バス釣りの濁り攻略法を解説!どんなルアーでどんな釣り方をすれば良い!?

作成:2024.07.15更新:2024.07.15

バス釣りでは、雨や田植え、季節の変化などで強い「濁り」が発生することもあるでしょう。
「フィールドが濁ればバスが釣りにくくなってしまう」と考える方もいると思います。この考え方は、半分正しく、半分間違いです。
バス釣りでは、アングラーの味方となる「濁り」も存在します。今回は、バス釣りの濁りについて良い濁りと悪い濁りの条件や濁りの攻略方法、おすすめルアーなどをご紹介します。
フィールドの濁りに苦手意識がある方は、ぜひ今回の記事をご覧ください。

バス釣りにおいて「濁り」は敵なのか?味方なのか?

上記でもお伝えしましたが、バス釣りにおいて「濁り」は良い濁りと悪い濁りの2つに分かれています。
では、一体どのような濁りがアングラーの味方となるのでしょうか?今回は、アングラーの「味方になる濁り」と「敵になる濁り」の2つを解説していきます。

バス釣りでアングラーの味方となる「濁り」

アングラーの味方となる良い濁りは以下の2つになります。

雨による適度な濁り

雨によってフィールドが濁ることも少なくないでしょう。水が濃いカフェオレ色のように強い濁りになっていない場合、バスの活性が高く比較的釣りやすくなります。
流れ込みやカレントなど、流れのあるスポットを積極的に狙っていくことがこちらの濁りを攻略するのに有効です。

光合成による濁り

水中植物の光合成によって緑色に濁ることもあります。このような状況は、水中に酸素が行き届きやすく、バスの活性が高まります。
しかし、植物プランクトンが活性化しすぎると、アオコと呼ばれるとろみの付いた強い緑色になってしまうこともあるため注意が必要です。

バス釣りでアングラーの敵となる「濁り」

アングラーの敵となる悪い濁りは以下の3つになります。

激しい大雨によるカフェオレ色の濁り

台風後の川のように、濃いカフェオレ色になってしまうとバスも口を使ってくれません。
もし、このようなフィールドに出くわしてしまったら、あまり時間を掛けずにポイントを移動しましょう!

ターンオーバー

ターンオーバーとは、ボトムの水温とシャローの水温の変化により、上下の水がかき混ぜられ、下に溜まった泥や砂が水質を悪化させます。
秋から冬にかけて起こりやすい減少で、その水温の変化からバスの活性が下がってしまうのです。

田んぼの代かき

田んぼに水を供給している野池などに起こりやすい濁りです。田んぼから流れてくる水には農薬が含まれていることも多く、バスの活性を下げる原因となります。

バス釣りで濁りを攻略する方法

フィールドの濁りは、バスの視界が悪くなるためアプローチ方法を工夫する必要があります。以下では、濁りに対して、どのような攻略方法が最適なのか?を解説します。

    
  • サウンドでバスにアプローチする
  • ルアーのサイズとカラーを見直す
  • ルアーのフラッシングを利用する
  • いつもよりタイトかつスローに攻める 

それぞれ詳しく見ていきましょう!

サウンドでバスにアプローチする

濁りの強いフィールドでは、ラトルやペラ、ブレードなどのギミックを使って、サウンドでバスにアプローチするのが効果的です。近年では、ラトル音を重視したルアーも数多く存在していますので、濁りの強いフィールド用に購入してみるのがよいでしょう。

ルアーのサイズとカラーを見直す

ルアーのカラーとサイズを調整して、アピール力を高めることも濁りを攻略する上で重要です。当たり前の話ですが、ルアーサイズを大きくし、視認性の高いカラーを使えば、バスが気が付いてくれる確率も高まります。
濁りの激しいフィールドでは、バスからの視認性を意識したルアーセレクトを心がけましょう!

ルアーのフラッシングを利用する

ルアーの中には、ブレードや塗装によってフラッシングを生み出すモデルが多数存在します。濁りが激しく視認性が悪い時こそ、ルアーのフラッシングを利用しましょう!
特に、日差しが強い状況では、一瞬のフラッシングによってバスの捕食スイッチがオンになることも少なくありません。

いつもよりタイトかつスローに攻める

濁りによってバスがルアーを追い切れないこともあるでしょう。このような状況では、より障害物をタイトかつスローに攻めることもポイントになります。
クリアなフィールドでは、見切られてしまうようなシチュエーションでも、濁りが入ることで、バスの視認性が低下し、口を使ってくれることもあるため、「いつもよりもタイトかつスローに攻める」ことは意識しましょう!

