょう!
選び方③:ロッドパワー

ロッドパワーはビッグベイトのウエイトによって異なりますが、H(ヘビー)以上のロッドを選ぶ必要があります。
ビッグベイトにおすすめのロッド7選

ビッグベイトにおすすめのロッドを7モデル厳選してご紹介します。
【シマノ】エクスプライド
エクスプライドは、2万円台で買えるスタンダードなバスロッドです。コストパフォーマンスが高いロッドでありながら、カーボンモノコックグリップやハイパワーXなどの独自技術がふんだんに盛り込まれています。
ビッグベイト用のタックルとしては、『166XH-SB』『169H』の2つがおすすめです。ビッグベイトには挑戦したいけどそこまで高いタックルを購入したくないという方はエクスプライドがおすすめです!
【シマノ】ワールドシャウラ
ワールドシャウラは、バスだけでなくソルトや怪魚まで幅広い魚に対応したフリースタイルロッドです。粘り強いブランクスと遠投性能の高さが魅力で、ビッグベイトでのルアーフィッシングにも最適なロッドになっています。
また、ほどよいロッド重量を残しているため、ビッグベイトのような重量級のルアーを安定して扱いやすいと言えるでしょう。
バス釣りのビッグベイトタックルには、『1704R-2』『1754R-2』がおすすめです!
【ダイワ】スティーズ
スティーズはバス釣りの各リグ・ルアーに対応した専用の番手が揃うダイワのフラッグシップモデルです。AGSガイドやAWS、SVFなどのダイワの最新技術をふんだんに使い、ルアーのポテンシャルを最大限まで高められるように作られています。
ビッグベイト用のタックルとしては、『C74MH+』『C72H-SV-AGS』を選ぶのがおすすめです!
【アブガルシア】アウトサイダー
青木大介プロがビッグベイト用としてプロデュースしたベイトロッドです。レングスとロッドパワーの異なる4本がラインナップされており、どんなシチュエーションでも対応できるように作られています。
ロッド重量やグリップデザインまで最適化された最高峰のビッグベイトロッドと言えるでしょう!
【デプス】サイドワインダー
ビッグバスを仕留めるために作られたサイドワインダーは、ビッグベイトを超えたマグナムベイトまで扱えるように設計されたモデルです。パワーとトルクの両立から割り出したコンポジットブランクスや剛性・高感度を起点にセレクトされた独自のガイドシステムなど細部までこだわっています。
【デプス】ヒュージカスタム
ヒュージカスタムは、記録級のビッグバスにとどまらずあらゆる巨大魚をターゲットとして開発された怪魚ロッドです。感度よりもパワー、軽さよりもトルクを求めたパワーブランクスによってビッグバスに対して主導権を握らせずにファイトできます。
ラインナップにはマルチピースも用意されているため、ビッグベイトで日本以外の魚を狙うことも可能です。
【メガバス】デストロイヤーF6-66X
デストロイヤーはテンション(張り)×トルク(粘り)×レングス(長さ)が最適化され、重量級のルアーを使いやすく設計されています。適正ウエイトは3/8oz〜2ozに設定されており、ほとんどのビッグベイトを容易に使いこなすことが可能です。
また、レングスは6.6ftに設定されており、小規模野池からビッグレイクまで幅広いフィールドに適応できます!
ビッグベイトタックルの選び方【リール編】
まずは、ビッグベイトに最適なベイトリールの選び方について解説していきます。ベイトリールは以下の3項目をもとに選んでみてください。
- 選び方①:糸巻量
- 選び方②:ギア比
- 選び方③:ブレーキ性能
- 選び方④:リール重量
それぞれ詳しく解説していきます。
選び方①:糸巻量

ビッグベイトは20LB以上の太いラインを巻く必要があるため、20LB-80m以上が巻ける糸巻量が多いベイトリールを選ぶのがおすすめです!
選び方②:ギア比

ビッグベイトに最適なベイトリールのギア比は、ビッグベイトの種類や使い方によってことなります。巻きでビッグベイトを使いたい方は、ノーマルギア(6~7:1)を基準に選んでみましょう!一方でジャークやドッグウォークなどのロッドアクションが主体の場合はハイギア(8〜9:1)を選ぶのがおすすめです。
選び方③:トラブルレス性

ビッグベイトは、空気抵抗が大きくキャストが難しいというデメリットがあります。そのためバックラッシュしにくいベイトリールを選ぶのがおすすめです。
シマノであれば『DCブレーキ』、ダイワであれば『SVスプーン』などバックラッシュに強いリールを探してみましょう!
選び方④:リール重量