【バス釣り】濁りに強いおすすめのルアージャンル

濁りに強いルアージャンルについてもおさえておくと、現地で迷わずにローテーションができます。
「濁りの強い時にはどんなルアーを使えば良いんだろう?」と気になる方は、以下6つのルアーから選んでみましょう。

    
  • バド系
  • 羽根モノ
  • チャターベイト
  • スピナーベイト
  • クランクベイト
  • ロングワーム
それぞれ詳しく解説します。

 

濁り攻略に強いルアー①:バド系

 
レイドジャパン

へドンのビッグバドを筆頭に人気が爆発したルアージャンルです。大きな波動と金属が接触する音によって濁りのなかでも効率よくバスを誘い出します。ただ巻きやドッグウォークなど様々な使い方ができ、点でも線でも誘える出しどころが多いルアーです。
アピール力はクランクベイトの上位互換と言っても良いため、特に濁りが強い状況で使ってみましょう!

濁り攻略に強いルアー②:羽根モノ

2つのウイングがサイドに付いた大きな虫系ルアーです。ウイングが周りの水を攪拌して、強いアピール力と喰わせ力を発揮してくれます。
近年では、喰わせ重視のナチュラルアクションに軸を置いた羽根モノもリリースされていますが、濁りの強いフィールドでは、アピール力が高いインパクト重視の羽根モノを選ぶようにしましょう!

濁り攻略に強いルアー③:チャターベイト

チャターベイトは、ラバージグにブレードが付いたルアーを指します。ブレードによるフラッシングや金属音、スカートなどによって多角的にバスへアプローチすることが可能です。
障害物が多い・濁りが強いフィールドとマッチするルアーとなっており、トレーラーワームによっても、アピール力を変化させられます。

濁り攻略に強いルアー④:スピナーベイト

スピナーベイトは、ブレードとスカートによる強い波動とフラッシングでバスへアピールします。大雨後など濁りが激しく、流れも強いスポットには、流れの中でも安定してスイミングするスピナーベイトをチョイスしましょう!

濁り攻略に強いルアー⑤:クランクベイト

クランクベイトも、濁りの強いフィールドで有効になります。強い波動によって、遠くからもバスを寄せてくることが可能です。濁りの強いスポットは大きめのクランクベイトをチョイスしてみましょう!

濁り攻略に強いルアー⑥:ロングワーム

視認性が低い濁った状況でも、繊細な誘いをしたい時には、ロングワームを投入してみましょう!ロングワームは、アピール力を高めつつ、喰わせ能力も高いワームとなります。
賢いバスは濁りの中でも、バイト直前で見切ることも少なくありません。そのような状況には、喰わせ能力も重視したロングワームがおすすめです!

【バス釣り】濁り攻略に強いカラー4選

上記では、濁りに強いルアーについてお伝えしましたが、濁りの強いフィールドでは、カラーチョイスも重要です。以下では、濁りの中でとくに実績の高いおすすめのカラーを4つご紹介します。

  • ブラック系
  • ピンク系
  • ライム系
  • タイガー系


それそれ視認性が高く、ハイアピールなカラーとなりますので、状況に応じてローテーションしてみるのがおすすめです!

バス釣りの濁りはデカバスを騙せるチャンスに!

今回は、バス釣りで誰もが経験するフィールドの「濁り」について解説しました。結論から言えば、濁りは「良い濁り」と「悪い濁り」にわかれています。
それぞれの特徴をおさえて、濁りに対して最適な攻略方法を繰り返せば、いつもよりも簡単にデカバスをキャッチできるかもしれません!

    
  • サウンドでバスにアプローチする
  • ルアーのサイズとカラーを見直す
  • ルアーのフラッシングを利用する
  • いつもよりタイトかつスローに攻める 

「濁りが強い」からと言って毛嫌いせずに、攻略方法を模索していきましょう!

 

この記事を書いた人

バス釣り一筋丸10年
木村玄

 バス、たまにうなぎ、巻物、サイトフィッシング、フィネス、霞ヶ浦・北浦 野池・川・ダム(茨城県)

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