通常バス釣りでは軽いリールを求められがちですが、ビッグベイトははある程度重量があったほうが、リトリーブやキャストが安定します。
そのため200〜250gくらいのベイトリールを選ぶのがおすすめです!
ビッグベイトにおすすめのベイトリール7選

ビッグベイトにおすすめのベイトリールを7モデルを厳選してご紹介します。
【シマノ】スコーピオンDC
スコーピオンDCは30,000円ほどで買えるハイコスパのDCブレーキ搭載リールです。リーズナブルでありながらDCブレーキだけでなく、マイクロモジュールギアやマグナムライトスプールなどの独自技術も搭載され、巻き心地や剛性といったフィーリングにも目を向けて作られています。重量級ルアー用のトラブルレス性が高いベイトリールをリーズナブルに購入したいという方はスコーピオンDCがおすすめです!
【シマノ】アンタレスDC MD
アンタレスDC MDは重量級ルアーの使用を考えて作られた高剛性なベイトリールです。20LB-100mのMGLスプールを搭載し、低慣性化されることで遠投だけでなく近距離でもストレスなくビッグベイトを扱えます。
また、DCブレーキは4種類の内部ダイヤルと8段階の外部ダイヤルによって32通りのブレーキを調整でき、オートマチックでありながら細かいブレーキ調整が可能です!
【シマノ】カルカッタコンクエスト 200
カルカッタコンクエストは丸形リールの最高峰です。ゴールドの高級感のあるデザインと金属ボディの剛性感が魅力と言えるでしょう。
巻き取りのパワーや巻き心地のよさに定評で、リップ付きビッグベイトやマグナムクランクなどの巻き抵抗が大きなルアーを巻く際に最適です!200番では糸巻量が20LB-100mになるためビッグベイトを安心して扱えます。
【ダイワ】リョウガ
リョウガはスタイリッシュなデザインの丸形リールです。フルメタルで作られたボディによって剛性感が高く、カルカッタコンクエスト同様に抵抗が大きなビッグベイトに最適と言えるでしょう。
また、水中での巻き感度を重視して設計されており、ルアーの動きや水中の障害物を鮮明に把握できることもポイントです!自重は255gと現代のベイトリールの中では重いですが、ビッグベイトには強い安心感をもたらしてくれます。
【ダイワ】IMZ リミットブレイカー TW HD-C
IMZリミットブレイカーはダイワアプリと連携し、機能を広げられる次世代のベイトリールです。スプール回転を検知し、ブレーキ力をデジタル制御するブレーキシステムによって高いトラブルレス性を実現しています。
ビッグベイトをストレスなく遠投して使いたい方はIMZリミットブレイカーがおすすめです!
【アブガルシア】レボ・ビースト
ブラックバスのビックベイトゲームや雷魚からナマズなどのあらゆるビッグフィッシュを仕留めるために生まれたヘビーバーサタイルなベイトリールです!
ナイロンライン30Lbを100m巻ける余裕の糸巻き量によってビッグベイトだけでなく、規格外のマグナムベイトにも対応しやすくなっています。ビッグベイトの中でも3ozを越えるような重量級のルアーを扱いたい方はレボ・ビーストを強くおすすめします!
【アブガルシア】ロキサーニ パワーシューター
10,000円後半で購入できるリーズナブルなヘビーバーサタイルリールです。長めのパワーハンドルが付いていることで、巻き抵抗が大きなリップ付きビッグベイトやスピナーベイトも楽にリトリーブできます。
ボディは頑強デュラメタルフレームを採用し、内部のメカをしっかりと固定してるため強引なファイトや負荷がかかるビッグベイトの遠投にもおすすめできるモデルです!リーズナブルにビッグベイト専用タックルを揃えたい方はロキサーニのパワーシューターモデルを選んでみましょう!
ビッグベイトにおすすめのラインを厳選

ビッグベイトは、ルアー自体の重量が重いため、強引なファイトやキャストに耐えられるように20LB以上の太いラインを使う必要があります。
また、ラインの種類はフロロカーボンとナイロンをビッグベイトによって使い分けてみてください。
- フロロカーボンライン:ロッドアクションを加えるビッグベイトゲーム
- ナイロンライン:巻きもの主体のビッグベイトゲーム
ビッグベイトにおすすめのタックル|まとめ

今回はビッグベイトにおすすめのタックルセッティングを『ロッド・リール・ライン』に分けて解説してみました。ビッグベイトでデカバスをキャッチすることは、バスアングラーにとってロマンと言えるでしょう。
しかし、ビッグベイトを扱うにはそれなりにパワーのあるタックルが必要になります。これからビッグベイトゲームに挑戦したいという方は今回記事をもとにタックルを組み立ててみてください。
記事中の紹介グッズ一覧